紙の本
オススメです。
2017/06/07 10:42
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投稿者:ライディーン - この投稿者のレビュー一覧を見る
素晴らしい内容でした。 殺人=死刑という発想は基本的には賛成ですが、全ての殺人が同じと言う訳ではないので、必ずしも=で結んではならない。 しかしながら、残された被害者遺族からすれば至極当然の発想なのです。 何とも難しい。
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一気に読みました。
2017/05/26 01:47
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投稿者:ねこさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しぶりの東野さんのミステリー系の話。
なんかこじつけのような話でもありましたが
死刑についていろいろ考えさせられる話でした。
死刑を望む、叶う、でも終わりじゃない、単なる通過点。。
小夜子がかわいそうでした。子供を失ったうえにこんなことになって。
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死刑という重いテーマを扱った小説です
2019/05/26 21:43
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投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
死刑という重いテーマを扱った小説です。被害者遺族の出口のない絶望が伝わってきます。そしてまた事件が起こりそれを巡っての謎が解明されていきます。ただ、死刑という重いテーマを扱っているのですが、被害者の女性があまりにもステレオタイプに描かれているような気がして、ちょっとがっかりでした。
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虚ろな十字架
2018/07/23 09:17
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投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
社会化小説ですね。過去とのつながりが半端ない。しかも死体が無く不起訴か。最後のドンデン返しはさすが東野ですか。こういう問題作も読むでも暗くなりますが、一気読みとなるのは必然です。さすがの展開でドンドン興味がわいてきます。読み終わってホットかな。
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途中から・・・
2017/09/20 10:02
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投稿者:**** - この投稿者のレビュー一覧を見る
中盤までは良かったのですが、オチがありがちで残念な内容でした。
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重い。重め好きなんだけど、ちょっとやりきれなさも残る。でもいろいろ考えさせられる。死刑制度かあ。永遠に答えの出ないテーマなのでは。
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犯罪の加害者、被害者どちらの視点からも描いてきた著者だけに、割り切れない想いが溢れている。加害者が背負う十字架とは何なのだろう。分かるはずもないのかも知れない、なぜなら誰も十字架の中までは覗けないのだから。
あらすじ(背表紙より)
中原道正・小夜子夫妻は一人娘を殺害した犯人に死刑判決が出た後、離婚した。数年後、今度は小夜子が刺殺されるが、すぐに犯人・町村が出頭する。中原は、死刑を望む小夜子の両親の相談に乗るうち、彼女が犯罪被害者遺族の立場から死刑廃止反対を訴えていたと知る。一方、町村の娘婿である仁科史也は、離婚して町村たちと縁を切るよう母親から迫られていた―。
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裁判の結果の量刑、法に照らしたうえとはいえ何のための刑なのか何を目標に据えた刑なのか。難しいそして重い。法という約束事が守られてこその社会だと思うけれど、目には目をと思ってしまう自分もいる。
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【前書き】
読んでみて思うのは、
先に「秘密」を読んで「手紙」を読んでから、
「虚ろな十字架」でいいんじゃないかと思うのです。
気になるのは、
出版社の枠を超えちゃってるんですよねぇ。。。
文春さんではガリレオに集中したいのかな?
光文社さんで、
刑罰とか死刑制度や犯罪における被害者の加害者のその周囲の立場なんかを、
考慮しながら書いてる作品を手掛けていくのでしょうか?
文春さんが「秘密」と「手紙」で、
光文社さんが「虚ろな十字架」です。
「秘密」は感想を書いてますが、
「手紙」はまだです!
「手紙」はおいおい書いていくと思います。
【内容】
「井口沙織」と「仁科文也」が序文な。
本編に入って、
「中原道正」さんの話が始まって、
元嫁「小夜子」こと「浜岡小夜子」さんがでてくる。
11年前かな。
「中原道正」と「中原小夜子」は娘の「愛美」を殺されている。
裁判で犯人の「蛭川」は死刑になる。
その後2人は別れて11年後ですか。
「浜岡小夜子」が殺される!
殺したのは「町村作造」という68歳のおじいさん。
「浜岡小夜子」は離婚後フリーライターになっていた。
万引きの常習犯になってる「井口沙織」を取材してて違和感があったんだな!
それを踏み込んで取材してたら知ってしまった新事実!
その新事実のせいで殺されることになる。
医者になっていた「仁科文也」の嫁の旧姓は「町村花恵」
つまり、
殺人犯「町村作造」の娘なんだな。
「仁科文也」からすると義理の父が殺人犯なわけです。
聞くと、
「文也」の息子は「文也」と似てない!
で、
それは誰の子ってのが親族間で問題になってて、
追い打ちをかけるように義理の父が殺人犯になったわけだから大変な!
しかし、
なんで「町村作造」は「浜岡小夜子」を殺したんだ?
それを、
解いていくのが「中原道正」ですな。
結果は、
「仁科文也」と「井口沙織」の秘密を、
「浜岡小夜子」が、
「仁科花恵」に話してる時に「町村作造」が聞いてしまって、
殺さなければ!
と、
思って殺しちゃったんですな。
ざっくり書くとこんな感じかな。
【感想】
タイトルにもあるけど、
かぐりん的には「小夜子」が嫌い!
タロット占い師なんでタロットを絡めて書くとさ、
「正義」ってカードがあります!
これは、
ルール絶対主義なんですよ!
例えば、
人を1人殺したら終身刑!
人を2人以上殺したら死刑みたいに、
揺るがない絶対ルールのカード!
で、
「法王」とか「隠者」ってカードがあるんですね。
こちらは、
情状酌量の余地がある正義なんです!
つまり、
反省してるから人を1人殺しちゃってるけど終身刑とは言わずに、
20年刑務所に入っててくれればそれでいいよ。
と、
言った感じのカード。
離婚して、
フリーライターになった彼女は「正義」になっちゃった!
