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ところどころ光るところはあったが、なんだか断片的な成功譚の寄せ集めのように感じられた。
人を大切にすると言っても、要は解雇をしないだけというのは、少々がっかりした。
以下、気付きのメモ。
理念を浸透させるには、社長が本気になり、本気を見せなくてはならない。
風通しよく、何でも言える職場にするには、社長が笑っていることが必要。
人に優しくと、仕事に厳しくは別。信賞必罰をしっかりした、厳しい仕組みは必要。
今の会社の、時間的 空間的立ち位置を聡明に把握し、判断は、損得でなく正誤(善悪)で判断する。
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社員を、仕事を通して成長させようとする信念を感じる。当社に導入できそうなこともあるし、すでに導入されていることもある。
必要なのは、社員を成長させる信念と、それを支えるスキーム作りにある。目先のやることだけ模倣しても、やることが増えるだけならやらない方がいい。信念と枠組みを持って改革することで筆者の信念を実現できる。勉強になった。
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■要約
一つの業務に二人の担当者と配置
属人的な仕事をなくす
主語の重要性
×「社長が、社員を大切にする経営」
〇「社員が、会社から大切にされていると実感が持てる経営」
当事者意識を持つことが重要
これは会社に大切にされているという実感があれば育まれる
社員教育は、社長自身が時間を割いて行うもの
どんな時でも赤字は犯罪だという自覚を持つ
2-6-2の下位20%は宝
改善のポイント
首にすると他の8が委縮する
あくまでも実力主義
リーダーに必要な5つの危機管理能力
情報のキャッチと伝達を素早く行う
どんな状況にも臨機応変に
事実は何かを追及する
全体を把握して、分かる言葉で話す
危機の時こそ、努めて明るく話す
■行動
トラブルなどの悪い報告ほど笑顔で聞く
「いつでも話しかけて良いよ」というメッセージを送る
いつも笑顔で、感謝して、成長して、他責にせずに、受け入れる
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モチベーションが9割ではなく10割。
雇用を守るために会社が存在する。雇用不安を解消すること。
業績と社員を大切にすること、は社員が先。発想を逆転させる。
社長の笑顔を社長の声がけ。悪い報告ほど笑顔で聞く。笑顔は性格ではなく能力。笑顔、態度、快活さ、など評価して4000円から2万円の手当を支給する。
社長からの何気ない声がけ。気にかける。
出張する必要のない事務女性社員も海外出張させる。
中小企業は社長第一主義=社長が決めていい。これは社員第一主義と矛盾しない。
言いたいことが言える雰囲気があれば給料が安くても社員は辞めない。社長批判を受け止める。
言いたいことがなんでも言える、社員が大事にされていると実感できる、会社は自分のものだと当事者意識を持てる。
英語は中学高校の教科書を何度も音読する。
意思決定には善良かどうか、が必要。得する選択より損する選択のほうが正しい。遠回りこそ最短ルート。
体力、能力、努力。プラス運。
運は、感謝が引き寄せる。
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日本レーザー社の代表取締役社長である近藤宣之氏が同社が23年連続黒字を達成し、離職率もほぼゼロという再建を果たした裏側にある極意を語った一冊。
氏が何度も危機に直面しながらもそれを打破してきた姿は感銘を受けました。
驚異的な実績を上げる同社で実践している「人を大切にする経営」は厳しさと優しさのバランスが絶妙にとれており素晴らしいとも感じました。
自己肯定感を大事にし、成果主義、英語の重要性
また経営者は雇用を守ることとそのために利益を出せる仕組みをつくることという言葉には非常に重みを感じました。
そして、笑顔で接することや声掛けを心掛けておられる一方で気付きや頑張りなど社員の意見も聞く姿勢は会社に真摯に向き合い業績を上げていく氏の決意を感じました。
また、全てを自責と捉えることや修羅場や遠回りが人生の底力を養う機会であるといったリーダーとしての考えは氏の紆余曲折の人生から得られた人生訓として大変な重みを感じました。
また、人事評価の際の総合評価表も掲載されており評価表をもとに社長と役員が話し合いによって決めるところは透明度が高く、納得のいくものでモチベーションの上がるものであるとも感じました。
本書を読んで、利益の出る仕組みを維持しながら「ヒト」の成長を大事にし、裁量権を持たせながら会社の利益に貢献できる人財に育て上げる風土と出産後の女性や高齢者の雇用に対して柔軟に対応されていることやグローバルカンパニーとして海外の企業とやり取りする際の英語力を高める取り組みなどはこれからの中小企業におけるロールモデルになると感じました。
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株式会社日本レーザーの代表取締役である著者。
就任当初、業績不振に陥っていた日本レーザーを、「人を活かす」という点に注力し、見事業績を復活させました。
「ホワイト企業大賞」、「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞の「中小企業長官賞」を受賞するなど、功績がとても評価されています。
「社員のモチベーションをどうやって高い状態に保ち続けれられるか?」
経営者にとっては永遠のテーマでもあります。
