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紙の本
なつかしい
2020/02/24 15:32
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙だけで、子供の頃に読んだ思い出が浮かんできた。
今は調理に関わる仕事なので虫なんて付いていたら顔をしかめるが、キャベツの周りで虫たちは、どうやって生きているのかな?
紙の本
この絵本も写生眼
2017/07/02 08:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
甲斐信枝という絵本作家のことを知らなかった。
知らないから、知人からNHKで「足元の小宇宙 絵本作家と見つける生命のドラマ」というドキュメンタリーが放映される時も興味を持たなかった。
実はこの番組、2016年にパート1が、2017年にその続編が作られる程の人気のようだ。
「”雑草“が教えてくれたすてきな世界」というコピーがあらわすように、甲斐さんが描いた『雑草のくらし』はロングセラーだし、番組では草をかきわけ、地面に寝そべって、草たちと同じ目線になっている甲斐さんの姿がとらえられていたそうだ。
甲斐さんは1930年生まれ。
まだまだこの国にもたくさんの雑草も小さな昆虫もいた時代に生まれた。
おそらく甲斐さんの周りでもそういう世界がどんどん小さくなっていっただろうが、甲斐さんはそんな世界を残そうとされたのだと思う。
雑草と、虫たちと、同じ目線になった時見えてくるのは、命の尊厳である。
美しいだけではない。そこには生き残るための競争もある。殺し合いもある、安らぎもある。そういうすべてを命は含んでいるのだと、甲斐さんの絵本を教えている。
ある日のきゃべつばたけの一日を描いたこの絵本でもそうだ。
食べる私たちからすると、きゃべつに卵を産み付ける蝶々などは忌み嫌うものしかない。しかし、蝶々からすれば、そうやって子孫を残すことが命の循環である。
その卵を襲う虫やカエルたち。
なんともない一日に、なんとも豊かな命の咆哮に満ちている。
甲斐信枝という絵本作家は、いのちをみつめる人だ。
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