紙の本
『ふたつのしるし』
2017/05/08 20:02
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
周囲とあわせることのできない落ちこぼれの温之(はるゆき)
目立たないように生きる美しい優等生の遥名(はるな)
二人の持つ二つのしるしが3月11日に二人を結びつける
不器用な生き方しかできない二人のハルの心ふるえる物語
2014年刊の単行本を文庫化
紙の本
運命だね!
2017/10/29 08:47
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投稿者:しんごろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
小さな頃から二人が赤い糸を手繰り寄せ、結ばれる姿をそーっと外から見守っていくような素敵な作品でした。まさに奇跡でなく運命ですね(^-^)
電子書籍
ふたつのしるし
2019/09/22 17:06
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投稿者:まち - この投稿者のレビュー一覧を見る
そういうことだったのか、て思った話。また読もう。
電子書籍
ストーリー構成はいいが
2021/08/01 11:10
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
前半の学校生活の部分が随分重苦しい展開で読みにくかった。いじめたり いじめられたり 無視したり 無視されたり そういえばそういう事あったよな と身につまされた。二人の出会い 二人が惹かれ合った という一番肝心の部分がいかにも唐突で説得力がない。締めくくりの章は良かった。
紙の本
ふたつのしるし
2020/02/26 22:46
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投稿者:4mh - この投稿者のレビュー一覧を見る
あまり描かれていませんでしたが、わたしは、結ばれなかった女の子が一番印象に残っています。どんな思いで、気持ちで一緒にいたのかなぁ。勝手に切なくなりました。
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斜に見てしまうのだけど、そこをサラリとかわしてしまう押し付けのない描写。
忙しさに感けて、いろいろなことを見逃さず「しるし」気づくことが出来たらと。心から思う。
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宮下さんは、現在活動中の日本の作家で多分一番好きだ。文章が良い。気取ったところがなくて、読みやすいところが非常に好み。心の中にすうっと入ってくる。ごく普通の人達の人生を丁寧に描く所も好きだ。この小説にもその2つの良さが発揮されている。二人のハルの物語。どちらのハルも不器用だが、一生懸命に誠実に生きる。その生き方に共感した。二人の生き方が交錯するのは、日本人の誰もが忘れられない日。宮下さんの小説の中では地味なプロットだと思う。それでも、その地味さゆえに心に深く染み入るところがあって、感動は大きい。
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美しい顔を眼鏡で隠し、田舎町で息をひそめるように生きる優等生の遥名。早くに母を亡くし周囲に貶されてばかりの落ちこぼれの温之。遠く離れた場所で所在なく日々を過ごしてきた二人の〝ハル〟が、あの3月11日、東京で出会った――。何度もすれ違った二人結びつけた「しるし」とは? 出会うべき人と出会う奇跡を描いた、心ふるえる愛の物語。
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一度、読みはじめのリズムが合わず、
本を閉じてしまっていました。
少し経ち、お風呂用の本として
「よし」
と思い開き直しました。始めからです。
読んでよかった。ありがとうございました。
そう宮下奈緒さんにお伝えしたい。
あたたかな気持ちになれました。
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型を意識せず不器用に突き進む男の子と、型にはまらないと不安な女の子。
正反対の2人が築く"しるし"が繋がっていくお話。
それにしてもこの作者は何者なんだろう。ストーリーが頭に浮かびつつ、こんなにサラサラと胸に届く言葉がちりばめられるのか。びっくりしながら、あっという間に読んでしまった。
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20170423 不器用な生き方。周りを気にして迎合する人がほとんどになっている現代なのて同じような二人が出会う事で丸く収まるのは必然かもしれない。
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心がふるえた。
優等生の遥名と落ちこぼれのハル。
出会うべき人と出会う奇跡。
解説にもあったが、「ふたりのしるし」ではなく「ふたつのしるし」というところがまた良い。
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読み終わってみれば、そんなに特異な物語ではないのに、一気に読んだ。何にそんなに引き込まれたのか、まだ不明(笑)
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さらっと一気読み。文章はやっぱりとてもきれいで、詩的。ただ、内容はするするーっと進んであっという間に終わってしまって、あまり何も残らない感じ。心落ち着かせたい時にさっと読むのにはいいかも。
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楽しみにしていたGWももう終わり。最後は家族と恒例の京都新聞杯。京阪電車での往復の中でサクサクと読み進む。
自分が興味のあることしか目に入らないせいで周囲に貶されてばかりの温之(はるゆき)。
ひたすら目立たぬよう作り笑いで居心地悪い日々をやり過ごす遥名(はるな)。
歳も育った環境も異なる二人のハルの生活が交互に描かれて行く。
巧みに練られた話で、静かで精緻で落ち着いた文章も感じ良いが、少し出来過ぎ。
遥名のようにすかさないと生きていけない感じは良く分かるけど、いささか面倒くさいな。