著者は、以下の3点が整っている状態が重要であると語っています。
1.なんでも言える明るい風土がある。
2.社員が会社から大事にされていると実感している。
3.会社が「自分のものだ」と当事者意識を持てる。
私も一経営者として、非常に多くの事を学ばせていただきました。
経営者を目指している方、社員のモチベーション向上が課題となっている経営者の方には特にお勧めしたい本です。
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日本レーザーは海外レーザーの輸入販売の中小企業。現在はとても優良な経営をしている会社とのことで、この会社がどんなところか、ということをこの会社を建て直した社長が自慢げに語る一冊。以前は親会社の日本電子の役員だった著者が、日本電子時代の経験と、子会社だった日本レーザーに社長として赴任してからどのように会社を建て直したかを説明してくれています。記述には繰り返しが多いし、社員のことも含めて社長自身が語っているという点で眉唾な気もしますが、基本的には社員を大切にして社員のやる気を促す仕組みを構築することで会社は持ち直したようです。ある意味ワンマン社長の自慢話が多く、成功した社長に取材して出来あがるビジネス書としては食傷気味な感じもします。精神論的なところも多いし、細かい点ではあまりにも家族的でこんな会社は嫌だなと感じる点もあります。中小企業の家族的経営だからこそできるような仕組みも多い感じもするが、数字だけを追う、人を大事にしない経営者には参考にして欲しいと感じた。
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仕組み、と書いてあるが何よりも”人”を大事にされていると感じます。
自分の、そして社員・仲間の可能性を信じて真正面から問題に立ち向かって乗り越えていく姿がカッコいいです!
現在歯を食いしばって頑張っている人、問題をすり抜けようか悩んでいる人など、課題に立ち向かっている人にオススメの1冊。
著者の近藤宜之氏は株式会社日本レーザー代表取締役社長(2019年時点で会長)。主力銀行から見放された子会社の株式会社日本レーザー社長に就任し、人を大切にしながら利益を上げる改革で、就任1年目から黒字化させ、23年連続黒字、10年以上離職率ほぼゼロに導くいている凄腕の経営者です。さまざまな経営塾で講演をされており、第1回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞の「中小企業庁長官賞」、東京商工会議所の第10回「勇気ある経営大賞」、第3回「ホワイト企業大賞」など多くの賞を受賞されています(本出版の2017年時点の情報)
本を読んだ感想としては、内容の素晴らしさはもちろんですが、近藤氏が本当にまっすぐで正直な方なんだな、という印象を持ちました。
もちろん、いろいろな想いはあると思いますが、自分を成長させ、そして会社、仲間と成長すると決めて様々な課題に真正面から立ち向かっていくその覚悟にしびれます。
そんな社長の想いが詰まっている言葉、
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企業は強くなければ存続できない
しかし、人にやさしい経営をしなければ企業としての価値がない
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どんなことも一面的に捉えてるだけでは上手くいくわけではありません。
ただただ企業として強く、とにかく利益を出していくだけでは今どき人がついてきません。
二面性を持ちながらもそのバランスをとれるところが、長期的に反映し、全体として価値が高くなっていくのだなと学びます。
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今やらねばうつやるのか
ここでやらねば どこでやるのか
自分でやらねば誰が解決してくれるのか
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「いま・ここ・自分」というのが近藤社長がいつも大切にしている言葉です。
直面した時、苦しい時ほどこの言葉と向き合っていすそうです。
「今ここから逃げたとしてもその課題が自然と解決することもないし、誰かが解決してくれるわけでもない」
こう考えることができるのは、そもそも今目の前の問題を自分ごととして捉えているからだと思ます。
自分とは関係ないや、と思うような人ならなんとも思わないで見過ごしたり、責任転嫁してしまうでしょう。
これは会社経営だけでなく、自分の人生・自分の大切な人の人生をどうしていくか、を考えるときにもとても大切だと思います。
意識して若い方(特に20代30代)と話す時間をとるようにしているのですが、意外と自分の人生ですら、ちゃんと考えていない人が多いなと思います。
私自身元々ちゃんと考えていたかというとそうではないのですが、だからこそ、今振り返って大事だったなと思います。
残念ながら自分の人生を他人が勝手に良くしてくれることはないのです。。。
さて既に結構長いですが、以下では特に「いい男論」と言われているところからいくつかピックアップしてご紹介します。
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男には、ここで腐ったら自分の誇りまで失ってしまうようなどうしても耐え忍ばねばいけない試練のときがくる。
しかし、そこでどれだけ歯をくいしばれるかがその後のあり方を決める
いい男は流されない
自分の意思で道を開く
だから信用されるし、本当の味方を作ることができる
いい男は逃げた自分から逃げない
