紙の本
半生を振り返る
2017/10/28 18:29
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦後の混乱の中で、親に見捨てられながらも必死に生き抜く様子が伝わってきました。著者自身の過去にも驚かされました。
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企業小説、経済小説のつもりで手に取った本だが、期待外れ。戦後の福祉施設に預けられた兄弟姉妹の話で最後までテーマがつかめなかった。それなりに面白く読んだが首をかしげながら読了。ちょっと調べてみると自叙伝だったのね。そんなの読まされてもねえ…というのが正直なところ。
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20170812
戦後の混乱の中 福祉施設に預けられた兄妹の話。いつもの高杉良の経済小説を期待していたので少し肩透かし。
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施設で育ったなんて、全然知らなかった!
企業小説しか読んだことがなかったので、驚きと共に新鮮でした。
その後の話を知りたい。
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自叙伝とは知らずに完読。幼いころの兄弟の考えの違い(男と女、年齢、経験)が繊細に描かれてワクワクして読めた。良平に憧れる面もあるが、こんなに強い私はないだろうとダブらせながら読む事が出来た。
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兄妹4人が、両親も健在なのに、福祉施設に入れられる。
朝鮮動乱の昭和25年の時代である。
令和元年、平成時代は、戦争も無い時代であったが、この時代、戦後とは言え、まだまだ、日本が、貧しい時代であった。
天国のような所と、、、連れ出されて、児童養護施設に入れられる。
著書の高杉良氏の自叙伝だそうだが、伯父は、医師であり、血筋は良い。
そして、主人公である著者は、頭も良く、そして、行動派でもある。
何でもプラス思考で、よい恩師に心通わす友人達に囲まれている。
それは、主人公の亮平の持つ性格であろう。
ボクシングにしても、将棋にしてもコーラスにしても、弁論大会でも、人並みより、秀でている。
しかし、世間の荒波は、小学生高学年の亮平にとって、つつましい食糧事情や、後ろ盾のある上級生の権力、園長夫妻の理不尽な行動、そして妹の養子など、、、、
イジメや、施設に居る事の罵詈雑言も、受けて立たなければいけなかった。
ひもじい毎日でも、自分にだけ貰った物も、全て、園長が、殆ど、取り上げられ、その残りを皆で分けなければいけないのだ。
言葉でも、反抗したら、そのとばっちりは、体罰と、なって来る。
でも、こんな場でも、親身になってくれる先生、そして肺炎になってしにかけて、高額なペニシリンの注射でさえ、医師たちが、自分の給料を割いても助けてくれる。
強い生命力を持っていたのだと、思う。
しかし、父の元へ帰るか?それとも養子に行くか?、、、の悩みに、自分で決めるのだが、、、、
その後の続きが、中途半端なほど、書かれていない。
姉もどうなったのか?
父の元で、どのように暮らしたのか?
学校を卒業してから、どのような生活をしたのか?
結婚をしたのか?
そんなことも何もなく、幼き妹が、養女に行った話が、平成18年の所に出て来るだけである。
何か、物足りなさを感じて話が終わってしまった。
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いい話だと読んでいた。でも、自伝と知らない方がよかったかも。昭和25年、小学五年生の亮平は両親の離婚から、めぐみ園という児童養護施設に兄弟揃って入ることに。亮平はあっという間にめぐみ園でヒーローになる。賢いし、礼儀正しいし、心も体も強いし、優しいし。口が達者なのと自惚れが強い所があるが、大人っぽく、誰からも愛され、一目置かれるスーパーキッズ。これが著者のモデルか..。別にいいんだけど。物語としてはラストが駆け足過ぎたので、もっと長編で書いてほしかった。一冊だけ読んだ高杉氏の経済小説よりは好きかもしれない。