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日常、選択している時に行っている事だが…
変容的な選択があるとは考えたことがなかったが、なるほど、確かに思い起こすとそのような選択は多くあった。
歳を重ねていくにつれ、よくわからないことがいかに多いかと思うようになった。昔した選択は良かったと思うものだが、一歩引いて考えると、その選択は本当に良かったことなのかはわからない。変容的な選択の場合は、確かに
わかり得ないものだ。変わった私は、変わらなかった私では、もはやないのだから。
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http://catalog.lib.kagoshima-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB23739427
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ヴァンパイアになる前のあなたは血を見るのもいやかもしれないが、ヴァンパイアになってしまったあなたは好んで血を吸うかもしれない。
選好の変容がともなう選択を現在の選好に基づいて行うことはできない。
子供を持つ前は子供に興味はなくむしろ苦手だったが、自分の子供ができた途端、子供が大好きになったという話は聞いたことがある。ならば、どうして子供を持ったことのない人が子供を持つかどうかの選択をすることができるのか。
非常に面白い本だった。
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魅力的なタイトルで人生体験を変容させる出来事にどう向き合うかというテーマは良いが主観的価値観で判断すべきで周りの雑音に振り回されたらアカンと当たり前すぎて呆れる。値段も高い。
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ヴァンパイアになる機会がある。人間にはないパワーや不死身の体が手に入る。ヴァンパイアに既になった人たちは全員がヴァンパイアになることを勧めてくる。しかし、一度ヴァンパイアになると、人間には戻れない。ヴァンパイアになることはどういうことか、なってみないとわからないという状況で、ヴァンパイアになるか、ならないかどう選択すればよいのか、様々な人生の意思決定と共に考察する図書。
ヴァンパイアになるというのはその経験がない場合、なったほうがよいのか、ならないほうがよいのか合理的な判断はできない。それは結婚や出産、手術後など人生のいろんな状況にあてはまる。
人生のこれまでの価値観や生活を変えるような決定をする際は、自分はこの先新たな価値観等を持った人物になるべきか、どうやってその人物に到達するかの方法の決断も伴ってくるらしい。
経験したことないことを決断する際、人は合理的な判断は下せないというあたり、人の決断は難しい…
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[関連リンク]
ユニークな分析哲学入門『今夜ヴァンパイアになる前に』: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: http://dain.cocolog-nifty.com/myblog/2017/07/post-7fd4.html
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第1章 ヴァンパイアになる
第2章 変容的な選択
経験は最良の教師である
規範的な基準
主観的な熟慮
変容的な決断
第3章 人生の選択
感覚能力
子をもつ選択をすること
時間的に広がりのある自己
第4章 新たなものの衝撃
補 論 意思決定
一人称的な選択
根本的同定問題
インフォームド・コンセント
合理的な依存
不確定な価値
フィンク的な選好
あいまいな信憑度
階層ベイズ・モデル
気づきがないこと
結論 啓示