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投稿者:AtsuNii - この投稿者のレビュー一覧を見る
恋愛や結婚において世間で行われていることに対し、数学という観点からアプローチする本でした。面白いアイデアだと思いました。いかに数学が生活に関わっているか。そんなことを感じられました。
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ボクは数学的にダメなことが証明されてしまった...orz
恋愛がテーマだけに堅苦しくなく、楽しんで読めました
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恋愛と数学なんてかけ離れていると思っていた。
→http://bukupe.com/summary/15607
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恋愛を数学する ハンナ・フライ著 最高の相手に出会う方法は
2017/5/13付日本経済新聞 朝刊
恋人が電話してこない時にどう対応するのが良いか、どんな顔がモテるのか――。本書は恋愛の悩みを数学で解明しようと試みる。著者は数学者で、専門は数理モデルを用いた行動パターンの分析。テロからショッピングまで、あらゆる人間の行動を対象とする。恋愛にも様々なパターンがあり、数学から洞察が得られるという。ウェブでも見られるTEDのプレゼンテーションをもとにした本だ。
とりわけ参考になりそうなのが「運命の人」をつかまえる方法だ。例えば15歳で最初の恋人ができて、40歳までに結婚したいと考えている場合。その間の25年間の37%、つまり24歳を少し過ぎるまでの恋人とは別れるべきだと著者は説く。この「お断り段階」が過ぎたら、その後に現れた中で、誰よりも優れていると思える最初の人物を選ぶ。その人が最高のパートナーである確率が高いという。これは「最適停止理論」を用いて導き出した数字で、家探しや秘書探しにも応用できるのだとか。
もちろん、人間の行動は安易にパターン化できるものではない。しかし、著者は「そうした限界を上回る美しさ」が数学にはあり、「現実世界を抽象化することで、隠れたパターンや関係性をあらわにするのに役立つ」と語る。恋愛を入り口に数学の魅力を伝える。森本元太郎訳。(朝日出版社・1300円)
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数学というのは、きっちり答えが出る。「恋愛」とは正反対に思えるが、数学の切れ味はやはりスゴイ。
本書は数学を利用することで、恋愛の勝者になるための基本戦略を見つけようとするものだ。もとはTEDトークということで、すこぶるわかりやすいものだ。
第1章はフェルミ推定によって、恋人ができるチャンスを計測する。「恋人にしたい人」の条件を1つ加えるたびに、ふさわしい人がどんどん減っていって、しまいには〈銀河系の知的異星人文明の数〉よりずっと少なくなってしまう。どうしても外せない条件以外はゆるめるのが、恋人をつくるためのファーストステップということになる。
第2章は自分よりちょっと不細工な友人が、相対的に自分を美しく見せてくれる「囮効果」について。第3章は「待ち」か「攻め」か、受け身でいるか積極的に出るかの戦略をゲーム理論によって明らかにする。(あきらかに攻めのほうが、上位の相手をゲットできる)。第4章はオンラインデートでどうやって双方をくっつけるのかというマッチング技術の数学について。意外にも「欠点」があるプロフィール(写真も含む)ほうが魅力的に見えるのだということが証明される。〈あなたのことをきれいだと思ってくれる人が多少ともいるなら、その他の人には醜いと思われたほうが、誰からもそこそこかわいいと思われるよりもずっといいのです〉第5章はゲーム理論をもとにした交際術について。第6章はセックスが「正規分布」ではなく「べき分布」に従うこといついて。第7章は、最高の相手をみつけるための戦略=何人目に交際した人と結婚すべきか、何人目までは振るべきか、について。第8章は結婚式の席次の決め方、第9章は夫婦げんかのこつについて(小さなことでもネガティブをはき出すほうが、がまんしてため込むよりうまくいく)。
きけば「なーんだ」という結論でも、そこに数学的な裏付けがあるとなると、やはり効き目が違ってくる。恋愛がうまくいくかどうかはともかくとして、学問を現実にあてはめていくおもしろさについては、なかなかたいした1冊だ。
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筆者の数学に対する愛を感じた。
また、恋愛に関して一見一般論だけど、意外と俯瞰できてなかったなと気づかされる話があった。人の感情は数値化できないと思うけど、どうしたら人と人が上手くやっていくのか、信頼関係が深まるかなどの話は参考になった。
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数学をこういう見方できるんかっていう意味で面白かった。
テーマはたまたま恋愛についてでしたが、女性の数学者が恋愛をテーマに書いてるっていうのもよかったかな。
1番印象に残ってるのは「囮効果(おとりこうか)」のところ。
人間は2択で選ぶよりも3択のほうが選びやすい。
映画を見に行って大、小のポップコーンしかない時に小が¥500大が¥850すれば大を買う人は少ない。
しかしそこにMサイズを登場させてLサイズよりも¥100安く設定すればLサイズが売れる可能性が高くなる。
この場合Mが囮(おとり)ということです。
で、異性も同じだと。
自分の顔を全く知らない人に3枚の写真を渡します。
1枚は自分の顔、1枚は自分の顔をベースにブサイクにした写真、1枚は自分の顔をベースにかっこよくした写真。
その中から1番タイプの写真を選んでもらいます。
ブサイクな写真を選ぶ人は0で自分の顔、自分の顔をかっこよくした写真を選ぶ確率は約50%ずつ。
出会いを求め外に出かける時は自分より少しブサイク、自分より少しかっこいいやつと出掛ければ出会える確率が上がるみたいですよ。w
自分がSサイズ、Lサイズになれればということです。
Mサイズの人には囮になってもらいましょう。w
まぁ極端な例ですが…。
数学と聞くと全く普段使わない計算のイメージですがこういう考え方は面白い。
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結局、恋愛というものは、数学でも正解が出せない事象なんだなということがよくわかった一冊。理性では全く説明できないような恋愛の事象について科学してくれると思ったので、少し期待はずれ。囚人のジレンマを起点に考えたカップル成就の話など面白かったが、はた膝ほどの驚きはなかった。
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セックスした相手がx人以上である確率が、xの−α乗であり、スウェーデン人が女性のαは2.1という調査結果に驚いた。
(備忘録)
ゲール・シャプレイ・アルゴリズム
「37%をふる」戦略
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ありとあらゆるものがデータ分析からわかるってことだけはわかった。だけどこれを日常生活にどう役立てるかといった見方では、いまいちわからない。