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紙の本
世界観がギュッと詰まってる!
2020/05/09 00:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:じゃじゃ - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編集だけど一つ一つしっかり奥が深い。ミステリーから、心温まる家族の話まで、色んな話があって、東野圭吾の世界をギュッとまとめて堪能できたと思う。どれもとても面白かった!特に「水晶の数珠」は、らしさがあって好きだった。
紙の本
日本人
2019/07/10 17:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る
「素敵な日本人」という題名が、どうしてそういう題名になったのか、私にはよく分からないまま、読み終わりました。短編集ということで、次々に話が変わるというのも時には良いなあと思いました。
紙の本
言うなればミステリーのデパート。
2018/11/11 21:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る
短篇集を手にしたのは初めてですが、なるほど、
ミステリーの良さがしっかり出ていました。
東野圭吾さんの作品の特徴といえば、ミステリーで物語に
推進力を与えながらも、登場人物たちのヒューマンドラマを
描くことが上手な作家さんと思っています。
バランス感覚がいいのですね。
長編の中には、かなり気に入った作品が何作かあります。
この作品は短篇です。人間性を描くのには短すぎます。
それなのに、さっと切り込みを入れる面白さがあって、
これはこれで長編に通じる面白さを感じました。
トリックがシンプルなのに意外性があるという作品が揃っています。
さっくり読めますが、ひょっとしたら結構高度なことを
やっているのかもしれません。
全部で九篇の短篇集です。
一話が三十頁前後なのに、読みごたえがあります。
素敵な日本人という題名だけは、意味が分かりませんでした。
適当感がありますね。
まあ、それくらいいろいろなタイプの作品が収録されているのですが。
総括的な題名はつけにくかったのでしょう。
もし自分が表題作を選ぶなら、すっと決まります。
君の瞳に乾杯や、サファイアの奇跡も好みですが、何といっても
水晶の数珠が秀逸でした。完成度が高かったですね。
対立をもちこみ、煽り、ちょっとほろりとさせるという王道の作品です。
SFや、悪意を扱う作品もあり、好みは分かれる一冊でしょう。
そういった意味で、ミステリーのデパートみたいだと思いました。
紙の本
喜楽に読めるミステリィ集
2017/06/17 14:32
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投稿者:yeshan - この投稿者のレビュー一覧を見る
いずれも東野圭吾らしいミステリーです。
・正月の決意 初詣に出かけた老夫婦が奇妙なトラブルに遭遇し、それがきっかけとなって
・十年目のバレンタインデー 別れた恋人から食事に誘われ、そこで作家としての自分の正体が
・今夜は一人で雛祭り 娘が立派な家の娘と結婚することに・・。父親はひな人形を見て、心配は無用かと・・・。
・君の瞳に乾杯 合コンで出会った女の子と意気投合し、付き合うこととなるが、すっぴんになった彼女を見て探していた女だと・・。
・レンタルベビー 子供のない夫妻にレンタルベビーのサービスがされるが、子供はロボット。しかし子供そっくりなベビーに・・・。
・壊れた時計 奇妙なバイトを請け負ったが、壊れた時計を処理したことでとんでもないことに。
・サファイアの奇跡 野良猫イナリと仲良くなった娘。しかし、交通事故で犬猫病院で亡くなった。娘は成長して犬猫病院の看護師に。そこで、奇妙なサファイア色のペルシャ猫に出会う。
・クリスマスミステリー イブに年上の女性との関係を清算しようと殺人を考えるが、計画は思わぬことに
・水晶の数珠 親の反対を押し切り俳優を目指してアメリカに渡ったが父が末期がんで今度の誕生パーティは最後になるだろうと。急いで帰国したが父から携帯で来なくていいと。
少し考えないとなど謎が解けなかったものもありますが、気楽に読める短編集でした。
サファイアの奇跡は我が家ではシャム猫がいるので面白く読みました。