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投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る
幸せすぎるくらい幸せだった家族が、ある事件をきっかけに思わぬ展開になってしまうお話である。宗教の事は全く分からないが、とにかく怖いというイメージだけが強くある。
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これは辛い!新興宗教とマルチと自己啓発セミナーが大嫌いなので、この環境の小学生はとてもかわいそうだと思いました。でもこの子たちはかしこすぎるほど賢くて、大人たちに嫌悪感を抱きながら読み進めましたが、子どもたちに救いと勇気をもらいました。
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ここに出てくる小学五年生は私よりも全然大人。
自分はなにも考えていないなあと。逆に子どもたちは、養われる親がそれぞれ異なる振興宗教にはまり、板挾みで苦しむ。逃れられない環境の中で必死に考え、もがく。
この本を読んで大人が感じることと、子どもが感じることは、ちょっと違うかもしれない。
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最後の少し前まで読んでいて苦しい。
最後の最後でやっと光は見えてくるけど、具体的なものではないから、受け付けられない人もいるかも。
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父が交通事故に巻き込まれたことをきっかけに、父と母は違う神さまを信じはじめた。大人たちが信じられなくなったぼくは、妹のミッコを守りながら、自分の武器を探すことにした…。
「こんな子どもたちいない」「設定が特殊過ぎ」…突っ込みどころは満載だと思うけど、一気に読ませる力はあった。作中にも引用されている宗田理の「ぼくらの七日間戦争」の現代版のような感じ。
(B)
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小学五年生の馬上征人、三年生の妹美貴子。父と母が違う神さまを信じ崩壊していく家庭のなかで、力強く生きていこうとするふたりを支える友人たち。
主人公が小学生の作品だが、宗教とは、友情とは、何を信じて生きていけばいいのか、そんなことを考えさせてくれる作品。
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父が起こした交通事故をきっかけに、両親が違う宗教を信仰するようになった。
その家庭内宗教戦争とも言える状況に小5の息子征人は翻弄される。
親の信仰の話は、少し前に「星の子」でも読みました。
両親が違う信仰を持ち、そこに不寛容が生じた場合、子供たちはとても苦しむのはわかる話。
その状況で、多くのことを考える機会を持った征人は、人の信じるものを否定しない、自分の信じることを押し付けない、という考えに至ります。
ラストに完全な結末は描かれていませんが、征人のたどり着いた思いを、両親が理解してくれることを祈ります。
宗教問題はなかなか難しい。
私も多くのことに寛容でありたいと、改めて思いました。
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面白くない←笑えないと言う意味で。
重い、しんどい、話。
五年生とは思えない行動の数々。
せめて中学生?
子供だけの旅行も、後の逃亡の伏線かもだけど、無理があるなー。
龍之介も達観しすぎてて、映画も音楽も、大人の理不尽をかわす術も全部ありえないレベルで全部読んだけど不満。
ラストも、解決せぬまま消化不良
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自分がまだ小さいと両親の影響をモロに受けそう。違う、おかしいと思っても意見を優先させてはくれないだろうから。
両親の間に挟まってしまうのもつらいな。
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日本で宗教談義をするのはとても難しいです。
同じ宗教を信じていない限りは、何らかトラブルやバツの悪い想いをするに違いありません。昔から不用意に宗教の話をしない様に気を付けています。日本人の殆どの人はそうなのかなという気がします。
本書は両親が別々の宗教に乗り込んでしまい、身を裂かれる思いで日々を送る幼い兄妹の物語です。信頼の出来る友人には恵まれるも、実生活ではどうすることも出来ない小学生としての自分たち。悔しくて悲しい気持ちがとてもよく描かれていると思います。
懐かしい青春時代の映画やゲームが沢山出てきて、アラフィフにはうれしい。ぼくらの七日間戦争が重要な役目を果たします。嗚呼なつかしや。
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小学生か??
中学生じゃない??
イヤ、それだと逆襲に会うか
それにしても、なんというお話
龍君いて良かった!!
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この前読んだ「店長がバカすぎて」が面白かったので、同じ著者の本を借りて読んでみました。
作風は全く違いましたが、これはこれで面白かった。
夫婦で違う宗教を信仰する間で苦悩する子供たちの話。宗教問題が物語の大きな柱になるのですが、それよりも、今時の小学生ってこんなにませてるのか!?と驚きました。
恋愛、知識、思想・・・中高生並みではないかと思ったけど、小説だから?
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イノセントデイズ、八月の母に続いて、早見さんのミステリーはやはりいいです。話の展開の仕方、落とし所が好きだなぁ。
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昨今元首相の事件を機に宗教2世が声をあげるニュースをみるが、いかに声をあげるのが難しいか
両親が酷すぎて辛い
マサトが宗教を信じてる人を嫌うのは差別かもしれないと思うところがあるが、子供達を傷つけるような行為をするようなことが許されるわけはない
龍之介がずっと寄り添ってくれて心強い
マリアに「武器を持ちなさい」と言われてマサトは経緯を文章にするようになる
筆の力が彼らを救ってくれるのを願う
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何でここまで小学生が悩み苦しまなくちゃならないんだろう。
生まれた頃から両親が同じ宗教の信者だったら、当たり前に受け容れられるものなんだろうか。
他人に強要しない限りは、どんな考えを持っていようとも許容できるものなんだろうか。
色々と考えさせられた。