電子書籍
風景描写がいい
2018/11/25 13:21
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:冬蜜柑 - この投稿者のレビュー一覧を見る
海沿いの街で起こる殺人事件。29年ぶりに出会う幼馴染達。
能登半島を舞台に映画化もされたようだが、そちらは未見。
原作では札幌、そして銭函という海沿いの街が舞台。
読みやすくて面白い。最後は少しだけ感動。
電子書籍
札幌周辺に土地勘があってこそ
2017/05/28 21:03
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おちゃめ人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
10年ほど前まで札幌に住んでいました。この小説の舞台は札幌とその近郊。銭函、星置、石狩湾新港、江別、新川通に国道337号。
描かれる舞台、そしてその雰囲気を感じながら楽しむことができました。
紙の本
古い記憶が甦る
2022/11/24 18:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
「見てから読むか、読んでから見るか」だったか。本書を原作とする映画が封切りされるときにそんなキャッチフレーズだった気がする。
映画もどこか古風な感じのする作品だったが、それもそのはず、もともとは脚本家である作者が、十数年前に脚本として書いたものだったそうだ。それが時をへて映画化され、本書はそのノベライズ的な小説なので(映画とは舞台となった場所などが違うが)、小説としてはライトな感じがしてしまうのかもしれない。
投稿元:
レビューを見る
二〇〇六年三月、王貞治監督率いる日本代表は、第一回ワールド・ベースボール・クラシックで世界の強豪と激戦を演じていた。同じ頃、北海道警察本部刑事部捜査一課の四方篤は、すすきののラーメン店で、野球仲間だった川端悟と二十九年ぶりの再会を果たす。川崎市在住の川端は、金策のため北海道にやって来たという。その翌々日、小樽市郊外の臨海部で川端悟の刺殺死体が発見された。彼は死の前日、娘との電話で「懐かしい人たちに会った」と言い残していた。四方は、容疑者として浮上した人物もまた、古い友人であることを知る―。超大型映画「追憶」原作小説!
投稿元:
レビューを見る
2006年3月、北海道で起きた殺人事件。その事件にかかわった三人の少年。29年後、三人は殺人事件の被害者、容疑者、刑事として再会する。映画の原作。予告編を見たので、篤は岡田君、啓太は小栗君、悟は柄本君で脳内イメージしました。29年間秘密を抱えて苦しみ続けた篤と啓太。悟からは二人ほどの気持ちが感じられなかったのは見ていただけだからかな。三人の小学生を「母親」として受け入れた涼子さんと、涼子さんを支え続けた山形さんのことももう少し知りたかったな。映画楽しみです。
投稿元:
レビューを見る
話題の映画化原作、初めての青島武。
ひと夏の家出経験で繋がり、秘密を共有した三人の少年のその後に起きる殺人事件。成長し刑事となった少年の苦悩と捜査を描いています。
正直言います。
文庫で200ページ・・・ミステリとしても人間ドラマとしても、薄いです。特に犯人、ってかミステリの部分に関しては、ちょっとした禁じ手感もあり・・・それが残念です。
ま、ライト感覚のミステリとわかって読む分には、悪くないですが・・・
投稿元:
レビューを見る
面白かった。悲しかったけど、面白かった。
小説を先に読んでしまったけど
映画も見てみたいと思えるキャステング
舞台が、小樽、札幌、江別と目に浮かぶ場所というのも
小説を読んでいて、面白かったところでもある
先が気になって、あっという間に読んでしまったけど
丁寧に、淡々と、描いている小説だったと思う
投稿元:
レビューを見る
2017年に映画化された原作。主人公の刑事 四方篤は、子供の頃、母親に捨てられ、ふと小樽近くの小さな駅に降り立つ。そこで出会う似た境遇の啓太と悟。この3人を暖かく世話してくれた喫茶店の店主、涼子。しかし、この4人の生活は長く続かない。涼子の昔の男が突然やってきて、居座り暴力を振るう。その男を3人で殺してしまうが、涼子が罪をかぶる。それから、約30年。3人は別々に、心に罪の意識や家族に恵まれない辛い気持ちを抱えながら生きていた。しかし、悟が殺される事件が発生し、再び交わる運命。そして、篤は今の涼子に行き着き、出会い、心に抱えたものが少しずつ溶けていく。暗い気持ちになるシーンから始まるが、事件の真相に近づくにつれ、篤の心が少しずつ変わっていく様子が感じられた。そして、妻に淋しさを打ち明け、家族としてお互いを包むことに前向きに進もうとし始める終盤に向けて、暖かな気持ちにさせてくれる。
投稿元:
レビューを見る
岡田准一主演の映画原作。
家庭に問題を抱えた三人の少年・アツシ・ケイタ・サトシがある夏に出逢う。三人を優しく受け入れてくれた涼子。つかの間の幸せを三人はそこで過ごすが、その日々は長く続かなかった。ある事件が起き、仕方なく、元の生活に戻るしかない三人だった。
