投稿元:
レビューを見る
ほっと楽になる
・君主は器なり(人の上に立つものは何もしないのが1番である)
・ルールがあるから生きているのではなく、生きていく上でいくつかのルールと出会う
・大勢が欲しいものの価値が上昇し、そうでないものは下落する。価値は捨ててしまおう
・知識に頼ならければものごとを区別する必要もなく、心が道を失わずに済み、無欲でいられる。このような態度を素朴と呼ぶのである。
・のんびりと生きるためには、論を俟たない
・「小さなものをコツコツ積み上げる」「小さなもの」は異なるものであってもよい。すべて含めて「大きな価値」へと変化していく。
・伝わらないのが言葉ーでも紡がざるを得ないのが言葉
・人は流れる水を鏡とすることはせず、静止した水を鏡とするものである。絶えず訪れる変化に身を投影すれば、自分の姿を見失なう
・自分の知識を使わず自然の成り行きに任せる、これを明智と言うのである。自他を区別し是非を論じるための「知」は、自分も相手も疲れるだけで、よくないものであり、むしろそうした自己判断や自己主張を捨て去り、平凡な流れに身を委ねる態度こそが真の「知」である。相手を説き伏せたい衝動があっても、流れに身を任せてみよう。かえって自分が想定していた流れより良い結果を運んでくるかもしれません。
・便利なものが便利であることは誰もが理解できる。が、使い途のないものや価値がなさそうに見えるものをつぶさに観察し、よく思考し、その存在のおもしろさを認めるためには、かなりの勇気が必要だ。無用なものから「自分にとっての唯一の価値」を見つけ出す作業をしてみよう。
心に留めてみよう
・良いと同時に良くないが生まれる
・能力を自慢したら、それに伴う責任が発生する。
・社会に対する怒りは誰もが覚えのあるものである。社会が「自然の成り行き」の結果を示している。そこへの怒りは傲慢であるばかりか、勝てない相手にムリをして挑むという、自分を苦しめるだけの衝動である。
・相手に対して「夢」を勝手に抱くのはやめる
・名誉、謀略、仕事の責任者ー自分をそうした状況の主人公に据えた瞬間、襲ってくるのは責任という名の形式の権化です。