電子書籍
組織の管理職の方にお勧めします
2018/02/19 20:41
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うみべ - この投稿者のレビュー一覧を見る
管理職になりたてで、部下とのコミュニケーションに苦慮している方、今時の若手社員の行動・考え方に「今時の若いもんは・・」嘆いておられる方に、田口二軍監督がそれらを解決できるヒントを与えてくれます。田口監督自身もドラ1入団でありながら選手生活は順風満帆ではなく、ショートから外野へのコンバートを命じられ、またアメリカ大リーグに挑戦するも2Aにまで降格という辛酸を舐めつつメジャーまで這い上がってきました。そうした経験を元に二軍監督という言わば中間管理職的な立場で奮闘する田口氏には、読後きっと共感できるでしょう。
紙の本
オリックスファンにはお勧め
2017/08/10 22:32
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あきさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
田口監督らしい軽快な文章でした。
普段聞かない、オリックスの2軍の話題が満載で、まさにオリックスファンには必見の書?だと思います。
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去年はウェスタン・リーグの試合の動画をよく観ていたので、この本で田口監督のご苦労が改めてよく分かった。
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バファローズの二軍監督で元メジャーリーガーでもある田口壮さんが記したプロ野球二軍についての本。
マイナーリーグも経験した田口さんならではの日米ファームの比較論など興味深い内容で野球ファンにはたまらない内容。
また新米二軍監督としての田口さんの裏話はビジネスシーンでも当てはまる部分もあり、こちらも参考になる内容でした。
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日米双方の野球界を熟知している田口さんによる日本の二軍について書かれた本。
驚いたのは今のゆとり世代の選手はコーチに飲みに誘われても行かない、時折監督に対して敬語を使わないという点。
一般の社会人ならまだしも監督やコーチに好かれないと試合に出られず、なおかつ実力が突出しているわけでもない二軍選手なのにも関わらずそういった選手がいることにびっくり。
ゆとり世代についての書籍を読んでみたいと思うきっかけになりました。
田口さんの語り口はとても面白くすらすら読めて退屈しませんでした。
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米メジャーリーグの裏話部分がとても面白い。日本の話は、まあまだ現場にいるわけだから、あまり刺激的なことは書けないだろうなあとは思うが、当たり障りのない感じ。テンポのいい語り口で、楽しく読めた。
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日本、アメリカの一軍二軍、メジャーマイナーの違いについて述べている。
1軍に入る人は目が違う。
1軍になることが目標ではなく、一軍であり続けることが目標というのが有名選手。
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息子が先に読んでいて、軽い気持ちで借りた。
正直、あるあるネタなのかな…なんて思って読み始めたが、これはきちんとした人材育成の本ではないですか。
田口監督には申し訳なかったが、読み始めた時のハードルが低かったため、余計に面白かった。
野球に限らず、一般企業でも、また学校や家庭で子供に接するときにおいても、参考になるところは多いと思う。
オリックスの2軍が来季さらに強くなっているよう、応援していきたいと思った。
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著者は元メジャーリーガーで現オリックス2軍監督。
2軍監督の経験だけでなく、現役時代の国内やメジャーでの経験談も含め、選手や監督のドラマを感じさせる内容となっている。読みやすい文章が印象的。
私は普段野球を見ないにもかかわらず、「二軍の謎」というタイトルに魅かれて読んだのだが、プロ野球の選手登録には制限人数があったり、2軍はセ・パで分かれるのではなく、東西で分かれている等々、初めて知る内容が多く面白かった。また、2軍監督がどのような役割を担い、どのような視線で選手を見ているのかがよくわかり、オリックス2軍の試合を見てみたくなった。
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普段スポットの当たることのない二軍について、かなり知らないところまで書いてくれていて野球好きには堪らない1冊です。
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阪急〜オリのファンには垂涎の内容。
ミドルマネジメントの難しさも滲む。
でも、一番欲しいのは結果やで、タグソウ!
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プロ野球選手としてオリックスやメジャーリーグで活躍し、2016年からオリックスの二軍監督に就任した著者が日本プロ野球における二軍の存在意義や目的、監督としてのやりがい、苦労を語る。
個人事業主が集まるプロ野球という特殊な世界といえど、新人を育てて、成長させる必要はある。その役割の中心となるのが二軍監督だ。
「監督」でありながら勝利を目的としない。イマドキの若者の感覚を理解し、受け入れつつも必要なことを教え、一軍で通用する体力・技術を身につけさせる。そして、一軍監督へ若手を売り込む。やってることは一般企業人事の中間管理職に近い。
文章を読んでいると、著者の人の良さが伝わってくるが、浸かっている世界は1年で必ず10人前後はクビになる厳しい世界だ。著者が期待していた選手だってクビになったこともあるはず。それでも気持ちを切り替えて、また新たな選手たちへ指導を続ける。
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プロ野球を長年観てきていても、二軍のこととなるとまるで知らないものだということに気づかされました。
マイナーリーグとの比較は、プロ野球のみならずメジャーの仕組みも同時に知る事ができてとても勉強になりました。「勝ちたいけどそればかりを目指せない」のは二軍としては仕方ないけど、監督という立場でそのジレンマと向き合わないといけないのは想像以上にしんどそうに思いました。
「マンスリーダイアリー」は、シーズン後の振り返りが答え合わせのようで興味深かったです。
田口さんが気にかけていた奥浪鏡がこの本が出た後にあんなことになるなんて…赤松も独立リーグにいっちゃったけど、またNPBでみられるかな??
田口さんは解説者時代に講演会でお話を聴いてとても面白かったけど、文章もテンポよくて寝る間も惜しんで読みました。
編集協力に奥様のお名前があるから、恵美子さんのお力添えも大きそうな気が…(邪推)。
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謎というタイトルは大袈裟だが、田口氏の真面目な人柄が出ている書籍。危なっかしい話はなく、どれもソフトなエピソード。もう少し刺激のある話を期待してしまった。
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各球団支配者登録をされる最大限が70人。一軍は28人で残り42人が二軍。巨人やソフトバンクには3軍もあるが、メジャーリーグは、これに対してメジャー40人、3Aが38人、2Aが37人、1Aが105人、ルーキーリーグは70人と5軍のピラミッドで構成されている。格差は著しく日本の比ではない。いつクビになるか分からない中で日々激しく鎬を削る戦いが展開されている。
本書の著者はオリックス、カージナルスで活躍し2Aも経験した田口選手。二軍監督を通しての野球の世界の厳しさ、二軍のリアルがあますことなく紹介している。中間管理職として調整に奔走し知恵をめぐらせる懸命な姿には一般社会でも通用する処世術がある。