前に進めない時でも絶対に後退はしないのだ
だからゆっくりでも前に進んで行く
いい男は相手の未来のために必要に応じて鬼になる覚悟を持っている。
甘やかして人をダメにすることは絶対しない
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「男だから」「女だから」と、とやかくいう時代では無いですが、それでも正直「男なら」
と思ってしまうことはあります。
ちょっと枠を広げてカッコいい大人とは?と考えたときに、上の4つに共通している「自分の信念を持ち、正直にすべてを受け止め、あきらめずに立ち向かっていく覚悟がある男」なのだと思いました。
私自身子供もいるので、自分の子供やそして一緒に努力している仲間にも言葉ではなく行動でカッコいい背中を見せられるような、カッコいい大人になれるよう、日々精進していこうと志新たにさせてもらいました。
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自信過剰になってしまってはいつかは痛い目に合うが、それでも若いなら、失敗ばかりを恐れて何も踏み出さない生き方よりはよっぽどましだ
大きく生きても一生、小さく生きても一生
逃げたらいけない理由は一つしかない
逃げたら負債が雪だるま式に大きくなるからだ
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私ももっとチャレンジして、目の前に現れる課題に立ち向かって自分も会社も成長させていこうと思います。
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㈱日本レーザーの代表取締役社長(現代表取締役会長)の近藤宜之さんの会社再生物語です。㈱日本レーザーの親会社では海外の現地法人の閉鎖やリストラをし、経営状態最悪の㈱日本レーザーに出向した後も多くの改革をされた様です。近藤さんの半端無い会社愛を感じられる一冊です!
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そもそもの出が良い慶應義塾出身だとすればたとえバカな考え方をしてもそれなりにも人はついてくるだろう。
本当の手腕は如何に底辺から人望を経て会社を運営するかであり、それ以上でも以下でもない。
ただ、それでもこのようなことを実践できるのであれば会社も安定してくるのだろう。
一つ一つは簡単なことでも複雑に絡み合う事により難しくなっていくそれをどうするかがこれからの企業活動を維持していくのかの鍵となるだろう。
あまり共感はできなかった。
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202006/
「社長が、社員を大切にする経営」
社長を守護とする限り、口では社員を大切にしているといっても、結果としては、「お金を優先した経営」にならざるをえない。こうした会社では、社員は「大切にされている」という実感を持てません。
しかし、主語を「社員」に置き換えると、
「社員が、会社から大切にされている経営」
「社員が、会社から大切にされているという実感が持てる経営」
となります。/
お金も、時間もかけず、社員のモチベーションを高める方法が、「2つ」あります。
それは、「社長の笑顔」と「社長の声掛け」です。
私は、「笑顔ほど、人の心を開かせるものはない」と思っていて、40年以上前から心に決めていることがあります。
「よい報告は笑顔で聞く。トラブルなどの悪い報告は、もっと笑顔で聞く」/
私は、「笑顔は、社長の仕事」であり、「笑顔は、社長の能力」だととらえています。
社長がしかめっ面をしていたら、それを見た社員は、「話しかけてくるな」「近寄るな」という情報として、受け取ります。社員は恐縮し、茶坊主となって、「社長にとって都合のいいこと」しか報告しないでしょう。
反対に、社長の笑顔は、「いつでも話しかけていいよ」「怖くないよ」という情報と同じで、社内の空気を明るくします。/
私は、30歳のときから笑顔のトレーニングをしています。
「名刺をくちびるで挟み、床と水平になるように状態をキープする」という方法。こうすれば口角(唇の両端)が上がり、笑顔を保てます。/
社員を動かす原動力は、次の「3つ」です。
①「言いたいことが何でも言える明るい風土がある」
②「社員が会社から大事にされていると実感している」
③「会社は自分のものだという当事者意識を持てる」
この3つが整っていれば、社員は辞めません。/
パート社員で入社して、その後、契約社員や正社員へ移行する道をつくっておけば、ライフスタイルに合わせたキャリア形成が可能になるのです。/
業績主義
業績主義では、「目に見える成果」と、「目に見えない貢献度」を評価しています。
目に見える成果とは、営業の受注額や粗利額など、数字で見える成果のことです。
目に見えない貢献度とは、その数字を挙げるためにした努力や協力のことです。/
「不条理な出来事もトラブルも、すべて自分を磨く砥石である。/
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社員を大切にする。
誰もが頭ではわかっていることを体を張って実現している方。
大企業の子会社で天下り社長が数年おきに入れ替わる企業にいた身として、共感できる内容。
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私のお仕事は、儲けがでるお仕事じゃないから当てはまらないこともあるのだけど、大いに参考にしたい価値観だった!当たり前のことだけど、実際にやるのは難しいのか、この本でほおー!って思ったことをまとめて、自分の仕事想定に落とし込みたい!