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年間300冊のビジネス書を35年間読み続けた著者が、よくある悩みに対する解決法をまとめたもの。様々な内容の「ビジネス書」がまとめられていて、読み応えがあった。ここから、さらに深めたいものについては、引用書籍にあたるのが良さそうだ。
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自律性は、個人のパフォーマンスや姿勢に強い影響を与える。(中略)自律的なモチベーションによって、(中略)生産性が上がる。燃え尽きるケースが少なくなるなど、精神的健康に大きな改善が見られたと報告されている。職場でも同様の効果が見られる。(ダニエル・ピンク『モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか』、p.196)
素直な心とは、私心なくくもりのない心というか、一つのことにとらわれずに、物事をあるがままに見ようとする心といえるでしょう。(中略)だから、素直な心というものは、真理をつかむ働きのある心だと思います。(松下幸之助『素直な心になるために』、p.222)
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これまでに読んだ10000冊に及ぶビジネス書の中から若手ビジネスマンが悩みそうな内容を質問形式に整理し、その答えを1つの質問につき、4冊のビジネス書の引用を通じて、悩みを解決していこうとする内容。
この手のビジネス書は他にもあるわけですが、ビジネス書と関連付けながらまとめていくのは、画期的な印象。
著者の読書ストックのすごさが垣間見られます。
一方で、一冊ごとの引用は少ないため、全体としては一貫性や深みは感じられませんでした。
この書のみで問題解決を求めるのではなく、その引用されたビジネス書を読むことで具体的な解決策を求めていくべきだと思うので、一種のブックガイドとして接するといいと思います。
『ワークシフト』『思考は現実化する』『スタンフォードの自分を変える教室』あたりは、再度読んでみたい気になりました。
<この本から得られた気づきとアクション>
・原典に戻ることは大切
・読書記録や感想、引用を記録していくことは、次の読書につなげるための糧になる。
<目次>
第1章 「仕事の基礎」に関する悩み
第2章 「人間関係」に関する悩み
第3章 「時間術とワークライフバランス」に関する悩み
第4章 「心身の健康管理」に関する悩み
第5章 「キャリア」に関する悩み
第6章 「願望実現」に関する悩み
第7章 その他の悩み
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大杉さんさいたま市在住ということで直接お会いし話を聞き本を購入。
社会人入社から1年で300冊以上の本をよみ
累計10,000冊以上の本を読まれたとのことです。
多読の秘訣は?とお聞きしたところ、知識が増えれば増えるほど、早く読めるようになるとのことでした。
入社3年目までの若手社員の37種の悩みに対し、これまで読まれた本の中から適切なフレーズと大杉さんの豊富な経験からのアドバイスがかかれています。
その悩みとは、
「仕事の基礎」に関する悩み
「人間関係」に関する悩み
「時間術とワークライフバランス」に関する悩み
「心身の健康管理」に関する悩み
「キャリア」に関する悩み
「願望実現」に関する悩み
その他の悩み
26歳の自分にとっては非常に助かる本でした。
数々の悩みに大して、こうした方がいいといった押し付けではない本なのでオススメです。
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300冊を35年 10,000タイトル以上 1冊1,500円として、1,500万円の価値
筆者 大学卒業後、日本興業銀行22年間勤務 新銀行東京の創業メンバー
ブロガー ビジネス書の書評
分かりやすい文章 ①論理展開をしっかりと組み立てる②一文を短く③できるだけ改行④書く前の準備(会議の前に報告書の準備)
段取り→効率の良いアウトプット
メモノート(走り書きノート)→母艦ノート(まとめ・整理)
方眼ノート(情報を整理して論理的な思考がしやすい)☆裏紙に印刷して使ってみるか?
未来メモ ☆エバノで実践済・見返す時間が十分に取れていない
上司からの指示→作業スケジュール検討→取り掛かり 行動力は気分で決まる→視座(視点と立場・上司は何をいつまでに求めているか?)
直感で「ビビッ」→サクッと行動した人だけがハッピーになる。
物をあえて捨てる・作業のリスト化→やることが明確化→残業減
アイデアや企画につながる頭の使い方は拡げて絞っての繰り返し・絞るときはシンプルに 紙おむつ→他の使い方は?→高齢者
プレゼン 分かりやすくて短い説明→プレゼンになるとみんな当たり前のことができない 価値あるコンセプトと分かりやすさ
フランク・ベドガー 営業のバイブル 熱意こそ最大唯一の要素。成功は知識ではなく仕事に打ち込む情熱の力によるもの。
物事は成功曲線 ある時点から急激に達成に向かう。 英会話、ピアノ☆今の職場の雑務、財務の書類整理…
自分の考えを正確に伝えるには?→相手が何を知りたいのか優先順位を立てる・話す内容の組み立て
職場の人間関係 人が自分と同じように世界を見ていると思い込んでいる・他人と過去は変えられない→トラブルが起きないような選択を考える
落合「重要なのは、自信をつけさせ、それを確信に変えてやることである」☆〇〇〇〇課では言ってもムリ・距離感、相互の牽制を考えること
成功者は必ず意義ある失敗をしている。失敗をそのまま一生の失敗とするか、それとも成功のもととするかは、いざ失敗したときの意識にかかっている(「成功とはどう失敗を活かすかできまる」井浦康之)
近い狭い範囲のことにこだわりを持ちすぎると、影響力が大きすぎて間違いが起こりやすい。こだわりが強い人は熱心で頑固。その力が小さなものに向かうとものすごく大きく間違う。☆〇約課 和光市の対応・木のクレームへの対処は適切か?
