紙の本
悲しくなってくる
2017/06/18 01:09
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投稿者:tad - この投稿者のレビュー一覧を見る
この手の書籍は、多少エンターテイメントの要素が入っていると思いながら読むべきだと思うが、それにしても悲しい。東芝といえば、日本で尊敬されるトップ企業の一つのはずで、なにがここまでということが延々とこの書に綴られている。
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【これを読めば分かる、東芝が?崩壊?した理由】粉飾決算、トップの権力争い、米原発会社買収にかかった多大な費用――だが問題の核心は、今世紀初めの日本の原発政策転換にあった。
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東芝 大裏面史、読了。
東芝崩壊、日本会議、ミソジニー、戦後レジーム、福島原発災害。これらが、繋がってきた気がする。
東芝は原発ルネサンスと言う国策に一歩踏みこまされた。2006年買収後、発覚するコントロール出来ないババ、、米国の関係者はすでに気付いていた、ウエスティングハウス買収。東芝は脚光を浴び一時期はそれで絶頂を感じるも、福島という現実に目を背け、破局へと突き向かって行く。
東芝はチャレンジという名でバランスシートを毀損していく。ついに2度の粉飾が発覚、債務超過、上場廃止への断崖絶壁へと追いやられたが、日本の戦後レジームが、破局を許さない構図になった。
よもや破綻処理をせねばいけない状況が目の前にあるのに、日本が持つ歪んだミソジニーが、日米安保、日米原子力協定との捩れを生み、何処へと知れぬ処へ日本人を漂流させていく。
ヘビーなテーマだが、今を俯瞰し、切り取るのにFACTAは良い仕事をしたと思う。今後の日本人の行く末を見通すのに必読の書となるかもしれない。
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「毒を食らわば皿まで」
東芝の問題を体系的に理解できる良書。
福島原発と東芝の関係は、私には新しかった。
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東芝不正会計の裏側。
組み立てたストーリーが本当かどうか、また、本当に当事者は意図して組み立てたストーリーなのか、これは東芝に限らず、よくはわからない。歴史は作れるのかどうか。
それはともかく、大きな絵、ビジョンなどなど、時々のメディアが持ち上げたものほど、冷静にみておきたいものです。
ちなみに、オリンパス事件以降、FACTAはいくつかの書籍で内容が紹介されたりしていたけど、直接FACTA編集のものを読むのは初めて。
著者と東芝の奇妙な因縁が不思議な真実味を与えてくれる。
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2006年、原子力発電事業を強化したい東芝が飛びついた米国の原発メーカー、ウェスティングハウス。東電原発事故よりも5年前にその会社を手にしたときから、東芝の没落は始まっていた。と、経済雑誌「FACTA」は説く。
そして、近年の東芝。利益操作、子会社買収失敗の隠蔽、決算発表の遅延、社長と会長の冷戦などなど、企業が崩壊する原因となりそうなイベントのオンパレード。雑誌社としては次から次へと記事ネタをふるまってくれる、ありがたい大企業だ。これだけの事件を抱えても、生き続ける東芝という企業の底力は何なのだろうか。というより、東芝はゾンビ化しているのだろう。
東芝を延命させることに、社会的意義はあるのか。先日、東芝は東証一部から二部落ちしたが、これは終わりの始まりにすぎない。次なるターニングポイントは来年3月の上場廃止、7月の日米原子力協定見直しだ。
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概要: 原子力事業を中心とする東芝のごたごたと粉飾について、FACTA誌の過去記事をまとめたもの。
感想: FACTAってちょっと攻撃的すぎて引くイメージだったけど、企業(など)に緊張感を持たせるには必要で、ジャーナリズムはやっぱり大事かもしらん
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名門東芝 凋落の真実。
総合経済情報誌FACTAの記事に書きおろしを加えたもの。
企業トップの経営判断ミス、しかも個人的な野心からくるものであったのだから、そのツケは大きかったということか。東芝はどこへ向かうのだろう。
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東芝粉飾決算を最初から追い続けたFACTAの記事をまとめた書籍。断片的な記事から徐々に浮かび上がる東芝の実態。
失敗学の本として秀逸。
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東芝と政治の関係の一端が垣間見えた。
技術の会社は技術だけ突き詰めているだけではいけないことがよく分かる。