紙の本
豪華執筆メンバーの それぞれの雰囲気を味わう
2023/07/28 12:46
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投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
正直、ホラーは苦手なのですが、
(知らずに読み始めてしまい‥だって、この作家陣!)
短編なので首元ヒヤリ、くらいで、
豪華執筆メンバーの
それぞれの雰囲気を味わいながら読了。
辻村先生に一番なじみがあって、
悪い方向に裏切られるのも楽しく、
宮内先生のどうしようもない虚しさに
やりきれない気持ちになりました。
紙の本
してやられた!
2018/12/12 17:56
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投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホラーアンソロジーとは知らずに手にして、宮部さんの作品だけ読んで、また手にして読了。
個人的には「ママ・はは」と「わたし・わたし」が甲乙つけがたくぞわりとする。
そして、ラスト。
そんなにホラーでもないじゃん、と思っていたら。
そうきたか、という。オチ
紙の本
辻村深月さん目当てで
2018/12/02 10:31
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投稿者:のこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
そういうアンソロジーは楽しそうとは思っていたのですが、ホラーミステリーで手にすることになるとは。
繋がりが分かりやすいお話と、?になるお話がありましたが、ゾッからゾゾゾッまでいろいろなゾゾッが楽しめました。
殆ど制約無く書かれた、宮部さんのお話がホラーなミステリーって感じで楽しみやすかったかな?辻村さんのお話も、謎が明かされると彼女に対する怖さが。薬丸さんは、「今時のあれか?と思ったら、ホゥ…そうだったのか…」って感じで、東山さんのはグロ的怖さも。宮内さんのお話は、現代の怖さって感じかな?クルッと回って「彼らがそうだったのね!」って部分も。
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怪異短編集
2018/06/13 16:52
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回一番印象的だったのは辻村さんの「ママ・はは」。スミちゃんの前の母はどうなったのか?ママに上書きされて押し潰されたか、ママの下で娘に恨みの声をあげているのか...想像するとかなり怖い。
宮内さんの短編は門外漢にはわからなかった。
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ホラー色は軽いので、ホラー苦手な私でも大丈夫だった。
1番よかったのは先頭の宮部さん。さすがの面白さ、途中までは怖いのは家と思わせておいて、まさか、そんなことになろうとは。
リレーということで、バトンもあって、ちょっとしたつながりを探すのも楽しかった。
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基本ホラー。おどろおどろしい系ではなく、世にも奇妙な物語系なので、そんなに構えず読み進められました。
薬丸さんや東山さんのホラーテイストの作品ってはじめて読んだので、そういう意味でも面白かったです。
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宮部みゆきお姉様のホラー短編をスタートとする、連作アンソロジーホラー。
連作っつっても、世界観が重なってたり、同じ登場人物が出てきたり、テーマが似てたりと、それぞれの作品によってカブり方は違うんだけどもね。
各作品作家さんの個性が出てて、大変おもろかったっす。
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図書館で。豪華なちょっぴりホラーな、アンソロジー。一気読みでした。それぞれの作品の後に、『作家の言葉』が有って繋がっていく感じ面白かったなぁ。初めましての方の作品が読めるのもアンソロジーの醍醐味ですね。
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ホラーをテーマにしたアンソロジーということだが、ホラー度合いはさほどでもない。
作品の粒もあまり揃っていない感じだ。
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宮部みゆきの短編を皮切りに、次の作者がそれを読んで次を書く。続き物ではなく、テーマを踏襲していくアンソロジー。
