紙の本
デイサービス
2018/10/05 10:45
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
認知症が始まり、足も不自由な祖父がデイサービスの世話に。友達と2人でデイサービスを見学し、レポートをつくる主人公。
介護は読むだけでもたいへんそだわ。現実はもっと過酷なケースもあるのだろうな。
面倒見られるのが嫌という気持ちもわかる。
紙の本
おじいちゃんが入浴のお世話を受けるデイサービスで小5の佑が会ったのは、くせ者ぞろいのお年寄りたち。
2018/07/23 14:43
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投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
まはら三桃さん、「カラフルな闇」のときから今のこどもたちのちょっとゆるくてでも真剣な気持ちを書かれるのが非常に上手なのです。丈夫でしっかりしていたおじいちゃんが、最近ちょっとおかしい。小学5年生の孫たすくが、介護施設で見聞きした出来事を綴った物語。ゆるやかに真面目に、ちょっと考えさせられる作品。
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主人公・佑は小学五年生。
一人暮らしの祖父は転んで怪我をしたことからデイサービスへ通うことになる。
同時に佑は学校の課題でデイサービスをレポートすることになり祖父と一緒に行動することに。
デイサービス・こもれび、で出会う介護士や入居者と付き合ううちに佑は、今まで考えなかったお年寄りのこと、生きること、そして人生には終わりがあることを考えていく。
高齢者の介護を題材にしているが悲壮感はありません。
そこは児童書ということもあって、意識して柔らかく書かれたのでしょうか。
でも、そのせいか盛り上がりに欠ける気がしました。(盛り上がるような題材ではないこともわかるのですが、あくまでもストーリー、として)
主人公は小5ですが、一般の文芸誌に載っている物語のようにも感じました。
最近、社会的な問題を題材にした子供向けの本は本当によく目にしますし、どれも読んでいてなるほど、と思うのですが第一の対象になる子供がどう読んでいるのかが気になっています。
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認知症になった祖父のデイサービスの付き添いをすることになったたすく。
先生の提案でその様子をレポートして提出する羽目になる。
警察官だった強面のおじいちゃんの今までにない姿を
みるにつけ、悔しいような悲しいような気持ちになりつつも、施設の人たちの誠実な対応ぶりや、お年寄りたちそれぞれの個性を理解していくうちに、
いやいやだった宿題が、
大事なことを気づかせてくれるきっかけになってゆく。
だれも、なりたくてなるわけじゃない。
自分が自分でなくなっていく恐怖、
当人と、そして、それと付き合っていかなくちゃならない家族。
実際に自分の身に起こってみないと、正直わからないことは多いと思うが、
小学生向けの、そーゆーことについての入門書的には
よいような気がする。
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元刑事でしっかりしていたおじいちゃんが認知症になった。デイサービスを受けるのを嫌がっていたおじいちゃんだったが、孫のたすくから、ケアハウス・こもれびにある謎の部屋の話をきいて態度が変わった。「謎」ときけば刑事魂がさわぐのだ。自由研究でケアハウスを取材することになったたすくと友達の一平もまきこんでの「捜査」がはじまった。
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元刑事のおじいさんに付きそって、ディサービスに行くことになったたすく。そこで、たくさんの、お年寄りや、施設で働く人たちに出会います。ボランティアもすることになり、まさに大奮闘です。でも、ひとつ気になることが。2階の花の部屋は決して入ってはいけないといわれ、話題にもしてはいけないようなのです・・・。
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最近、5年生の野沢佑(たすく)のおじいちゃんの様子がおかしい。近所で道に迷ったように歩いていたり、やかんをコンロにかけっぱなしにしてボヤ騒ぎを起こしたり。元・刑事のおじいちゃんが認知症になるとは到底思えない・・・のだが、時々、どうやらあやしい。
「行きたくない」としぶるおじいちゃんをお風呂のデイサービスに連れて行くことになった佑。
