紙の本
学び合う
2018/06/28 19:59
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投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る
以前、テレビで金森学級の様子が放送されたことがある。子どもたちが自分たちでできることを見つけ、生き生きと取り組んでいく姿に感動した記憶が残っている。多くの子どもたちが、学力テストのための「こなすだけの学び」に時間を奪われていることが悲しい。
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カリスマ教師の教育実践。子供たちの内なる声を引き出す方法。大人の顔を伺う、自分を抑圧する子供と向き合う方法。
これは教師だけじゃなく、大人のみんなが読んでほしい本。社会全体の教育力が低下したと言われる昨今、この本は人間の本質をついた教育のお話が書いてあってとても有用である。
正解が蔓延る社会。こうすればうまくいく方法があふれる世の中において、人々は自己を抑え込んでいる。正しさだけを追い求めて、本当に自分が思っていることを表に出せない。どうせ自分の考えは正しくないから、そこらに転がっている正解に従っていく。そうやって自分を見失った人々は、自我を崩壊していく。
内なる声を、解放するのです…。
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石川県の小学校教諭を長く務めた金森氏の児童教育方法を、彼の同僚の辻氏が記録した本。金森氏がオランダで行った講演旅行を辻氏が記録している第3章、金森氏が幼少時代から大学生にかけての人生を振り返ったている第4章が特に興味深い。
金森氏の教育方針のひとつでもある「生活綴方」というのは、子どもに作文を書かせるというもの。生活のありのままや、考えていることを文章に書かせるという教育方法。大正から昭和にかけて日本中に広まったメソッドだということを初耳だった。
エンターテイメント本ではないために、読了まで時間がかかった。
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今とても大事にされている学び合い
どのようなことが書かれているのか気になり
手に取って読んでみた
実際に教育現場にいるからか、
難しいよ、それ…と思ってしまう部分もあったが
大切にしていきたいことには共感できた
特に心に残った言葉は
大人は子どものキャッチャーであれ
子どもが色々なことを私に投げかけてくれた時
全てをキャッチできる教員でありたいと思った
金森氏の大切にしている生活綴方
日常から作文は書かせているが
もっと心の底を吐き出せるような作文に
していきたいと思った