紙の本
ゲームありきの作品
2020/04/30 16:43
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投稿者:kusukusu - この投稿者のレビュー一覧を見る
今は配信されていないゲームを小説にした作品のためか、内容が薄過ぎます。
某漫画の『もしもボックス』で料理ができない異世界に行ったと思って下さい
滅茶苦茶、軽いです。
ヒロインは意識無しに二度と帰れない異世界に送られましたが
元の世界への想いは、驚くほどバッサリ忘却の彼方に追いやり
権力のある養父母を得て、店を開く。
驚くほど自己中で、他の巻でも目先に囚われ相手を振りまわします。
そもそも料理の知識が乏しく、
表現もお世辞にも上手ではないために美味しそうにも思えない表現力と
食材の学びも工夫も、作者の興味が無いのか情熱も感じられない
なぜ作家は書こうと思ったのか・・・
ゲーム配信時はこの内容でも良かったのかもしれませんが
ゲーム配信が無くなった今、小説を読んだ人間として酷い作品としか言えません。
漫画の方が面白いですから、小説よりそちらを進めます。
ただ、同出版社の料理系小説の全ては、こうではありません。
この作品と同列とは思わないで下さい。
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この世界の文化のいびつさや、主人公の万能すぎるところなど、違和感を感じて仕方ない部分を、最後に外伝でズバッと説明しちゃうところがやりおるって感じ。
でもなあ、砂糖もあるし胡椒もあるし、調味料の要は全部そろってるのに、宮廷料理人なんて職業も存在しているのに、食べ物に無頓着だったってのは、やっぱり不自然さを感じずにはいられないけどなあ…。
そういえば、食材は色々当地の名前がついてるけど、砂糖は砂糖で胡椒は胡椒。調味料はそのままなのね。
巻末の話を読むに、これはもしかしたら、後から慌てて持ってきたのかな。
不便さを感じなければ、人間は工夫しないってことなのね。
食べ物以外でも、羊皮紙を使っていたかと思えば伝票を簡単にメモにするし…伝票は多分普通の紙よね…。いろいろあるけれど、こまけえこたあいいんだよ、ってことかな。
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異世界にトリップしたリサ。
だがトリップ先の食事状は残念で・・・。
そんなリサが異世界の食事状改善を目指し、
お店を開店させ、美味しい食事を世界へと広めていくお話。
個人的には番外編のルトヴィアスが
料理人になる夢を持つ話が好き。
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自宅のベッドで寝ていたはずが、気づいたら異世界にいたリサ。
「女神の思し召し」と精霊たちに守られて、王宮魔術師のギルさん夫妻の養女となったものの。
パンはカチコチ、お菓子は存在すらない、そんなこの世界の食事情にリサはとうとう、クロード家の食事担当を申し出る。
あれやこれやで、食文化を発展させるべく、カフェを開店することになったリサ。
カフェは大評判になり、やがて、王宮から使者が。
塩、胡椒、砂糖はあるけれど、まずい食事。
オムライス、サンドイッチ、クッキー、そんな普通の食事がご馳走になる世界で、美味しいものを広めるために奮闘するリサ。
ふかふかのパンもとっても美味しそう。
大きな事件が起こるわけでもなく、ご近所さんのちょっとしたトラブルを描く感じが「ぼったくり」に似てるような。
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食事からスイーツ、パン作りだけじゃくて、米の脱穀から醤油、味噌の醸造まで!料理の世界のスーパーウーマンですね、しかも、この年で。女神としてもこの人、一択だったんじゃないかな。楽しく読めて、次も楽しみだけど、番外編の精霊の話読んで、ちょっとご義父母夫妻が切なかったんですけど。。