それがまた担任の早田先生の知るところとなり、そこで見たこと、聞いたことをまとめてレポートし、なつやすみの自由研究にして提出しなさい、と。
友達の一平と一緒に、おじいちゃんを連れてケアハウス「こもれび」に通うことになった佑。
こもれびには、個性的なお年寄りのほかにも、介護にかかわる人たちから、その現場の話を聞き、それぞれの気持ちに気がついていく。
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知ることで人生は変わる。ごたごた言わないで、現場に入れば何が正しくて、何をすべきか見えてくると思う。特に、子どもたちにはどんどん外に出てほしい。
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18年度の課題図書。子ども達に読んでもらっている関係で,読んでみました。
認知症を患った祖父とその孫・佑(たすく)の話。
友達といっしょに老人介護施設を訪問した佑は,様々な老人や施設の職員と出会います。その中で,老人に対する見方がすこしずつ変化していきます。
老人介護という難しい問題を、小学生でも分かる目線から書かれた本書は,なかなかいい出来映えです。
大人が読んでも,「こんな風に老人とつきあっていきたい」って思います。
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小学校高学年課題図書
介護の問題を真正面から描いている
高齢者と少年
もっと身近に感じるべきなのでしょう
デイサービスというだけで距離を取ってしまいます
子どもたちに読んでもらいたい本です
表紙はイマイチだなあ
迫力はあるけれど
≪ しわしわで 年寄りの手 ふわふわだ ≫
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再読。たすくと元刑事の癖が抜けないおじいちゃんコンビ最高!認知症とこんなにまっすぐ向き合えるのは孫と祖父の関係だからかも。
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祖父が認知症になってしまったことを知ったたすく。
お年寄りとの付き合い方に戸惑いながらも頑張るたすくの姿が印象的な1冊です。戸惑うことがあっても人はきっと進んでいけます。
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デイサービスの様子や、お年寄りとの接し方が子ども目線でとても分かりやすく書いてありました。
テンポも良くて、時々入るコントのようなリズムが楽しくて何度もクスッとしました。とても面白かったです。
ただ、ちょっとラストがこれで終わりなのかとびっくり。
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小学5年生の佑(たすく)のおじいちゃんは、佑の家の近所で一人暮らしをしている。
元刑事だったおじいちゃんはしっかり者だったはずなのに、最近は何か様子がおかしい。
どうも認知症になったようだ。
それを認めようとしないおじいちゃんを何とかなだめて、デイサービスの施設で入用介助を受けるために通うことにするのだが、それをレポートにまとめて夏休みの自由研究の課題にするよう担任の先生に言われる佑。
おじいちゃんも佑も気が進まないまま「ケアハウスこもれび」に通うことになる。
児童書ですが、介護される人と介護する人の気持ち、介護の工夫、様々な個性のお年寄りなど、わかりやすく誠実に書かれています。
佑にとっては世間一般のお年寄りと自分のおじいちゃんとは当然別物で、まさかおじいちゃんがぼけてしまうなんてとショックを受けるのですが、おじいちゃんも苦しんでいることを知り、そのまなざしは優しくなります。
自分の考えていることをあまり口にすることのないおじいちゃんの行動を見守ることによって、おじいちゃんがどれほどおばあちゃんのことを大切に思っているかを知る佑。
お年寄りたちもそれぞれに見せ場が与えられ、読後感はとでもいい。
ただ一つ違和感を覚えるのが担任の早田先生。
クラスの子に、おじいちゃんのデイサービスをレポートして夏休みの自由研究にしろと勝手に決めるのは現実的ではない。
まず両親に話をしないと。
嫌がる家庭は絶対にあるだろう。
ましてや、さっさと施設と話をつけて子どもたちに手伝いをさせたり、自分までボランティアとして通うだなんてちょっと強引すぎて鼻白む。
とはいえ、子どもだけではなく大人も、この本を読んで感じるものは、立場に応じてきっとあると思う。
良書。
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僕のおばあちゃんも認知症になってきているけれどこの本を読んで前向きにおばあちゃんと向き合っていこうと思った。