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誰かを助ける。それだけを真剣に考えれば自ずとすべきことはきっと見えてくる。ボランティアではなく、ビジネスによる仕組み作り。課題は自分の手の届かない所にもある。他者を変える。行政の広報の課題。過去を開示しろという社会的圧力。所属。
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いや、思った以上に面白かった。
というと失礼か。素晴らしかった。
貧困から堕ちるとかそんなこたあどうでも良い。実際に風俗に関わっている人間がいる。別段、幸せならそれで良いんだろうが、実際には必ず、問題が来る。
それが足抜け。
風俗に関わる人間の分類も、職業意識と収入でマトリックスを作っているのも目うろこ。
本気だ。
本気というか、きれいごと抜きで、「ビジネス」として成り立たせるところが重要というのは、まさに、クソのような色んな意見とは一線を画する。
じゃあ本質的んどうすれば良いかというときに、過去を問わない社会合意をが必要のような結論だが、それができないんだよ日本では。
それは元風俗とかではなく、日本という社会が成り立ってきた中で。とは言っても、社会の変化は’加速度的だし、この先どうなるか判んないけどね。貞操観念自体がこの30年で嘘のように変わっている。
で、文章が読みやすい。構成がと言って良いか。
ページ数が少ないんのでしょうがないかも知れないが、生の怪我少なすぎるのがちょっと残念。
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現状と分析、その解決法まで論じている。わかりやすい文章です。
ロジックがわかりやすい。でも難しいことですね。
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情報の発信としては、納得の行く内容だったけど
その得た情報を処理しての発展案については、
私としては納得しがたく
悩ましい
というかあれだな、私としてはこの本を読んで新たな知識を得られたとかそういう感じがなかったんだなあ
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風俗関係のルポは割と多く読んできたが、デザイン思考でこの問題に斬り込むのは斬新。徹頭徹尾リアリスティック。風俗嬢のサイレントマジョリティーをターゲットにしたソーシャルビジネスは非常に興味深い。風テラスが泥臭くアナログな対処療法だとすればGAPはクールですらある。支援は淡々と行われなければならないというのは、精神保健当番弁護にも通ずるところがある気がする。この団体についてもっと知りたいと思った。
追記 風俗がセーフティネットかという論考のなかで、福祉や行政が彼女たちに届いていないのは風俗業の広告を見習うべきとの主張は仁藤さんの主張に被る。そこで張り合うのは無理なので風俗につながった後にどうすくい取るかということを考えるべきで、その意味では風テラスもありかと考え直した。風俗業者を敵視せず協働していけば少しは状況が良くなるかもしれない。
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風俗嬢(直接性的サービスを行う人)が、孤立している。
搾取されている風俗嬢は意外と少なく、若いときには月に半分以下の日数働けば食っていける(シングルマザーは別)
店舗型の風俗店が減り、無店舗型になってきたため、人的交流がなく、暇な時は部屋でゴロゴロしている風俗嬢が多い。
過去について話すことをはばかるので、人との交流を避ける傾向が強い。
若いときは経済的な問題がないが、40歳の壁が近づくと、転職できずに転落してしまう。
時間をかけて、社会復帰をさせる必要がある。
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ドラマチックなエピソードばかり報道されて
本当の問題が見えなくなるのは他の物事にも当てはまりそうだと思った。
偏見は良くないと思いつつ、
持っている情報の偏りに気づけないパターンもありそうで怖くなった。
本の内容は風俗嬢の現実を
データを出しながら解説してくれるので分かりやすい。
夜の世界と昼の世界で何が違って何が同じなのかが分かる。
セーフティネットの話はとても興味深かった。
本当の意味のセーフティネットはまだ存在していない、とか
こういう話を聞かないと気づけないことに気づけた。
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風俗嬢に対するイメージが少し変わった気がする。風俗嬢は享楽的な女性が多い印象だったが身バレに怯えながら地味な生活を送っている話などは共感と同情を覚えずにはいられない。意外と稼げないしキャリアも短くセカンドキャリアへの移行も困難。こんなに立場の弱い職業は他にあるだろうか。彼女達が肩身の狭い思いをせずに堂々と生きられるようになる日を望むばかりである。
本書のおかげでこれから風俗を利用する際の心構えが少し変わった。