紙の本
京都が舞台
2020/12/11 16:20
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投稿者:ありすばぁ - この投稿者のレビュー一覧を見る
京都ゆかりの作家さんの、別のシリーズも見つけました。主役は女性の方がしっくり来るのも京都の特性でしょうか。
紙の本
鏑木蓮先生が実務編集者と
2020/02/29 23:22
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投稿者:shogiがsuki - この投稿者のレビュー一覧を見る
鏑木蓮先生が本の編集者と実際に会い、どのような要求が出るかなど、実体験を元に主人公が造形されていると、鏑木先生が講演会でおっしゃっていました。先生自身もこれから作家を目指す人が一読することをお勧めするともおっしゃっていました。
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弘法市で見つけた金継ぎの茶碗。その書付が作家の想像を掻き立て編集者を巻き込んで行く。そして真実は‥‥
登場人物のそれぞれに思いがあって、面白かった。暗号もね。
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舞台は京都。スランプ真っ只中の作家が骨董市で金継ぎされた茶碗に出会う。それには書き付けが付いており謎を呼ぶ。癖のある書き付けを紐解いていくうちに現在と江戸とが交錯し。
愛や哀しみ、嫉妬に痛み。いろんな思いが江戸にも現在にも沢山溢れていた。
少しづつ解き明かされていく過程も結末も、最後の最後まで楽しく読めました。
明るい縁の切り方も気になるところ。
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恋あり、DVあり、歴史あり・・・
過去と現在を結ぶ「なぞ」がり・・・・
どんどん、読み進んでいきます。
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2017_017【読了メモ】(170809)鏑木蓮『茶碗継ぎの恋 編集者 風見奈緒の推理』/ハルキ文庫/978-4-7584-4074-5
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風見菜緒は小5の息子を育てながら文芸編集者をつとめている。
夫のDVが元での離婚だ。
担当する作家、久米武人は長くスランプに苦しんでいたが、ある日、作品の手がかりを見つけたと興奮気味に電話してくる。
金継ぎの跡が網目のように走る茶碗と、桐箱に同梱されていた、茶碗のいわれにしては長すぎる、和綴じ本の書き付け。
茶碗継ぎの職人・平助が書いたとされている書き付けを新作のベースにしようと、久米は江戸時代のものと思われる読みづらい文章を現代語に訳し始めるが…
身のまわりで殺人が起きるわけでなく、両親の離婚でトラウマを抱える難しい年頃の息子の子育てに悩む菜緒のお仕事小説のように始まる。
しかし、次第に書き付けの世界に取り込まれていくようなスランプ作家の行く末を心配し、間に挟まれる書き付けの、職人が住職の妻に抱く道ならぬ想いに引き込まれ…ているうちに、気が付いたらミステリ!
幾重にも重なったストーリーに、読む方も知らないうちに推理を始めている。
遠い江戸時代の悲しい恋は、隠そうとしてその実、真実を知らしめたかったのではないか。
久米の手によって小説に昇華されれば、あるいは当事者すべての供養となるのかもしれない。
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10月-2。3.0点。
シングルマザーの編集者が主人公。ある作家が、古道具市に出店された、継ぎ茶碗に興味深い文章があると。
購入して現代訳すると、茶碗継ぎとお寺の女房との恋物語が。結びの文章が謎で、解明していくと、、
さらりと読める。ラストは少しほっとした。
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至誠出版、文芸編集部で働く風見菜緒。
45歳でデビューして文学賞候補にもなったが、5年前から書けなくなっている作家の久米から、小説の鉱脈を見つけたと連絡があり、急遽、京都へ。
骨董市で見つけた茶碗の書付に記された、江戸時代に起きた事件とは。
書付が書き残したい真実とは。
離婚して小学5年の一樹を育てつつ、多忙な編集部の仕事にも手を抜けない菜緒。
金継ぎ職人の平助が茶碗の書付に記す、お寺の内儀、紫乃への想いと悲劇。
書付を読んで、変化していく菜緒の気持ちと、久米夫妻の秘密。
子育ての難しさ、仕事のやりがい、自由に生きられる人への羨ましさ、表面に出ないヒリヒリさが痛い。
それぞれの女性の生き方を描いていて、イタタタタと思いながら、最後は少しスッキリした気持ちに。
菜緒が人に頼れるようになったからかな。