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投稿者:てくちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
若かった時の過ちをずっと背負って生きて行く事はとても切ない事ですね。
紙の本
読み終わったらもう一度目を閉じたくなる作品
2017/09/24 18:49
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投稿者:あっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ああ、東野さん。。。またまた偉大な「虚作」を書きましたね。。。
さすが理系出身の作家、東野圭吾さん、と思わせる、心理学的パラドックス…答えの出ない…答えたとしても矛盾。。。
虚しさ感100%…。
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投稿者:やえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
相変わらず面白い内容でした。
どのようになるのか、結末が全くよめず、さすが東野圭吾だなと思いました。次も楽しみです。
紙の本
虚ろな十字架
2017/06/11 06:06
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投稿者:素晴らしいです。現在の社会に於いてありそうな事です。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
良かった。
紙の本
死刑制度について
2017/05/26 11:41
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投稿者:あおぞら - この投稿者のレビュー一覧を見る
死刑も殺人と廃止を望んでいたが、小夜子の心情を考えると死刑を望むのも理解できる。再犯の多さ、無期懲役で、なぜ、10数年で出所するのか。最近殺人が多いと社会性も考えさせられる。
東野の小説は、引き込まれ一気に読み進む。
誰もが持つ原罪、大小は別にして、読みながら心つかまれた。
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一気読みしたくなるまで、少し時間がかかるほど
暗い暗い雰囲気が漂ってて、滅入る内容に
最後まで読めるのか?と思ったほど。
ところが、さすが東野圭吾。
途中から、エンジンがかかるんだよね、いつも。
いや、今回のこの作品は、今までにないほどに暗い不幸な始まりだったので、「知りたい!!」を求めるまでに、時間がかかった。
7歳の娘を殺され、妻とは離婚。
その妻が亡くなり、真相がみえてくるにつれ
すべてがつながっていくことに引きつけられていく。
これまでのような、<これぞ!>のどんでん返しこそなかったけれど。
子を思う気持ちっていうのと、命のテーマ。
元妻が残した「死刑廃止反対」の内容から
とんでもない事実が隠されていたことに気づいていく
主人公の中原道正。
感情の起伏はまったくと言っていいほどに淡々としてるんだけど、それとは比例して、
起きてきた過去の大事件に、絶叫しそうになった。
想像するだけで、悲しく、苦しい。
すべての描写が、手に取るように映画でもみているように浮かんでくる、やっぱり、東野圭吾って、すごいなって改めて思う。
ただ、東野圭吾ならではのどんでん返しがなかったところは、物足りなかったな。
途中で、ほぼ予想がついちゃったのもあるし。
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氏の作品には犯罪被害者の家族・親族を描いた作品や加害者の家族・親族を描いた作品があるが、本作では双方の家族・親族を通じて、殺人犯が背負う十字架とはなにか? それは死刑でしかないのか? を考えさせられる作品。
カテゴリーとして何にしていいのか迷うので、「未分類」としておく。
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被害者の遺族にとっては例え死刑と判決が出たとしても、
ただの通過点にすぎず、
被害者が二度と返って来ることのない心の痛み。
それをどこにぶつけて良いのかとても苦しみます。
とはいっても死刑と下されなくても終身刑でも罪を償うために
毎日刑務所の中で生きていると思うと矛盾する気持ちも分かります。
どんな判決が出るにせよこの作品によって
死刑制度ということを考えさせられました。
罪を犯した時の償い方とはいったいどうしたら良いものかと
頭を悩まされこれは永遠のテーマかとも思います。
この作品では死刑制度についての答えは
東野さんとしては導いていないですが、
このような作品を描かれたことのよって読者をはじめとして
多くの人にこの問題を投げかけているかとも思うので
そこからまた生まれる何かがあるかとも思えました。
一番良いのは罪を犯さないことが一番良いことなのですが。
重いテーマを扱っていますが一つの事件から意外な方向へと広がり、
複雑に絡み合った人間関係で構成されていて
とても読み応えのある作品でした。
ミステリー小説というよりもやや社会派な部分も楽しめました。
以前読んだ「手紙」の作品で犯罪加害者の家族の事を少し思い出し、
家族の絆や罪を償うということも重ね合わせながら
この作品も読み、このような難しい作品も東野さんは上手いなと思いました。
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死刑制度について考えさせられる一冊。
本当の罰と償いってなんなんでしょうね。
答えはきっと人それぞれなんでしょう。
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久々に読んだ東野作品。
最初から一気にもっていかれた感じ。
やっぱりおもしろい、ハズレなし!
テーマは「死刑」という重いテーマですが
前半から後半の流れがしっかり交わっていて
ドラマとして完成されています。
読み終えた後、さっそく東野作品、ポチってしまいました。
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友人に借りたもの。東野さんはやっぱり読ませる力があるなーってしみじみ。読み出すと止まらない。
ただ、読後感があまり良くないのが個人的にイマイチかなぁ。
1日で読み切ったんだけど、読んだ後の虚しさというか何というが……
うーん……ううーん。
東野圭吾さんは映像で見る方がいいかな(笑)
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若干、不自然さを感じる…。そこまで過剰な反応になるのか…。当事者でなければわからないこともあるのか。
安心して読ませる内容だ。
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そういう物語だったのか〜
一つの事件から明らかになっていく20年前の隠された事実。
背負ってるのは虚ろな十字架。なんだか共感できた。
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中原道正・小夜子夫妻は一人娘を殺害した犯人に
死刑判決が出た後、離婚した。
数年後、今度は小夜子が刺殺されるが、すぐに犯人・町村が出頭する。
中原は、死刑を望む小夜子の両親の相談に乗るうち、彼女が犯罪被害者遺族の立場から死刑廃止反対を訴えていたと知る。
一方、町村の娘婿である仁科史也は、離婚して町村たちと縁を切るよう母親から迫られていた。
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これまた、すごく考えさせられる内容やった。
日本は被害者よりも加害者を守るイメージがある。
人を殺せば、内容にもよるけど死刑でいいと思う。
なぜなら、被害者は死んでるのに加害者は生きてるなんて、おかしい話やなと思ってしまう。
この本の中には、加害者が殺人を犯し死刑になった途端、もう先が見えてるからか、何も語ろうとはせず、反省もせず、ただただ、死を待つばかりの態度になってしまった、とある。
そこは、自分でも想像しんかった事やけど、それでも、世間で死刑廃止運動をしている意見には理解ができない。
とまぁ、そんなこんなで、この本は意外と、マジメに正論らしく登場してきた人が一番クセものやった、ってのが面白かった。
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死刑制度肯定の流れで話が進みつつ、それに反論するような意外な事件の真相が明らかになるのだが、しかし死刑を問われるような罪を犯した人間の身勝手な論理が目立ち、全く死刑制度反対に共感する気持ちは沸いてこなかった。
死刑そのものが遺族の救いにならないのはその通り。ただ、死刑はあくまでもスタートラインであり、遺族のケアは別に制度なりを設けて対処すればよい話。
人を殺してしまった以上、その加害者が受けるべき罪のスタートラインは、被害者がうけた被害、すなわち死以外ありえず、そのスタートラインから、被害者、加害者の行動なり人間性なりが周りの人間に及ぼす影響等を考慮して、罪を減免すればよい。
本書を読む以前から死刑については上記結論で自分の中では完結しているのだが、本書を読んでもこの結論は揺るぐことはなかった。
もうちょっとこの結論を揺るがすような主張なりがあれば面白かったのに、少々残念です。