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チームの状態を、サバイバルモード・学習モード・自己組織化モードの3つに分けたうえで、それぞれのモードでリーダーがやるべきことについて整理してある。ひとつひとつのプラクティスが具体的ですぐに実践できるのは魅力的。
後半のエッセーもそれぞれ面白いが、最後の伊藤直也さんのエッセーはぜひ読むべき
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リーダーというポジションに就いたばかりの人や、いまリーダーとしてどう振る舞うか迷いがある人に。
リーダーとして見るべきこと考えるべきことが、薄い中にいろいろと書いてある。リーダーの振る舞いは、あるとき良い手段が別な場面では悪い手段になることもある。ちゃんと読めばそれが書いてあるが、字面だけ追うとハウツーと取り違える人も出てきてしまいそうな気がする。どう見抜くか、もしくは自身をどう鍛えるかまでは書かれていない。間違ったことは書いていないが、正しいことも書いていない。
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本書にも書かれているが、"リーダーになったからって何をすれば良いの?"ってケースは多い。
意図的に、本当に意義のある・本人もメンバーも幸せになれるリーダーを育成する仕組みや文化ってのは中々無いものだ。大抵は属人性丸出しだと思う。
一定の基準として面白く読めた(洋書独特の表現のくどさは相変わらず苦手だけれど...)。
半分以上が様々な人のエッセイ(本書の原稿を読んだ上で)。
・19章:"あなたはチームを作っている"ってのは、なるほど!
・20章:アジャイルコミュニティは、リーダーシップの役割を最小限に抑えようとしている?、ああ、感じるね。
・43章:あなたは少なくともあなた自身のリーダーである。確かに!、これが出来てない・やらないメンバーは絶対に伸びない!
・18章のコアプロトコルの紹介:←これは笑えた!
エッセイを依頼した筆者がコメントを書くのに困惑している様が見えるようで。"どうしてこいつに依頼しちゃったんだろう?!" みたいな。
意味は分からないでも無いんですけどね。
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新しいリーダーシップの取り方の本。状況に応じてリーダースタイルを変えていくという視点がよい。前職の強権的な上司と真逆のことが書いてあり、想像しながら楽しく読めた。しかし後半は冗長かな。読み飛ばしても可。
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どうすればチームは自己組織化されるか?
この本によれば、、、
チームには自己組織化フェーズを含む3つのフェーズがあり、フェーズによって求められるリーダーシップのスタイルが変わります。自己組織化への道は、今自分のチームがどのフェーズにあるかを把握することから始まります。
一つは「サバイバルフェーズ」で、チームが逼迫し十分に学ぶ時間がない状態をさします。リーダーは指揮統制型となり、トップダウンでコントロールし、チームが学ぶゆとりを作らないと、このフェーズら抜け出せません。
その上位にある「学習フェーズ」では、チームはゆとりがあり学習や検証を行えている状態にあります。リーダーはコーチ型となり、自己組織化へ向けて学習や挑戦をサポートすべきです。
そして「自己組織化フェーズ」。ここにあるチームは、自分たちの問題を自力で解決できる状態です。リーダーはファシリテート型となり、状態の維持に努め、またチームの状態を把握しておくのが良いとされています。
たいていのチームは二番目の「学習フェーズ」にあることが多いみたいですね。もし、自チームがサバイバルな状態にあると思った人は、要注意ってことです。
割れ窓理論:一枚割れた窓をほっておくと他の窓も割られていく。
コミットメント言語:実現できない余地をなくす言葉を引き出す。自分の制御化にないものは言わないようにする。
クリアリングミーティング:問題や負の感情を明らかにし、学習に向かわせる会議。
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読み始めてから1年くらいかかってしまった。
理由はわかっていて、前半部分が都度都度そのときのプロジェクト状況に対してぐさぐさと刺さってきて、いちいち立ち止まって悶々としてしまったからだと思う。
リーダーシップのスタイルも状況に合わせて「エラスティック」に変えていく、というのは腑に落ちる。
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チームが学習に気をまわせる状況をつくるには、とにもかくにもサバイバルモードから抜け出すこと。統制型で振舞い、はやく終わらせて時間をつくることが最優先。とはいえ、、、それでも統制型に感じる抵抗感はなんだろう。自分の在りたい姿やコンフォートゾーンの境界がありそうだ。
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「エラスティック」が示す通り、チームの様々な状況に応じてとるべきリーダーシップのスタイルについて解説されている。
自己組織化に向かう道中の泥臭い現実と向き合った前半部だけでも十分、読むに値する一冊だが
後半のエッセイ集が実に秀逸である。
様々な考え方の寄稿者がそれぞれの考えを述べることで、多角的に本質が浮かび上がってくる。
そしてダメ押しの、日本版エッセイ。
チームビルディング以前の採用の重要性について説いた吉羽さんのエッセイはじめ、現場で「つかえる」、いや「つかうべき」実践が凝縮されている。
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リーダーという言葉が当たり前すぎてリーダーのあるべき姿について学ぶ機会がなかった気がする。そのモヤモヤした気持ちが少し晴れました。日本のリーダーの記事もとても参考になりました。
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リーダーシップもチームの状況に合わせて変える必要があるというのをまとめた本。
1)チームに学習する時間がなければ、指揮統制を取り、学習する時間を取れるようにする。
2)学習する時間が取れるようになれば、各自が学習できるようにコーチングする。
3)各自が自己組織化されれば、ファシリテーターとして動く。
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【HIDEMI】
控えめに言って名著です。チームを自己組織化させるため、チームの状態(モード)を3つに分けて各モードでリーダーが取るべきアクションを説いています。サバイバルモード/学習モード/自己組織化モードそれぞれのモードでどのようにチームを導くか?アジャイルフレームワークや1on1といった方法論の前段として抽象度高めにインプットできます。
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https://daisuki.nichiyoubi.land/entry/2021/01/23/200640
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チームはサバイバルフェーズ、学習フェーズ、自己組織化フェーズを移行していく。リーダーはチームのフェにあわせてリーダーシップのスタイルを変えていく事が必要とされる。
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本書はチームには「サバイバル」「学習」「自己組織化」の3つのフェーズがあるとし、特に「学習フェーズ」が区別されていることが本書の特長だと思われる。
それらに対応して、「指揮統制型」「コーチ/独裁者型」「ファシリテーター型」のリーダーシップがある。
学習は必ず「先に走らせる」ことを伴う。ただし転ぶ時にチームのセーフティネットの範囲で必ず転ばせるようにする。
p.178 サバイバルモードは手を引っ張る行為だと言うことができる。学習モードは引っ張ることと先に行かせることを交互に行うことだと言うことができる。そして、自己組織化モードは先に行かせ、チームが他のいずれかのモードに戻ったときに助けられる程度に距離をおくことだと言うことができる。
p. 190 あなたはリーダーであって、すべてを知る者ではない
「19章 考えを改めよう:あなたはチームを作っている」はこの本のポイントの一つを簡潔にまとめており、逆に「46章 大事な問題にフォーカスする」では恐らく本書を読んで深くは考えなかったであろう浅慮の実例を見ることができる。