失敗・クレーム→もっと大口の取引に同じ失敗をする可能性がなくなったのだからよかった。
男=鈍感 女=くどくど説明しなくても分かる 根本的に全く異なった人種 他の惑星人
1日のうちいつかは内省の時間 瞑想 時間管理は人生管理
少しずつ勉強→1日30分→1年後、知識が増えたことを実感でき、自分に相当自信が持てる。
☆緊急、重要4分割マトリックスを書き出す
朝早起き→その時間を自由に使えているという感覚→自分の人生を支配している感覚
早起きは寝る前にフォーカスする→決まった時間にやるべきこと
片づけを習慣化→21日間同じ動作を繰り返すと認識☆〇地は無理か?
免疫強化作用のあるファイトケミカル 緑黄色野菜、海藻、ナッツ…
仕事でも遊びでも「飽きてきた」と感じる→疲労のサイン→効率低下 リフレッシュ
感情的にタフであれば人生の試練を乗り越えることができ、人生のチャンスをつかむことができる☆今の職場は一時的・単なる感情の訓練・死んだ時の弔辞をイメージ
食事、睡眠、余暇 脳にとって大切な時間を先に確保→仕事のスケジュールを組み立て→仕事にもメリハリ
キャリア形成 人生全般でのこだわりや一見ムダと思える多くの行動が役に立つ
非効率な人事評価・管理制度を持った会社が安泰でいられるほど、現代のビジネス情勢は平和なものではない(サラリーマンの悩みのほとんどにはすでに学問的な答えが出ている)西内啓)☆民間はリスク管理の一環として社員管理 今の〇〇所の管理制度→問題、不祥事が表面化するのは当たり前 自分は巻き込まれないように!
部下の不祥事、左遷→会社とは何か、組織で働くことの意味を深く考えるまたとない機会→後の人生の大きな転換期 挫折を味わう時期があったら、そこでどのように受け止め、何を考えるかが大切
現在の仕事を楽しむ 自分の成長を評価できる
揺るぎない信念 イチロー→小学生のときに世界でも一流のプロを目標 クリントン大統領→JFKと握手し大横領目指す
☆自伝を書く・誇張(嘘)があった方が面白い
運 祈る力 感謝と素直
4分の1貯金法 渋沢栄一、安田善次郎 最初は天引き貯蓄から始めた☆自分の収支を計算してみること・25%以上は貯まっているような→家を買うための投資を始めること
必要なものと欲しいものの区別→金持ちになる人は違いを知っている
人生で思い通りにならないことほど実は貴重な価値を持っている①死②病気③人間関係のトラブル
TOEIC 只管朗読(しかんろうどく) 公式問題集をひたすら繰り返す
英文のメールの型 件名 本文(全体の要約→説明→依頼、指示などの行動を促すもの)☆暗記すること
とんでもない苦境ほど、素晴らしい立ち直り方を魅せる格好のステージだと思って張り切ることにしている。必ず後から振り返って、あれがあってよかったね、と言える大きなプラスアルファの拾い物をしようと考える。単に乗り越えるだけでは気持ちが収まらない。おつりが欲しい、そういうことだ。(DeNAのCEO南場智子)
ビジネスモデルではなく採用や職員の士気の高さが競争力になっていることに気づいた(サイバーエージェント社長)☆〇〇所は士気の低さをどうすれば解決できるか?
人生とは自分とパートナーとで築くもの 前半生より後半生が重要 大橋巨泉
労働市場が急速に変化☆60歳以上でも活躍するために情報のスキルが必要 アプリの学習必要か? ビットコイン301113→1213まだ申し込みはしていない・ちょうど値下がり中
あとがき 「この本はきっと、ロングセラーとして長く読み続けていくだろうということです。なぜなら…引用、解説しているからです」☆自分の本のことか���
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入社3年目までの仕事の悩みに、ビジネス書10000冊から答えを見つけました
著:大杉潤
著者は、本を読むのが大好きで、入社1年目から年間約300冊のビジネス書を35年間読み続け、累計10000冊以上を読破してきた。したがって本書は、1冊あたり約1500円のビジネス書が10000冊分なので「1500万円の価値がある本」と言っても過言ではない。
この本で紹介している「珠玉のフレーズ」に出会い、読者はこの本を1冊読むだけで、そこの「いいとこ取り」が出来、直接紹介されている本を読まなくても、そのエッセンスを知り、理解することが期待できる。
構成は以下の7章から成る。
①仕事の基礎に関する悩み
②人間関係に関する悩み
③時間術とワークライフバランスに関する悩み
④心身の健康管理に関する悩み
⑤キャリアに関する悩み
⑥願望実現に関する悩み
⑦その他の悩み
確かに、本書で紹介されている書は、王道な基本書やその当時流行った書をバランスよく、興味が出やすいように紹介されている。こじつけでその本を持ってきたのではなく、それぞれの悩みに対して最適の一冊を紹介している点はさすがに10000冊読んできた、知識の宝庫から巧みに紹介されており、さすがである。
珠玉のフレーズに触れることで、イメージがつかめるのはとても良いことであるも文章の背後にあるものや行間に隠れる本質等迄に触れるにはやはり原書を読むこむ必要がある。
ターゲットは書名の通り入社3年目とあり、それ以上の知識を求めるのであればやはり原書にあたるしかない。そのとっかかりとなる機会を得るだけでも本書は読む人に有意義な時間を与えてくれている。