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村上春樹翻訳〈ほとんど〉全仕事 みんなのレビュー

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みんなのレビュー33件

みんなの評価4.4

評価内訳

33 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

村上春樹のいる風景

2017/05/26 07:53

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

もし村上春樹がいなかったら、私たちはレイモンド・カーヴァーというアメリカの作家の作品を読むことはなかったかもしれない。
 あるいはスコット・フィッツジェラルドという作家の再発見もなかったかもしれないし、サリンジャーもチャンドラーも新しい翻訳でめぐりあうこともなかったのではないか。
 村上春樹が翻訳をしたから彼らを読んだというのは言い過ぎだろうか。

 村上春樹が『風の歌を聴け』で小説家デビューしたのが1979年。随分長い職歴になったものだ。
 しかも副業ともいえる翻訳本も70冊くらいあるというのだから、普通の会社なら上司から嫌味のひとつくらい言われそうだ。
 まあ本業もしっかりしているから嫌味もでないのだろうけど。
 その副業のほうの仕事ぶりを「ほとんど」全部まとめたのがこの本だ。
 最初のカーヴァー本は1983年の『ぼくが電話をかけている場所』で、このタイトルそのものが村上春樹らしい。

 この本では村上春樹の翻訳した本が「ほとんど」紹介されているのに合わせて、同期(会社でいえばちょっと若いのにメチャ優秀な奴)の柴田元幸との対談がいい。
 案外この対談のなかに小説家村上春樹を知るヒントが隠されたりする。
 例えば、「翻訳作業が僕の教室みたいなもの」だったり、「角を曲がると新しい光景が出てきて、それをそのまま描写する」みたいであったり。

 きっと村上春樹にとって翻訳という副業があったからこそ小説家という本業が成功したのだろうな。

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紙の本

村上さんの36年にわたる70以上の訳書についての振返り

2023/06/27 16:27

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る

村上春樹さんの翻訳書は70冊を超えるらしい。彼は小説家でありながらも翻訳家としてもとてつもない実績を誇ります。その原動力がどこから湧き出てくるのか、その答えは本書の後半に掲載されている柴田元幸さんとの対談の中にあります。

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紙の本

ツボに入りすぎて

2017/04/22 10:49

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Plaa - この投稿者のレビュー一覧を見る

騎士団長殺しよりも先に読んでしまった!

村上春樹さんが、どんな思いでその本を訳したいと思ったか、いちいちなるほど〜〜と思わせてくれて、あっという間に読了。
また、原作で読んでみよう!と思わせられる本が増えてしまった…

ただ、村上さんは若い頃に、そんなにたくさんの洋書をどうやって手に入れてたんだろう…と、いつも不思議&うらやましく思っていたが、
それに対する答えは見つからず。

有名本屋の洋書コーナーに行っても、
映画になった話題作や、既に日本語に翻訳されたもの等の原作が多いように感じるので。
村上さんはどうやって、日本で無名だったレイモンド カーバーなる人の原作を手に入れ、読んでいたのかしら。

つい数年前に、スイスの本屋で店主に「レイモンド カーバーを置いているか?」と聞いたら、「誰 それ?」と…^ ^;

あ、柴田元幸さんとの対談もおもしろかった。
わたしは、どちらも好きなので、
お二人の翻訳の仕方や翻訳に対する考え方の違いがたくさん知れる感じが、たまらない。

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紙の本

翻訳家村上春樹

2023/05/28 14:17

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ichikawan - この投稿者のレビュー一覧を見る

翻訳家村上春樹は小説家村上春樹とも切っても切れない関係にあるのでそのファンはもちろんだが、村上に関心のない人も翻訳家としてのその姿をきちんと評価すべきだろう。それだけの仕事をしてきたのである。

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2017/03/21 17:05

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2017/03/22 15:47

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2017/07/27 10:19

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2017/04/26 22:35

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2017/04/27 09:47

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2017/04/28 23:47

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2017/05/02 11:01

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2017/05/04 21:41

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2017/05/14 21:25

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2017/05/21 14:58

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2017/05/17 00:25

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