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水やりはいつも深夜だけど(角川文庫)

水やりはいつも深夜だけど みんなのレビュー 新刊

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みんなのレビュー4件

みんなの評価4.3

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紙の本

「救い」を感じる短編集

2017/06/01 23:10

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る

一つ屋根の下にいるからこそ感じるもどかしさ、息苦しさ、苛立ち、諦めが印象的な短編集です。ただ、窪さんの作品らしく、先の見えない将来の中にも家族再生への光を見せる「救い」がありました。読んでいるだけで落ち込んだり救われたり、心が揺さぶられます。

それと、今回はとにかく登場人物がよく泣きます。「誰かに興味を持ってほしい」とか「愛されていると感じたい」とか、自分の感情を前面に出して泣きます。年齢を重ねるにつれ弱みを見せづらくなりますが、窪さんの小説を読んでいると弱みを見せてもいいような気がしてきます。これもある種の「救い」だと思いませんか。

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2017/06/19 21:54

投稿元:ブクログ

それぞれにそのお話を象徴するような植物の名前がタイトルに入ったお話しが6つ。
私には二つ目から四つ目の話が身に沁みた。

二つ目の話は、仕事で子育てになかなか参加できず、育児に壊れた妻と近くに住む義父義母から責められる男が、四つ目の話は、出産を経て変貌した妻に寂しさを覚え、若い女に傾いてしまう男が主人公。
こうしてみると、私が幸せな夫婦生活を送れてきたのは全くもって嫁さんのお陰だな。昔はあまり分かってなかったけど、今になって本当にそう思う。
彼女の我慢と献身がなければ、私のような人間が普通に社会生活を送れるわけがなかったのだ。
サボテンの目に見えない棘がチクリと刺さるような痛みもある一方、苔テラリウムがゆっくりとその命を伸ばしていくように過ごしてきた夫婦での年月をしみじみ思う。

三つ目の話は、我が子の成長の遅さに、知的障がいの妹の思い出を引き摺り疑心暗鬼になる女。
私の子育て、どこで間違ってしまったのかなぁ…。
長男も次男も30歳にもなろうとするのにそれぞれに問題を抱え、しかし、親として何もしてやれない。
この話を読んでいて、幼い子が母に妹をねだる姿に、次男が生まれた時の長男の様子や二人が一緒に並んでいる写真などが思い出されてきて、朝の通勤電車の中で涙が出そうになった。
どこかで間違えたのか、いや、最初から違っていたのか、どうしたらいいんだろう、今からでも修正できるのか。
小さい頃に注いでいた筈の愛情を、もう一度、時間を遡って注ぎ直してみたい気に駆られる。

巻末の対談で『どんな人でもふつうに暮らしていると言葉が足りないと思うんです』と語る作者は、『私はいつも小説で、本当はこう思っているんだよ、ということを書いているところがある』と続ける。
夫婦、父、息子、仕事、近所の人、友人…、色んな人間関係の中で、言いたいこと、聞きたいこと、聞いてはいけないと思って言いかけて止めること…。
どの話も息苦しくなるような話だが、最後には分かり合える端緒が垣間見え救われる。
私の家庭もいつか少しの光が見えるようになるのかな…。

息子と親の私たちに対する愚痴を言いに一人で家にやって来た長男の嫁に、読んでみたらとこの本を渡してやろうかと思ったが、到底同じ感性を持つとは思えず却って誤解されるリスクを考え、止めておいた。
そんなことを気にせず、気に入った本を進める関係になりたいな。まあ、まず息子からだけどな。

2017/06/07 22:45

投稿元:ブクログ

傷ついた過去の影響で仕方ないのかもしれないけど、主婦の主人公たちのネガティブさが肌に合わなかった。とはいえ、自身の子どもの言動がきっかけで小さな光を見出す展開はよかったし、各話の家族がどう折り合いをつけていくのか先が気になって面白かったのも事実。
夫側の本音が興味深く、夫婦のリアルなすれ違いやじんと胸を突く場面が絶妙にミックスされた「サボテンの咆哮」が一推し。高校生が主人公の後半二編は気楽に読めて気持ちは晴れ晴れ。
欲を言えば、桜沢さんや美子さんのような既にいろいろ乗り越えた母親の話も読んでみたかったな~。

2017/06/10 19:13

投稿元:ブクログ

どんなに幸福に見えても本当の気持ちは誰にもわからない。
傷つかないことも、傷つけないことも多分不可能だけれど、そうしなければ得られない何かも確かにあるのだとおもう。
そして、好きと大切は多分違う。

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