目には目を歯には歯を的な、
殺したんだから殺されろ的なのはかぐりん的には違う。
そういう経験がないけど、
ないからこそ言えるのは、
愛する人が殺されても生き返ることはないんだから、
諦めるよ。
でも、
復讐はするね!
刑務所?
甘い!
本の帯に書いてあるけど、
「我が子を殺されたらあなたは犯人に何を望みますか」
って、
生き地獄を味わせてやるから刑務所から早く出てきて!
と、
思うのがかぐりんです!
死刑になれ!
と、
絶対に思わないと考える。
自分の手で生き地獄を与えるわ!
マジで!
いくらでもその方法はある!
でも、
実際にそうなったどうするかは・・・。
「愛美」を殺した「蛭川」の弁護をした「平井」さんを、
「小夜子」は取材してたのね。
で、
「中原道正」も会いに行って話を聞いてます。
最後に「平井」が言ったのは「死刑は無力」だって言葉。
なにしろ、
犯人だった「蛭川」はめんどくさかったんだって。
裁判もですが、
生きるのがめんどくさくなってるみたいね。
運命が死刑って決まったんでめんどくさくなって受け入れました。
と、
言うことで、
反省してるとか、生きたい死にたいではなく、めんどくさいから死刑でいいや。
って。。。
だったら、
生かして生き地獄を味わせるのがかぐりんには正しいことだと思うね。
死刑は無力というか、死刑に意味なし!
やっぱり、
生き地獄を味あわせたい!
ダメ?
防犯ってどうすればいいのかな?
「蛭川」が家にいた「愛美」を殺した経緯なんですが、
「小夜子」が完璧に鍵を閉めて家をでたから誰も居ないと思って泥棒に入ったんだって!
でも、
「愛美」がいて顔も見られたから殺すんですけどね。。。
これ、
鍵を閉めないで出ればロリコン性犯罪者なんかから見たらチャンス!
って、
なるでしょうね。
しっかり防犯したつもりでもそれで犯罪に巻き込まれるし、
ぬるく防犯してもそりゃつけ込まれるよね。
どうするのが1番いい?
母子一緒に常にいる?
お留守番なんて防犯から見たら安全じゃないから常にべったりするしかないんでしょうか?
もはや、
それこそ運命ですかねぇ。。。
「仁科文也」は罪を背負ってたと思うの。
ゆえに、
小児科の医者になって何人もの子供を救ってきたしさ、
嫁だって子供だって大事にしてきたよ。
ぶっちゃけ、
20年前の罪を刑務所に入ってないけど償ってきたんじゃないかな?
それを、
根掘り葉掘り探って「罰を受けよ!」って何様だよ「小夜子」さんって思ってしまうのがかぐりんです。
よくない?
スルーでいいじゃん!
と、
思うけど「小夜子」の気持ちもわからなくないけど、
かぐりんだったら「いいよ、気にしないでいいよ、20年も前のことじゃん」
って、
スルーするわ。
つか、
スルーするの���人の道じゃないか?
と、
思うのはおかしいかな?
やっぱり、
きっとかぐりんは「罪は天罰によって」
と、
思うタイプですね。
もしくは、
天に代わっておしおきをするよ!
どっか、
セーラームーンみたくね。
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死刑を求める遺族。しかし遺族は本当に死刑で救われるのか。死刑の意味するものとは。遺族にとっての死刑の位置づけとは。そして裁判とは。
中々考えさせられる話。この先人生、当事者にはなりたくないものだな。にしても東野圭吾は、こんな話をポンポン書いてて本当にすごいなぁ。
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中原道正・小夜子夫妻は一人娘を殺害した犯人に死刑判決が出た後、離婚した。数年後、今度は小夜子が刺殺されるが、すぐに犯人・町村が出頭する。中原は、死刑を望む小夜子の両親の相談に乗るうち、彼女が犯罪被害者遺族の立場から死刑廃止反対を訴えていたと知る。一方、町村の娘婿である仁科史也は、離婚して町村たちと縁を切るよう母親から迫られていた―。
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「手紙」に続いて難しい、というか答えの出せないテーマに取り組んだのがすごい。死刑の是非といったイチかゼロかという議論はするだけ無駄だとおもうが、いい結び方だと思う。個人的には田端の量刑が、自殺では足りなかったな、心情的に。まあ、脇役に紙面を割くのはもったいか。
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死刑制度の是非を問う作品。結論的なものはなく、いくつかの視点から死刑に対する考え方がバランスよく描かれている。難しい問題だと思う。
小夜子のような暴走するタイプはキツイ。いくら過去の出来事があったとはいえ、自分の考えが正義とばかりに他人を批判し、追い詰める行為はどうかと思う。義父もそんな昔の未成年の行った罪に対し、現在の娘婿の地位を心配して殺人まで犯すのはどうかと思う。そもそも身体が未発達な中学生が知識もなく出産できるのかという点もどうかと思う。
突っ込みどころはところどころあるけれど、重いテーマなのに先を読ませる展開と、読後に人を殺したら死刑になるべきか、罪の償い方は死刑だけなのか等々を読者に考えさせる話の方向性がさすが東野さんだなと思う。
愛する家族が殺されたとしたら・・・考えたくないが、やはり犯人の死刑を望むと思う。それで失われた命が元に戻るわけでもないが、心情的にはそうなると思う。
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死刑の是非という,久々に重い社会派のテーマ。でも,最終的に中途半端というか,物足りなさを感じた。最後に論点がぼやけちゃったし。
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死刑制度を題材にした,久々に重い社会派の話かと思って期待して読み進めていたのだが,最後になって焦点がぼやけて,不完全燃焼と言った感じ。ちょっと残念。