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【甘いは正義っ!(この二人にとっては) “おかし”な刑事コンビがおくるスイーツミステリ!】
どうしてもスイーツから逃れられない刑事がいる。普段はスイーツを貪るだけのダメ人間だけど、糖分を摂れば難事件をも解決するスイーツ狂いのキャリア刑事・加東慶貴。もう一人は、学生時代に進路で悩み深夜のケーキ屋でドカ食いしていて補導され、慶貴に「警察官になりなさい」と諭されて本当に刑事になってしまった和菓子屋の娘・佐東杏子。
そんな運命的な「あんこ」と「ケーキ」が再会したのは、ウェディングケーキの中にパティシエの死体が隠されていたスイーツフェスの事件で!?
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タイトルや表紙からしてコメディだろうなあと思ったけれど、やはりコメディだった。登場人物のキャラが立っていたし、女主人公に好感を持てたので、個人的に楽しめた。
ただ、思っていたギャップと実際に読んで感じたギャップが違っていたので、自分の萌えツボには入らなかったなぁ。あと、主役二人の傍にいる刑事さん達にもあと少しでいいから活躍の場を設けてほしかった。
相棒みたいな話を好む人や、事件が起こってるのにどうたらこうたら思う人には不向きかもしれない。
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家業を継げと言い続けられた主人公は、とある事により
刑事を目指す事に。
そして出向いた場所にいたのは
目指すきっかけとなった相手。
しかも上司。
しかもやたらに甘いものを食べ続けているという…。
糖尿病とか大丈夫ですか? という食べ方です。
ウェディングケーキの中からこんにちは、な事件ですが
先入観はやはり刑事になったら捨てないと…です。
とはいえ、どこかしらあるものですが。
2時間ドラマのようなフラグに、もしや?! と思ったら
それの上をいく数になってしまってました。
これはこれで…すごい。
いやでも、結局昔の事件での…はどこへ??
話自体はミステリーと言えばミステリー。
本格的、ではないですが、あちらこちらに
ヒントらしきものはちらほら、という感じです。
それよりも、登場するたびに食べ続けている上司に
うっかり腹が立ったりしますが。
美味しそうに、何個も何個も…(怒)
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読書録「スイーツ刑事」3
著者 大平しおり
出版 メディアワークス文庫
p70より引用
“ 万引き犯、泥棒、非行少年……巷に溢れ
る彼らが好んで寄りつくのは、中途半端に人
目につかない場所だった。完全な四角はかえっ
て怪しまれ、警備の目もあるもの。誰もが通
るようで、誰も気にしない場所。そここそが、
日陰者たちの集う場所でもあった。”
目次より抜粋引用
“スイーツ巡査
ウェディングケーキ殺人事件
事件の夜
消えたパティシエール
殺人現場でケーキカットを”
甘いもの好きなキャリアと和菓子屋の娘の
二人の刑事を主人公とした、長編ミステリ。
夜遅くまで空いているケーキ店で一人ケー
キを食べる少女、その姿を見た警官が声をか
けるが…。
上記の引用は、交番勤務の経験を思う主人
公の胸の内。
目に見えているようであっても、意識に残ら
ないようなところは、すぐ近くにあるのかも
しれません。自分が危険に近づかないために
も、普段から気を付けて行動したいものです。
話の雰囲気が、短期集中連載漫画といった
感じです。読みやすい一冊。
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