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虐待シーンはグロすぎて、しかもしつこくて、もう何度も読むのやめようと思った。。ほぼそこは斜め読み状態。苦手な人は避けたほうが良いです。
これ実話なんですか。もうちょっと光のある話が良かったな。
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衝撃的。リアルで悍ましいが手が止まらない。
あらすじ(背表紙より)
警察は、自ら身柄保護を求めてきた少女を保護した。少女には明らかに暴行を受けたあとがあった。その後、少女と同じマンションの部屋で暮らしていた女性を傷害容疑で逮捕するが、その女性にも、暴行を受けていたと思われる傷があった。やがて、少女が口を開く。お父さんは、殺されました―。単行本刊行時に大反響を呼んだ問題作がついに文庫化。読者の心をいやおうなく揺さぶる衝撃のミステリー。
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小説は登場人物の心情や状況や諸々を想像しながら読むわけだが、悪魔的なことを想像してみるのはなかなか恐ろしい。自分自身の知られざるそういう一面に気づいてしまうとか。氏の作品には時々そういう恐ろしいものがある。これが、武士道シリーズも書くんだからずいぶん多才なことだ
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おぞましい。
おぞましすぎてさっさと読み終えたくなって、一気読み。
一応救いはある。復讐の部分を多めに書かれていたら、もう少しましなのではないかと思う。でも、それを書いていたら誉田作品ではないような気がする。
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非常に気持ち悪いことで印象に残る。描写もうまく、その具体的な文章が何かの折に思い出し、そういった意味で忘れられない小説になりそうだ。
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おぞましい物語である。
フィクションなのかノンフィクションなのか・・・
ありえない、考えられない、表現・・・
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面白い、と言ってはいけない気がする。
完全なるフィクションなら普通に引き込まれて、普通にこんなこと考える著者こえーーとか思ったりして、まぁ物語だし。と思えた。
でも、実際にあった事件を元にしていて、現実に起こりえることでしかもいつ自分が巻き込まれるかわからないことに関して、こんな細かい描写されたら怖くて仕方ない。
しかも、現実の被害者元少女も生きている。
そういった犯罪と縁遠い人生を送ってきた人は楽しめるかもしれないけど、少しでも身近な人がそういう経験をしたことがあったら胸糞悪い趣味の悪いものとしか思えないんじゃないだろうか。
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かなり引き込まれた。あまりやったことがなかったが、一気読みしてしまった。表現などは、かなり残酷で、結構残酷な映画のようであった。ある意味、面白かったが、ちょっと調べると、北九州の極悪監禁事件を元ネタにして小説にしただけのものだったので、残念。
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これはグロかった。
それを知らずに読み進め、途中で読むのをやめようか考え、ブクログでみなさんのレビューを軽く見ました。
そこで、この本は北九州のある事件をもとに書かれたものだと知り、読み続けることを決めました。
文章は比較的読みやすいです。
途中、闇金ウシジマくんを思い出しますが、あの話も同じ事件を元にしているそうです。
同じ人間でも、ここまで非道な人がいる。
遠い昔の話ではなく、ついこの間の、そして日本で起こった話。
調べると、この犯人は私の住んでいる地域にも(犯行の最中に)訪れていました。
人間というものがとても怖くなりました。
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あのおぞましい北九州監禁・殺人事件がモデル。途中まではまるでホラーのごとき展開。実際にあったとされる残虐行為のグロい描写は、耐性のない人には辛いかも。長期にわたる虐待によって、いつの間にかそれを受け入れるようになってしまうという人間心理が、一番怖いと感じた。
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麻痺の始まりはには気づけない。
麻酔とおなじ。
気がついた時にはすべて終わった後で。
動物としての人間とは、
らしさの概念は誰が決めたことなのか。
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この表現こそ誉田哲也って感じです。
言葉巧に人を操るヨシオがアパートの一室に人を監禁、虐待を繰り返します。
そこから逃げた麻耶が警察に保護されるところからストーリーは始まります。
同じくして自動車修理工場で働き、恋人と同棲している辰吾のストーリーも始まります。
とにかくグロさと恐怖が誉田哲也っぽくてよかったです。
ただ、終わり方が自分の中ですっきりしませんでした。
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【類似作品】
東野圭吾さんの、
「手紙」に「虚ろな十字架」に「さまよう刃」は犯罪物?
「手紙」は、
兄が強盗殺人犯で弟がいい迷惑をこうむってる話し。
「虚ろな十字架」は、
被害者と加害者の在り方の問題ですね。
「さまよう刃」は、
目には目を歯には歯を犯罪には犯罪をって感じでした。
どの作品も、
ぎりぎり「人間っぽさ」が残ってるのが特徴です。
が、
誉田哲也さんの代表作「ストロベリーナイト」をはじめとする、
「姫川玲子」ものもそうなんですがエグい。
この、
「ケモノの城」の「ケモノ」は「人間を超えた悪魔のような人間」をケモノとしてるのですが、
「悪魔」なんてものは存在しません。
「人間っぽくない人間じゃないみたいな悪魔的な残酷な奴」
と、
言ってもそれは、所詮は人間のことなんです。
【正義】
登場人物で後の方になってでてくる「三郎」さん。
かぐりん的には「三郎」こそ、
正義の人と考えるね。
法じゃ無理。
目には目を歯には歯をってやつを体現してる素晴らしき人物です!
