投稿元:
レビューを見る
【なぜ忘れていたんだろう、あんなに彼女を憎んでいたことを――】不倫を清算し退社した日紗季は夜の公園で男の変死体を発見! リアルな最低の日常で底なし沼に落ちていくヒロインが辿りついた真実。
投稿元:
レビューを見る
ファンタジかと思いきや、極上のミステリだった。
あらすじ(背表紙より)
人生最悪の日―不倫を清算し、結婚の夢を捨てた紗季が会社を辞めた日、夜の公園で見たのは男の変死体と「不思議の国のアリス」のウサギ。引っ越したマンションで隣人のお節介に悩む紗季に元不倫相手が自殺したという知らせが。不思議の迷宮で、十重二十重のトリックにがんじがらめの紗季が辿りついたのは?
投稿元:
レビューを見る
イヤミスだった。
どんどん真実が明らかになるにつれ引き込まれて一気読み。
30手前で横領までして付き合っていた不倫相手に裏切られ仕事も辞めた主人公。何とも哀れ。結局この主人公が信じていた人達全て嫌な奴だったじゃん。そりゃ精神崩壊するよ。と言うかそう見られるよって話。本人はどうあれ。
著者あとがきで遊園地の迷路から出られなくなった子供のような気持ちを体験していただけたら、と書かれていた。まさにそんな感じ。彷徨って彷徨ってゴールしたと思ったらゴールでは無くまだ続いてる 見たいな。
最後にどんでん返しだけして終わりって奴じゃないのでちゃんと読み応えあり。
投稿元:
レビューを見る
セリフまわしや登場人物の行動がしっくりこなくて、入りきれなかった。
後半はいっきに読めるけど読後にもやもやも少し残る。
「不思議の国のアリス」の内容知らなくても楽しめました。
投稿元:
レビューを見る
うーん、なんというか納得感が薄いなぁ…。こんなにうまくいくことはないだろう…特に彼の登場シーンとか。
「書店員が選んだもう一度読みたい文庫第1位」というコピーにつられて買ってみたけど、モヤモヤが残るだけの読後感。あ、そのモヤモヤが気になるから「もう一度読みたい」と思うのか!(笑)読まないけど…
投稿元:
レビューを見る
柴田よしきさん作品2作目。
「書店員が選んだもう一度読みたい文庫第1位」の帯に惹かれて気になっていた本作。同じく帯には「イッキ読み部門」と書かれていた訳だが、私はこの作品全体から醸し出される不穏な雰囲気に負けて全くイッキ読みできなかった訳で…
ここから先はネタバレ齧っちゃいますが、こんなに信用できない主人公を語り手にしてしまっていいんですか?最後は本当にすっきりしない。
不思議の国のアリスは有名な作品だし、誰もがストーリーのアウトラインを知っている訳だけど、これはしっかり読み込んで深読みしないと分からないなー、太刀打ちできないなーって思いました。
不思議の国のアリスに真っ向から向き合うきっかけをくれた作品ではあるけれど、それ以上でも以下でもないなっていう私の感想です。
投稿元:
レビューを見る
何年も前に柴田作品にハマっていた頃図書館で借りて読んだけど、全く内容を覚えておらず、新装版の文庫が平積みしてあったので購入しました。読んでるうちに思い出してきました。
不思議の国のアリスは好きですし、作品自体も読みやすい文体なのであっという間に完読。ラストはモヤモヤする感じはありますが、結局人間の記憶というか心の問題なんてこんなもんじゃないかなとも思います。やったと思えばやったんだし、やってないと思えばやってないんです、本人にとっては。紗季のそういう心の脆さが不倫に走らせたのかなと思います。というより大村がつけこんだのかなと。 菊子さんのキャラがわりと好きだったこともあって、結末に関しては不快感はありませんでした。ちょっとご都合主義なところはありますが、女のドロドロしたところとミステリーをさらっと絡ませて読ませてくれるのが柴田作品の好きなところです。
投稿元:
レビューを見る
不思議の国のアリスをベースに語られる過去の記憶を巡る人間模様。
信用できない語り手の視点から物語が進行していくため虚実の入り混じった展開で読みながら色々と考えが巡っていく。
現実と空想が入り混じりながら終わっていくラストもしっかりとした着地がないのでかなり含みを持たせたものになっていて読んだあとの余韻を楽しめる。
全体の設定が少し出来過ぎな感は終盤にかけてあったが、それもどこまでが本当なのか不確定なため一概に予定調和と言い切れないのも上手い。
書店にてあらすじよりも表紙に惹かれて読んだが、期待を裏切らなかった。
投稿元:
レビューを見る
不思議の国のアリスをモチーフにした殺人ミステリーなのかな?
それなりに面白かったけど、明らかに怪しい人が多すぎてなんとなく結末が見えてきた。
また、最後の展開が何が本当かわかりにくく(それがいいのかもしれないが)個人的にはムラムラした気持ちで読了です。
投稿元:
レビューを見る
不倫を清算するため、10年間勤めた会社を辞めた日。紗季は、公園で『不思議の国のアリス』のウサギと変死体に遭遇する。
その後、引越しをした紗季の周辺にもウサギや帽子屋が姿を現すようになり、紗季は次第に現実と幻覚の区別がつかなくなっていくが……。
2017年7月9日読了。
最初は不倫相手の不審死が中心なのかと思える書き出しなのですが、途中から紗季の中学時代のある事件が中心にあると分かります。
『不思議の国のアリス』の持つ不気味さを上手に物語に織り交ぜて、心理サスペンスに仕上げています。
投稿元:
レビューを見る
童話『不思議の国のアリス』と絡めたストーリー。そこまでアリスにこだわらなくても…とか,主人公のフラフラ加減はどうも…とか突っ込みどころはあるにせよ,現実と虚構,妄想…,混乱させながらも一気読みさせるうまさはさすがのストーリーテラー。
投稿元:
レビューを見る
最初はなかなか引き込まれず。
だんだん面白くなってきてサクサク読めたが、終盤は頭の中が「?」になってきて消化不良のまま終わった。
投稿元:
レビューを見る
【なぜ忘れていたんだろう、あんなに彼女を憎んでいたことを――】
不倫を清算し退職した日、紗季は夜の公園で男の変死体を発見。そこには『不思議の国のアリス』のウサギが!?
リアルな最低の日常で底なし沼に落ちていくヒロインが辿りついた真実。。。
・・・って、いろいろおもしろくはあるんだけれども、『不思議の国のアリス』を絡めてくるところなんかは非常に好ましいんだけども、全体が、なんつーか、ようするに、私の好みではなかったのよね~~~w
なんか、いろいろ無理矢理ですしねぇ?w
もっとリアリティのある、現実でも、もしかすると、あるかも!?的なギリギリのラインだったらいいんですけどねーw
これはないわー、的なお話だったので、あしからず(^_^;)
投稿元:
レビューを見る
柴田よしきはデビュー当時から「RICO」「炎都」などよく読んでいた作家だったが、賞とかとは無縁で過小評価されていると感じていた。この本も面白く読ませてもらった。ただアリスをモチーフにしたのであれば、もっとアリスのエッセンスを織り込むべきだったと思う。
投稿元:
レビューを見る
現実と幻想が混じっているのかいないのか、
はじめのうちはちょっと読んでて混乱するけど、
一気に読めた。
なんとも言えない気持ちになるが、、、