29年後、川端悟(サトシ)が殺害される。刑事になった四方篤(アツシ)は偶然、殺される前日に彼に再会していた。金策のため北海道にやって来たサトシ、殺したのはケイタ?過去の自分の行いを思い、自己保身と刑事としての自分との間で揺れる四方。そして田所啓太(ケイタ)も同じように抱えてきたものがあったと知り、かつての友情を大切にする決意をするところがいい。29年前の秘密を抱え、誰にも心を開かず生きてきた四方の選んだ結末がよかった。
あの夏、親に恵まれなかった三人だか涼子との出会いがせめてもの救いだと感じた。
投稿元:
レビューを見る
しばらく前、友人からこの映画を観てきたとメールがあった。よかったと。
ちょうど中盤に差し掛かって、年賀状を隠匿したり、単独行動しそうな勢いで、やばいんじゃないの…?とドキドキしていたころだったので、へぇ~最後は「よかった」んだぁ~と思うと、安心して読み進められた。
まだ上映してるなら、私も映画も観てみようと思う。
投稿元:
レビューを見る
岡田准一主演の映画ということで興味をひかれ読んでみる。
いっきにさくさく読めた。
刑事、容疑者、被害者、幼い頃に出会い、何十年ぶりの再会、という設定があの映画”ミスティック・リバー”を思い出させる。
結局、犯人じゃないってとこもね。
でもアンブレラのママ涼子さん、この役安藤サクラってぴったり。
でもどうしてあんな最低な男とつきあったたんだよぉ。
でなければ、でなければ…。
山形さんがいてよかった。
投稿元:
レビューを見る
映画の公開前に読んでおくことに。著者は高倉健主演の『あなたへ』(2012)の脚本家で、小説家としてはこれがデビュー作。個人的には原作というよりもノベライズを読まされたような気がして仕方ありません。映画版のキャストも併記します。
幼少時の家庭環境に恵まれなかったアツシ(岡田准一)、ケイタ(小栗旬)、サトシ(柄本佑)は、29年前の夏、それぞれが自宅や施設から逃げ出したところを、喫茶店主の涼子という女性に保護されて共に過ごす。しかしある出来事をきっかけに離れ、以降会うことはないまま大人に。アツシは刑事になるが、所轄で殺人事件が起きる。被害者はあのサトシで、事件前日ケイタに借金を申し込んでいたことを知るアツシ。被害者と容疑者が昔の友人であることを上司や同僚に隠し、アツシはケイタに会いに行くのだが……。
物語に厚みがなくて、とても薄っぺらく感じます。真犯人はいったいいつの時代のミステリーなんだと言いたくなるような茶番もいいとこ。
しかしこれが映像化されたものを観たならば、きっとラストは泣いてしまうと思うのです。上記の3人のほか、アツシの妻役に長澤まさみ、ケイタの妻役に木村文乃、サトシの妻役に西田尚美。喫茶店主の涼子に安藤サクラ、店の常連客に吉岡秀隆。人気があり演技力もある若手俳優を揃えるだけ揃えて、この原作どおりに進んだら、どんな茶番でもきっと泣きます、私(笑)。
ゆえに、映画化ありきの小説であれば、これからもお書きになればいいのでは。脚本家としての力はきっと凄いと思います。
映画の感想はこちら→http://blog.goo.ne.jp/minoes3128/e/74c8dd18a214122b3afe3e474ec2eb81
投稿元:
レビューを見る
岡田准一の映画と知ってたので、アツシはずっと岡田准一を思い浮かべながら読んだ。犯人はまさかの人で、意外性があり自分には良かった。
過去に1ヶ月だけ一緒に暮らした3人(4人?)にまつわるお話。小説としては、少し物足りない感じがあるが、映画となりゃ面白いだろうね。
自分は普通の親の元で育ったけど、不遇な少年時代を過ごすって本当に辛いね。自分の子供達に虐待するなんてマジ無理だけど、それをする人がいるんだよね。悲しい。子供と接してたら、腹立つ事は多いし、イライラするなんてしょっちゅうだけど、虐待はマジでダメ。
2022.10.11
マジか。初めて読んだと思ってたら2回目やった。
マジか。全然覚えてなかった。。まさかの1つも覚えてなかったパターン。
投稿元:
レビューを見る
面白かったし最後は泣けたけど、各キャラクターの心情や、登場する情景など全体的にもう少し掘り下げて欲しい。
何となく全体的に浅い作りになっているのが惜しい。
王さんが2度世界一になっている凄さを再認識するとともにアツシたちに起こった事の対比が切ない。
岡田准一主演の映画はまだ見ていないが、演出でさらに深みのある濃厚な人間ドラマに出来る余地が十分にあると思う。
投稿元:
レビューを見る
良くも悪くも「収まりの良い小説」とでもいうべきか。
著者は脚本家とのことだし、映画原作とはなるほど納得。2時間程度で映像化するのには、物語構成や人物背景はコンパクトにまとまっている。けれども、小説としては物足りない気がする。
テーマが古典的すぎで、ひとむかし前のお話のような印象だった。うーん。
ついでに表紙もいまいちだと思う。