紙の本
これからの時代を生きる中学生・高校生へ
2018/10/11 22:11
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投稿者:玉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
先週、著者の安田さんのお話を聞き、たくさんの写真を見せていただき、この本にサインをしていただきました。教えている高校生や大学生にも伝えたい、読ませたい、そう思わせる力が、1枚1枚の写真にこめられています。速く読めちゃう方もいるでしょうが、ぜひ、写真をじっくり見つめ、安田さんの言葉をゆっくりかみしめながら読んで、最後に、自分に何ができるか考えてみてください。
紙の本
世界の困難に寄り添う写真の力
2017/04/09 17:17
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投稿者:くりくり - この投稿者のレビュー一覧を見る
ウガンダ、シリア、イラク、カンボジア・・・世界の中で、紛争と貧困に苦しめられている国、ニュースで見ただけでは分からないこれらの国の子どもたちの思いや、日常によりそって写真を撮り続ける安田さんのメッセージ「私たちに何ができるのか」
安田さんは写真の力に「できること」を見つけた。
人を傷つける無知をなくす。「なぜ、どうして」とわきあがる疑問の入り口としての写真。そして小さな輪が広がっていく。世界がやさしいということを信じて。
写真家という仕事についても語られている。
自身が撮った写真も多数掲載され「写真の力」が実感される。
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「サンデーモーニング」のコメンテーターとしても著名なフォトジャーナリストの安田菜津紀さんの最新刊を読みました。
これからの時代を生きる中学生・高校生に向けた書かれた本。安田さんが、なぜこの仕事を選んだかというエピソードに始まり、取材で訪れた世界各国の子どもたちの状況を写真と文章で伝え、「私たちに何ができるのか」を語りかける構成になっています。
テレビでコメントしたり、他の人のコメントするのを聞く安田さんの姿を見ていて、常に視線の先には人がいて発する言葉に真摯に耳を傾けている姿に誠実な人柄だとを感じていました。その背景には、大きな後悔をしたことやどうしようもない無力さを感じたこと等の蓄積があることが、この本を読んでよくわかりました。
・「人がいきる限りそこには必ず日常がある」
・「大切なのは出会った人々の苦しみや悲しみの根源に近づくこと」
・「誰にも必ず持ち寄り合える役割がある」
・「無知がいかに人を傷つけるか」
等々のメッセージ実感をもって語られる言葉であり、心の深く染み込んできます。
「世界をもっと優しい場所にしていく」には、地域に暮らす人々が自分の得手を持ち寄り合える場面をたくさんつくるところが大事ですね。自分に出来ることをよく考えたいと思います。
我が家の子どもたちにも、大人のみなさんにも読んでほしいです。お勧めします。
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「厳しい現状を知ってしまったために、苦しい気持ちになるかもしれません。ただその苦しみと少しずつ向き合っていくのか、それとも知らないまま過ごし、知らず知らずのうちに誰かを追い込んでしまうのか」
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「あなたが沈黙してしまったら、世界はどうなるでしょうか?その沈黙が集まり、様々な声をないものとして扱ってきたのが、今の世界の姿なんです」
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内容は、小中学生向けか?被写体となっている各国の子どもたちと同じ年代が読むと響くものがあるだろう。
著者に興味を持ち、読んでみたもの。
16歳で「国境なき子どもたち」のレポーターとしてカンボジアへ行ったことが今の彼女のスタートとなったようだが、その前に中2、中3の時に父親、兄を亡くしていることも大きいのだろう。
”そんな「日常」がある日突然奪われてしまったとしたら・・・・・。そのとき、私たちには一体何ができるでしょうか?”
これは彼女の経歴から出てきた思いなのだろうか。
彼女の行動の原動力を、少し理解できた。
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つい。テレビや新聞の向こう、遠い国での出来事だと。
自分に関係のないものだと感じてしまっている、紛争や災害、そして貧困。
危険な地域へ赴くジャーナリストを”自己責任”だと非難する、世間の声。
なにも出来ないと感じる、無力感。
そういうものとしっかり向き合う真摯なことばに、背筋の伸びる思いがしました。
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フォトジャーナリストの安田さんによるフォトブック。
世界の子供達の写真やその国の状況、彼女がどうしてフォトジャーナリストになろうと思ったのか、私たちにできることは何かを子供向けに分かりやすく書いた一冊。
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サンデーモーニングで紹介!
「写真で伝える仕事」をするうえで大切にしていることから、世界各地で出会った子どもたちとの物語。
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沈黙してしまったら世界はどうなるだろう。
無関心は最も罪なこと。やさしさで溢れる世界になりますように