結局は、
殺人犯ですが、
それは「歌舞伎町セブン」にもつながる正義だと思う。
【好奇心】
「辰吾」の行動は愛ゆえになのかもしれないけど、
結局は、
その好奇心があったゆえに、
踏み込んでしまってはいけない領域に踏み込んでしまったんですね。
空気が読めてれば踏み込まなかったでしょうあれ以上は。
自業自得なんですよ。
「引き際」を間違えてはいけない。
「知ってはいけない事」って実際にある。
ただそれだけ。
【2002年】
解説を読むとこの話しは、
2002年に北九州で実際に起こった凶悪監禁殺人事件を、
モデルにしてるらしい。
例えば、
血の伯爵夫人と呼ばれた女エリザベート・バートリさんとか。
処女の血を体に浴びると若返るって思って、どれくらいの少女が殺されたことか。。。
同じようにというか、
人ってそこまで残酷になれちゃうんですね。
って、
話は結構ありますよね。
ぐぐれば出てくると思います。
日本でも、
近年2002年でも、
そんな残酷な痛ましい事件は起きている。
つか、
そこまで酷くなくても歌舞伎町にでも行けば毎日のように行われているのかもしれない。
ただ、
知らないだけ表に出てこないだけなのかもね。
で、
いつそれに巻き込まれるかわからんよ。
歌舞伎町ではなく、
ゴールデン街の悪夢って有名ですが知ってますか?
都市伝説のように語られていますが、
毎晩のようにぎりぎりのことが行われているんですよね。。。
怖いわぁー。
なかなかかぐりんが新宿に行かなかった理由はそれ!
怖いから。
歌舞伎町やゴールデン街にある悪夢に巻き込まれたら終わりやもん。
【ヨシオ】
誰にでも持ってると思うよヨシオな部分って。
たまにいませんか?
この人が金と権力を持ったら「ヤバイ」なって思うような人とか。
かぐりんもやばいかも!?
つか、
キルアではなく、
ヒソカタイプの嘘つきってだけなんですけどね、
でも、
もっとめくってみれば、
でてくるかもねヨシオな顔も?!
ヨシオってヨシオなんですよね。
「善雄」ですかね?「良男」ですかね?
漢字で表記しないあたりが怖いですね。
【聖子】
真っすぐに育ってますよね。
よくぞ、
こう育ったと思うけど、
それって、
生まれ持った資質の部分が大きいと思う。
誰でも、
ここまで綺麗に育たないよね。
「小倉」さんがステキな人だったのかもしれないけど、
教育の限界を超えてると思うの。
「ヨシオ」も含めて教育の限界ってある。
持って生まれた資質が重要なんですよ。
違うかな?
【一言】
誉田哲也さんの作品って本当にエグいんで、
オススメいたす!
と、
声を大にして言えませんが、所詮は小説です。
踏み込んでみても気持ち悪くなるだけで、それ以上のことはありません。
踏み込んでみてもいいんじゃないかな?
と、
思うのでオススメいたすよ!
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グロい。
モチーフは有名な実際の事件だけど、同時期に進んでいく別の登場人物グループとの関わりが最後に明かされるところがオリジナル。
悲惨すぎる実際事件に、ほんの少しだけ救いをつけて創作したストーリー。
被害者・加害者のアクが強すぎて、刑事目線なのに刑事のキャラがほとんどなかった、誰が誰だか…
宮部みゆきとかなら、刑事の人間性とかも絡めて書けるんだろうな〜
でも、グロ描写が上手いから、容疑者の自供ベースでしか犯罪現場は表現されてないのに、すごい緊迫感あって引き込まれた
もちろん読み終わってドーーーンっていう暗い気持ちになった
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好きな作家の新刊が本屋に並んでいたら、なんの躊躇もなく手に取ってレジへ。
これも、特にあらすじとかも見ずに読み始めたら微妙な既視感が。
最初は「ん? また間違えて既読本を買っちゃったか?」と思った。半年くらい前にも誉田哲也さんの文庫で出版社が変わって発売されたのを買ってしまったから。
でも、今回は違うなぁと考えていたら思い出したのが、数年前に実際にあったそっくりな状況の事件のルポルタージュを読んだ事があったからだった。
豊田正義さんの『消された一家―北九州・連続監禁殺人事件』。
巻末の参考文献にも一番最初に記載されているから、この事件がベースになっているのだろう。
残酷で残虐な描写が続く、けっこうヘビーな内容の作品だけれど、残念ながら先に「お話」ではなく「現実」の方を読んでしまっていたから、読んでいる時の臨場感が「現実」の作品の方が勝っていて残念だった。
まあ、創作だとはいえあれ以上の表現をしたら嘘臭くなっちゃうんだろうけれど。
読む順番が逆だったら二度楽しめたのかも(実際の事件の被害者の方が居らっしゃるのだから「楽しむ」という言葉に語弊があるかもしれないが、あくまでも読書をするという意味で)。
ルポと違うのは、警察目線がふんだんにあること。
しかもいろんな立場の刑事の目線が積み重なって緊迫感がずっと続く。
良い意味で、読んでいて疲れる作品。
こういう創作の本もあるんだなと新しい発見でもあった。
解説はいまいちだったなぁ。
あらすじ羅列の合間にいろいろと書いてあるけれど、なんか小論文読んでるみたい。
さすが評論家の解説と思った。
途中に「小説だからこそできた表現」とあるが、どこのことだろう?
しかも最後に「奇跡」とか「傑作」とか書き連ねてよく分からない持ち上げ方をして、せっかくの作品が安っぽい評価になっちゃったなぁ。