ホラーではあるが、ゾンビや怪物が出てくるわけではなく、日常の人間が怖い。怖くて面白かった。
読み終わって表紙を見返したら、タイトルの文字に内容を表すデザインが施されているのに気がついた。
以下は読書メモ:
人・で・なし 宮部みゆき
最後がとてつもなく怖い。真相はけっきょく何も語られない。霊ももののけも悪人も出てこないのだが、ゾクリと怖い。
ママ・はは 辻村深月
こうあって欲しかった、という願望に合わせて写真が変わっていき、現実も変わっていった。母はいつのまにかママになっていた。これも怖い。
わたし・わたし 薬丸岳
ちょっと話がよくわからないのだが。リングを介して記憶が移ったということ? 私はすでに殺されていた。
スマホが・ほ・し・い 東山彰良
老婆から奪った壊れたスマホが突然鳴り、地図に場所と時間を示す。スマホを異常に欲しがると、スマホに魅入られるのか…
夢・を・殺す 宮内悠介
ソフトの中の幽霊バグ。人の中の人でないもの。信頼と怖れの三角関係。
最後に一遍目の宮部作品の最初の場面につながったのにはほーと唸ってしまった。
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宮部みゆきの新刊検索で引っかかった本。題名から時代物かファンタジーだろうと思ってたら5人の作家のリレーアンソロジーでびっくり。
最後に登場の宮内悠介の作品にホラー風味が足りなくてちょっと残念。
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人気作家によるリレー形式のミステリーアンソロジー。
リレー形式も新しい試みだし、これだけの作家さんが揃ったら、ミステリー好きには放っておけない1冊。
最初の3人はもちろん、東山彰良は「僕が殺した人と僕を殺した人」がいまいちで、今回も台湾が舞台で、一瞬引いたけど、「僕が~」の話と一部繋がっていて、読み進めるうちに、すっかり魅了された。
ラストの宮内悠介は初読み。最初は物語の趣旨が読めなくて、何が言いたいのか、少しじれったい感じもしたけど、最後はストンと落ちて、きちんとリレーを完結させているところに感心した。
コンセプトも面白いし、作品の最後に作者のコメントが入っているところもなかなか凝っている。普段は書かない作者が初めて臨んだホラー作品って言うのも興味深い。
ただ、基本的にホラー作品が好きじゃないので、星は3つ。
普通にミステリーが良かった…
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書き下ろしのアンソロジーってとこがよかった。
読んだことのある短編が混ざってたらショック大きいし。
同じ題材で「いっせいの」で書くのではなく、リレー形式ってのも勝因だと思う。
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タイトルからはさっぱりわからない。
ホラーテイストの作品のアンソロジー。他の人の作品を読んで作品を書くというスタイル。
読み直すと良いかもしれない。
こんな贅沢な本はないです。お勧め。
全くの余談ですが宮内さんの話を読んで、懐かしいz80がまだ現役らしいというのを知ってググってみたところ、まだ売っているだけでなく本当に現役なのですね。CP/Mも手に入るようです。なんか夏の幽霊を見た気分になりました。当時は考えられなかったGitHubでの情報共有など便利になりましたね。
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リレー形式による書き下ろし短編ホラーアンソロジー。それだけでも十分読みたくなる企画。
各編の後に付く作者のあとがきもエスプリが効いていて楽しめる。
宮部みゆき「人・で・なし」は、人ではないものに挑まれた家族の物語。背中ぞわりで途中で読むのを止められない。
辻村深月「ママ・はは」は、昨今話題の母原病を切り口として宮部作品の”写真”の怖さをうまく引き継いでいる。スミちゃんが当然のことのように軽く語る怖さが後に残る。
薬丸岳「わたし・わたし」は、指輪を介して記憶が過去の死者と共有される。
東山彰良「スマホが・ほ・し・い」は、老婆から奪ったスマホに人が死ぬ時間と場所が表示されるという設定。台湾が舞台で、最近読んだ『僕が殺した人と僕を殺した人』の中の事件が出てきたり、薬丸作品の殺人事件がニュースで流れたりと遊び心もいっぱい。
宮内悠介「夢・を・殺す」は、少年の頃パソコンゲームを作っていた従兄弟ふたりで会社を興したが、会社の経営のために”機械の中の幽霊”=かつての夢のゲームキャラを消していく切ない話。
私もbasicでゲームを作ったりしてたので、懐かしい輝きを失った今を共感する人がたくさんいそうだなと思った。