電子書籍
運用業界に感じるモヤモヤ
2019/05/11 22:27
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投稿者:makis - この投稿者のレビュー一覧を見る
資産運用の世界に感じてきたモヤモヤは正しかったのだと確認できました。「貯蓄から投資へ」を合言葉にしてきた運用会社はどこか自分のためにそれを進めているだけじゃないか?と感じてしまう。でも本気で投資家の目線に立とうとする人がこの業界にもいるんだな、と知れて少し嬉しく感じました。金融庁のHPには様々な施策や有識者会議の情報がありますが、そことも少なからずリンクさせることができ、業界に対する知識を生きた知識に変えてくれました。
紙の本
我が国の金融大改革について書かれた書です!
2018/09/14 12:22
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『捨てられる銀行』に引き続く続編です。前書では森金融庁長官による地域金融改革について明らかにされましたが、本書では長官のもう一つの改革の柱である資産運用改革について詳細に検討されています。現在、資産が利益を生まない状況になっている我が国の膨大な個人資産を、利益が生める資産にしていくための大改革です。この考えが実施されれば、私たち一般人にも大きな影響が及んできます。日本の将来を考えるための重要な一冊です。
紙の本
資産運用
2017/05/22 13:38
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投稿者:KKキング - この投稿者のレビュー一覧を見る
手数料目的の経営しかできない銀行の何が「公器」か。最近よく言われるようになったフィディーシャリーデューティの下に、資産運用会社の問題点を暴く。
電子書籍
利益相反について
2020/11/25 16:53
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投稿者:Turnbull - この投稿者のレビュー一覧を見る
金融機関業務に係る利益相反について、よく書かれており、良かった。
しかし、金融機関が提供する資産運用業務は色々知れば知るほど、その提供対象となる人は極めて限定されるのではないかと思わざるを得ない。
紙の本
森長官体制の代弁をしている本の続編
2018/09/30 15:10
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投稿者:もちお - この投稿者のレビュー一覧を見る
金融行政の専属記者である著者による金融行政当局の見解を代弁するシリーズの第2弾。今回はタイトルにあるように運用に関する金融機関のやり方がいかに非(生)産で顧客にとって悲惨であるかを掛けた内容となっている。このような状況を変えるにはこの本を読んで、しかるべき対応を個人で取るしかない。
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秀作。力作。
銀行も商売。行員の言うことを鵜呑みにしてはいけない。投資は自己責任。勉強しなければ。
だけど、そうならないように政府が仕組みを変えなければいけない。日本は遅れている。欧米のように、もっと投資が一般化するようになるんだろう。でないと、年金が持たない。
株式は値上がりしそう。
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タイトルでは「銀行」とあるが運用会社のあり方を論じた本。森金融庁長官、JPB佐護氏、HCA森本氏、AM1西氏、TMAM大場氏らへの取材、ヴァンガード本社への訪問により構築される筆者の洞察は至極まとも。
フィデューシャリーという責務をテーマにした本を、資産運用業界の外側のジャーナリストが記してくれることは素晴らしい。
良本。同僚たちにも勧めたい。
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森長官との距離が近すぎる。
最後に、資産運用を宗教になぞらえて説明していたが、差し詰め、森長官が教祖様ですか、と突っ込みたくなる。
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読み物としては面白いが、内容は今さら感がある。
金融機関は民間企業だから、顧客の意にそぐわなければ、いずれ淘汰される。行政がようやく追い付いてきたのではないか。
フィデュシャリー・デューティーも、目新しい言葉ではない。ただ、求められる概念の適用範囲が広がっているのは、その通りだろう。
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何度も繰り返されるフィデューシャリー・デューティーの大切さがよく分かったし、銀行で販売する身としてはいろいろ反省するところも多かった。ナチスの戦術云々は書かないほうがいいと思った。
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捨てられる銀行2 非産運用
2017/4/19 著:橋本 卓典
15年9月に公表した「金融行政方針」で「企業・経済の持続的成長と安定的な資産形成」を最重要テーマに掲げた。
本書で取り上げるのは、「国民の資産形成」である。この国は、どうして、売り手も書い手もよくわからない金融商品を売買するようになったのか。
キーワードは「フィデューシャリー・デューティー」
日本語では、「受託者責任」と訳されてきたが、金融庁は「真に顧客本位の業務運営」と敢えて定義を見直し、金融行政の最重要施策とした。
本書の構成は以下の6章から成る。
①動き出した資産運用改革
②ニッポンのヒサンな資産運用
③フィデューシャリー・デューティーとは何か
④年金制度の変化と資産運用改革
⑤改革の挑戦から何を学ぶか
⑥「売らないあなた」になるために
企業・経済の持続的成長と安定的な資産形成
グローバルな目線と今後我が国が直面する現実を見据えれば、どちらも重要であり、金融機関に求められるべきことは当然のことであるという理解も出来る。
当たり前のことであるが、出来ていないこと、知らなかったこと、気づいていなかったことも多いのは事実。言葉だけを受け入れるのではなく、しっかりとその本質を理解し、自分の立ち位置ではそれに対して何をすべきか何ができるかを一人ひとりが意識して前を向いて真摯に取り組んでいくしかない。
目の前にいるお客様に「ありがとう」と言ってもらい、それを10年20年という長いスパンで言ってもらい続ける関係性の構築が何よりも大切。当たり前のことを当たり前にやっていきたい。
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「株主はバンガードの米国籍の各ファンドだ。」
今話題のフィデューシャリー・デューティーの観点から書かれている。
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バブル期に証券会社に入り、その後、証券不祥事、金融ビッグバン、不良債権処理、ゼロ金利政策と渦中にいた私は、とても興味深く読ませて頂きました。
金融庁が自ら金融行政の失敗を認めた、という点。森長官率いる金融庁に期待をしています。
現在の銀行窓口で行われていることは、一昔前の証券会社の店頭と同じ。当時の証券会社では、投資信託の回転売買は監査部のチェックが入り、相応の理由を書面で残す、またはお客様から確認書を頂くなどの「検査対策」をしていました。
「銀行では、まだそんなレベルなのか!」
と思ったのが正直な感想です。
人々が、洋服や食料品を選ぶように、自分の考えを持って自分の好む金融商品を選べる時代が来るよう、ファイナンシャル・プランナーの端くれの私も頑張らなければいけないなと思いました。
一番響いたのは、最後に引用されていた、松下幸之助さんの言葉です。
「株式に投資をするのは国の産業に参画することであり、その発展に寄与奉仕することである」
株式投資をそのような意義のある行為だと、多くの人に伝えられるように努力したいと思います。
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かなり刺激的ドラマチックに書かれている。以前から語られてきた日本の資産運用にかかる構造的問題点がコンパクトにまとめられている。光文社のドキュメント地銀vs.金融庁 よりも面白い。森長官に肩入れし過ぎとの批判もあるがいま最も仕事をしている役所ではあると思う。
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第二段はフィデューシャリー・デューティー。大場さんへの取材結果をメインに綴られている。わかりやすいといえば、それまでだが、例えや出典に俗なものが多く、読み物というより、情報。