紙の本
女の胸をかき乱す、淋しさ、愛欲、諦め、悦びなどが描かれた傑作が著者の素晴らしい挿絵とともに味わえる一冊です!
2020/07/24 12:48
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、漫画家で、近年はエッセイストや絵師としても活躍されている安野モモコ氏の作品です。同書は、女の胸をかき乱す、淋しさ、愛欲、諦め、悦びなど、著者が愛した女心のひだを味わう傑作を集めたもので、孤独な男を残酷なまでに誘惑する「耳瓔珞」、愛している男を自分の親友と結婚させる「むすめごころ」などが著者の挿絵とともに味わえる一冊となっています。同書に収録されている作品は、岡本かの子氏の「桃のある風景」と「快走」、芥川龍之介氏の「葱」と「あばばばば」、川端康成氏の「むすめごころ」と「神います」、有吉佐和子氏の「地唄」、円地文子氏の「耳瓔珞」、白洲正子氏の「佐々木のおはるさん」、織田作之助氏の「蛍」です。
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わからないなら、触れてみる? 女の胸をかき乱す、淋しさ、愛欲、諦め、悦び――。安野モヨコが愛した、女心のひだを味わう短篇集シリーズ第二弾。
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安野モヨコ編:書かれたのはちょい前の時代なメジャー作家のマイナー小編集。
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なんというか…女のひとが生きるのはたいへんそうな。
ランニングひとつ自由にできんとは!と時代背景の違いにうむむ となったり、
初デートロマンより安売りの葱に心惹かれる様に頷いたり、
あばばばばやるの見られたからって恥ずかしいもんかぃな、こどもが喜ぶんだもんさ と共感したり、昔の女人の静かな強さに唸ったり。
私の女心(笑)もたいそう揺れた1冊でした。
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それにしても川端康成や芥川龍之介、案外面白い…!
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安野先生の挿絵が説のイメージにあった
いい場面を
描かれているので
お得だ という気持ちになります
やっぱり 川端より織田作之助より
芥川が可愛いことを 再認識しました
デートで葱は困るよな
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こちらは全作品面白かった!
バラエティに富んでてどれも良かった。
"むすめごごろ"の咲子はまるで高校時代の自分のよう…。ある意味、黒歴史。安野モヨコはあとがきで、全く理解できないむすめごころって書いてたけど居るんですよ、そういう娘が実際に笑
"葱"は流石というか、上手い!というか。そういうところをピックアップする着眼点が見事だなー!と。可愛いよね、葱買っちゃう娘もそれにちょっと幻滅しちゃう男も。可愛いー!
円地文子って全く知らなかったけど"耳瓔珞"良かった。ドラマになりそうな、大人の恋(にはなってないかな?)の話。彼女の他の作品も読んでみたい。
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安野モヨコさんの編集の短編集。
岡本かの子や白洲正子など最近では中々読まれなくなりつつある作家も扱っていて良い。食わず嫌いには是非。
特に岡本かの子❗️こんな読みやすい人だとは❗️
失礼ながら岡本太郎のお母さんぐらいにしか思ってませんでした。
個人的には葱、耳瓔珞、あばばばば、快走がおススメ。
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「桃のある風景」「快走」岡本かの子
「葱」「あばばばば」芥川龍之介
「むすめごころ」「神います」川端康成
「地唄」有吉佐和子「耳瓔珞」円地文子
「佐々木のおはるさん」白洲正子
「蛍」織田作之助
「むすめごころ」→良い百合だった…コバルトか、コレ 「蛍」→寺田屋のお登勢の話
「佐々木~」→すごい女傑だ
「葱」→こういう現実に戻る瞬間、あるわ…
「あばばばば」→母になると途端に強くなるよね
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新しい本読みたいなって気分の時に紹介してくれるのが安野モヨコって信頼しかない。
どれも耳に効く選書。特に岡本かの子が良かったな〜
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女の方と付き合うのはちょっとむずかちいよねぇ。(私も女ですが。)
それバーン!って書いたような感じ(?)。
モヨコさんのイラストって艶っぽいよねぇ!
(#^.^#)