紙の本
うーん?
2017/05/07 19:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
今までおもしろかったけど、今回はちょっとうーん?という感じ。
青一の過去が明かされる話。
最初からその予定で描いていたのだろうけど、いまいち私はピンときてないので、次巻以降がどうなるのかというところ。
投稿元:
レビューを見る
双亡亭内部での闘いも続いてるけど、
4巻のメインは青一の口から語られるあいつらの世界。
何が何だかよくわからない。わからないからこそ恐ろしい。
双亡亭の内と外、ふたつの進行が交わる時が楽しみです。
投稿元:
レビューを見る
双亡亭のあちら側から現れる奴らの正体にメスを入れる4巻である。
これまでのホラーテイストの物語からSFのニュアンスを強める感と言っていいだろう。
合間に科学者組同士の(乗っ取られた側とそうでない側の)対決を挟みながら、青一が地球ではない場所で45年もの間戦い続けた経緯が語られている。
侵略者と、侵略者から青一達飛行機の搭乗員を救った星の抗争をメインに描いたこの巻ではあるが、抵抗しない「おじいちゃん」に怒りを教える青一の姿には胸打たれるものがある。
虐げんとする者どもに対し反抗せよと語る内容もまた、子供たちに向けて反骨を教えるニュアンスを感じるのだ。
だが、同時にその反抗が45年もの間続く凄絶な抗争となったことも描いている。ここに、読者となる少年少女たちに対し思索を余儀なくさせる物語的現実があるのは味わい深い。
物語的には合間の巻と言えるだろう。
ただ、個人的にここで語っている内容に対しては星五つで評価したいと思う。この物語が描く勇気の形が、ここでは簡単ならざる形で描かれていると思うのだ。