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今最も熱いトピックの一つ「業務効率改善」。初めて自分の立場と明確にリンクする本に出会えた。業務効率化のためのメソッドは勿論だが、課長クラスが今後の厳しいビジネス環境をサバイブするための心構えに満ちており刺激的。課長の分類にまで立ちもどり、自分がどのようなタイプの課長か、その組織の抱えている問題はどのタイプか、そしてその解決に向けて何をしなければならないのか、を考えさせる。明日からでも手をつけられる具体的なヒントが多く参考になった。
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部下に指示する際は「仕事の仕様書」を作成することと、限られた時間を部下の「強み」にフォーカスする点が参考になった。
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職場で残業抑制がかなりうるさく言われ、いつか自分が管理者側になった際はどうしたらいいのかと思い、本屋に置いてあるのを見かけて購入した。
やはり思ったほど劇的なことは書いていない。当たり前だ、書いてあれば、政府が働き方改革という旗を振りかざす必要がないからだ。
参考にしたい指示の仕方や考え方、アイディアはあったので、実践してみたい。
ただ、長時間労働の根本が、過剰な品質の提供による非生産性な働き方なのならば、そういうのは小手先に過ぎなくて、本当に解決するならば、ヤマト運輸のような対応になるのだろうなぁ。
…一課長ごときじゃどうにもならない…。
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2018.11.11 再読
管理職として、チームの残業時間削減に向けてクイックに手を打てることがないか、施策のアイデアを得ようと本書を手に取りました。
正直なところ、全体に非常に読みづらいです。原因は明確で、「情報量が多すぎる」、「メッセージと全体のストーリーが分かりづらい」。繰り返し俯瞰して読んでも、「なぜこの話をここでしているんだ?」といった疑問が消えませんでした。一つ一つの内容は良いと思うんですけどね。4・5章はタイトルに直接答えており、示唆に富んでいるため、一読の価値ありかと思います。
以下、キーメッセージを抜粋;
・長時間労働のはじまりは「新卒一括採用制度」=メンバーシップ型雇用慣行
・いまどきの若者が3年間で一人も辞めなかったというのは「異常」
・社員に優しい=甘い。一定の離職があるほうが自浄作用のある健全な会社
・長時間労働がなくならない要因 ※切り口は謎
① 管理(方針の不一致、業務の非効率さ、モニタリングの欠如)
② インフラ(制度・ルールの形骸化、使いづらいシステム、生産性低下を招くファシリティ)
③ 人・組織(スキル不足、戦略に合致しない組織、長時間労働を是とする文化)
・課長の苦悩5つ
① これまでの仕事の進め方が評価されない
② 自分への期待が下げられない
③ マネジメントの師匠がいない
④ 冷静に考える時間がない
⑤ 右腕となる部下がいない
・課長は減点方式で評価される(部下の成長責任、等)
・業績達成に手段が問われない →自分がやったほうが速い →部下が成長しない
・課長が仕事を抱え込んでアップアップしていても誰も評価・同情しない
・管理職の昇進は、過去の事績だけではなく、「勢い」を重視
・マネジメント:与えられた責任・権限で人を動かす
リーダーシップ:責任・権限がなくても人を動かす
・サバイバル観点からは、時間をかけて「良い評判」を形成すべき
・部下に残業させずに生産性を維持するアイデア
① 習い事をさせる
② 費用対効果を考えさせる
③ オーバースペックな作業をさせない(仕事の仕様書で5W1Hを合意)
④ 長期休暇を取らせて、仕事をマニュアル化、引継ぎした気付き・改善点を共有
⑤ 課長が仕事に集中できる環境づくり(安易に声をかけられないような体制)
⑥ 部下が仕事に集中できる環境づくり(ホウレンソウ・集中時間の固定)
・部下の「強みにフォーカス」し、限られた時間で部下を育成
・自身の労働時間の使い方を把握する
・同じような境遇にある者同士で、タスクへの時間のかけ方を意見交換
・「思い切りやってこい、責任は私が取る」と言えないようでは、組織の生産性向上は望めない
・ミッション:会社が顧客・社会に果たすべき使命(その事業は何のために?に答える)
ビジョン:ミッションを果たすにあたり、中長期的にこうありたいとする構想・未来像
ストラテジー:ミッションを果たし、中長期的ビジョンを実現するためのストーリー
・出世し続ける人は、「仕事」と「プライベート」を区分していない
が、お金と同様に、「投資」「消費」「浪費」の概念は持っている
「投資」の概念で勉強に励み、クレーム対応を経験しているため、メンタル不全にならない
・出世する人の行動特性
① 人との縁を大切にしている
② 内省力が高い
③ 自分のハイパフォーマンスを部下に引継ぎしている
・上司にとってやっかいなのは、何をしているかよくわからない部下