紙の本
題名に期待しなければ面白いよ。
2002/07/31 01:02
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ベリ太 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「こんなふうに死にたい」?
この本の題名と内容がちょっとそぐわないんじゃないかな?
冒頭からおどろおどろしい幽霊、前世という話、
そして圧巻は肥前・岸岳城址でしっかりと武者の幽霊に
取りつかれる話は迫真性があって夏の夜にぴったりだ。
題名での期待は見事に外れたが、
内容は面白く印象度はなかなかのもんだったね。
佐藤さんはもしかして死んでも、
しっかりしゃべりたいのかな?
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たまたま家にあったので、暇つぶしに読みました。手軽に読めるエッセイでした。死後の世界とか、あまり信じてないんだけど、この本を読んでそういうこともあるのかなーとか思いました。
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心霊現象に遭遇した著者の解決への軌跡と、随所に出てくる美輪さんのたのもしさ。美輪さんは、本書だけ読むと非常に高い霊能者だがはたしてどうなのか?
後書きは悔しいが素晴らしかった。よくも悪くも美輪づくしだった。
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佐藤愛子の本はどれもおもしろい。ズバッと言い切ってくれるので読んでいてすっきりする。
この本は特に美輪さんのあとがきがかなり良い☆
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佐藤愛子さんは、幾つかの著作本に心霊体験について書かれており、美輪明宏氏や江原啓之氏とも繋がりがあることを知って興味を持ち、まずはこの本を読んでみた。豪胆な性格で人以上に心霊やあの世は信じていなかったのに、北海道に別荘を建ててから毎日のように心霊体験をするようになり、美輪さん達との出会いや、父親や親友の川上宗薫の死を目前にして認めざるを得なくなる経緯が分かる。そんな世界があるにしても、自分らしく生きるに変わりないことは共感する。あとがきは河合隼雄氏と美輪明宏氏だが、美輪さんの文章は読み応えがある。
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B.ずっと前にアンアンだったかノンノだったか
雑誌に連載されていたエッセイの、アイヌのエピソードをなんとなく覚えていて、職場でその話が出た時に、本を持ってるという人がいて、貸してもらって読んだ。
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「90才なにがめでたい」を読んで佐藤愛子さんの本が読みたくなった。
ネットで佐藤愛子さんと小児科医の方との対談が載っていてこの本がきっかけで美輪明宏さんとも知り合う事になったと聞いて読む事にしました。面白く読みました。別荘を買った経緯や心霊現象などとの取り組み方が佐藤愛子さんらしくて、外野で何を言われても気にしない強さが皆に頼もしいと思われている所以なのでしょう。
こんなふうに死にたいは、裏を返せば「こんなふうに生きたい」という心の現れではないかと思いました。
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佐藤愛子を読む必要があり、読了。『冥途のお客』や『私の遺言』系の霊的体験を書いた本。アトランダムに読んでいたけれど、『こんなふうに死にたい』が1987年刊で『冥途のお客』(2004年)や『私の遺言』(2002年刊)よりずっと前。著者の霊的体験について、いろいろなエピソードが描かれている。精神力に感服する。
それでふと思い出したのが、父君の佐藤紅緑の『ああ玉杯に花うけて』を中学時代に読んだこと。いさましくて、気持ちが高揚して夢中で読み終えた。筋は全然覚えていないけれど。その系譜がここに…と思うと、彼女の意気軒昂なところは血筋かと。
次は『晩鐘』を読みたい。
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様々な霊体験を真っ向から否定することを改める気持ちになる。きっと体験できる人は、頻繁に出くわすのに、体験した記憶のない人は、今後も体験できる術を知らないからである。死を考えることは生を考えることにつながる。納得できる生き方をしたいものである。2019.12.11
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佐藤愛子さんは、昭和50年、51歳の時に北海道の人口2万人足らずの牧場と漁港の町、浦河に五百坪の土地を購入し別荘を建てたそうです。深夜、屋根の上で人が歩く足音、その正体は? 霊能者三輪明宏氏に電話すると「アイヌ民族の古戦場だった場所で、成仏できない霊がうようよしてると」佐藤愛子「こんなふうに死にたい」、1992.12発行。霊体験を綴ったエッセイとのこと。霊体験については興味の対象外なので、内容はパスしました。