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推理小説か、社会派小説か?
2022/07/07 08:33
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投稿者:ランディ・B/M - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初は推理小説のつもりで読み始めたが、死刑や懲役で犯罪者が更生するのかという問題を扱ったものかと思い始め、結末に期待したが、やや期待外れ。もう少し、犯罪者と刑罰について突っ込んで欲しかった。
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死刑制度を考える
2022/03/29 16:28
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
人が償うとはいったいどういうことか。
死刑廃止論に対して異議を唱えていた被害者遺族(元妻)の死を通し、元夫が贖罪を問う物語。
東野作品らしく、とても読みやすいがテーマは重い。そして胸に迫る。
日本では8割の人が死刑に賛成しているというが、人気作家がこうしたテーマで問いかけをするというのは、とてもいいことだと思う。議論が盛り上がるきっかけになるといい。
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一気に読みました。
2019/01/31 23:59
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投稿者:eri - この投稿者のレビュー一覧を見る
読みそびれていた本。ついつい感情でいっぱいになってしまうというか、感情に引っ張られてしまう内容に、向き合った本でした。
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想像以上でしたね。
2017/11/13 22:06
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投稿者:オハナ - この投稿者のレビュー一覧を見る
読みたかったので、購入しました。色々な角度からの表現が良かったと思います。
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東野圭吾らしい
2017/08/22 00:10
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投稿者:ごん吉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
東野圭吾らしい展開で、一気に読み進みました。最後までハラハラできるので、ぜひぜひ読んでいただきたいです。
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殺人を犯した罰
2017/08/08 08:41
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投稿者:touch - この投稿者のレビュー一覧を見る
死刑にならなかった殺人犯が負う十字架は、結局「虚ろな十字架」に過ぎない、という強烈な指摘。
また、現在の法では、懲役という「罰」は与えても、更生という「償い」がないため、出所後の再犯率が高い、といった問題提起もしている。
子供を殺された夫婦。離婚後、元妻も強盗に刺されて死んでしまう。
それぞれ別々の事件だが、その裏には、人を殺した者に対する刑罰のあり方が絡んでいる。
本の中で書かれている被害者遺族の心情、「死刑を求めるのは、他に何も救いの手が見当たらないからだ」という言葉が突き刺さる。
単なるミステリーではなく、罪と罰についても考えさせられる物語。
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やりきれなさ
2017/07/20 11:28
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投稿者:ねむこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
懲役が、犯人の更生の役に立っていないとしたら、確かにこの本のタイトルとおりだと思います。けれど、自ら犯した罪を公にできずに、自らを罰する人、代償行為を自らの力を振り絞って続ける人もいます。
それでも「人を殺せば、死刑」登場人物の考えですが、現実にはそれしかないよなって、感じる事件増えていませんか?
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そういう展開が...
2017/07/11 08:46
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投稿者:ほわちん - この投稿者のレビュー一覧を見る
いつも東野作品を手にする時、もっと違った意味で軽く気持ちが入っていくのですが、今回は読み進めて行くと「重たい」(題材として)と思いました。それは特に「2つの重たさ→死刑か否かという問題と斬新なしくじり」。こういう題材は誰かが取り上げべきだなと読後に感じました。
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オススメです。
2017/06/07 10:42
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投稿者:ライディーン - この投稿者のレビュー一覧を見る
素晴らしい内容でした。 殺人=死刑という発想は基本的には賛成ですが、全ての殺人が同じと言う訳ではないので、必ずしも=で結んではならない。 しかしながら、残された被害者遺族からすれば至極当然の発想なのです。 何とも難しい。
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重い。重め好きなんだけど、ちょっとやりきれなさも残る。でもいろいろ考えさせられる。死刑制度かあ。永遠に答えの出ないテーマなのでは。
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犯罪の加害者、被害者どちらの視点からも描いてきた著者だけに、割り切れない想いが溢れている。加害者が背負う十字架とは何なのだろう。分かるはずもないのかも知れない、なぜなら誰も十字架の中までは覗けないのだから。
あらすじ(背表紙より)
中原道正・小夜子夫妻は一人娘を殺害した犯人に死刑判決が出た後、離婚した。数年後、今度は小夜子が刺殺されるが、すぐに犯人・町村が出頭する。中原は、死刑を望む小夜子の両親の相談に乗るうち、彼女が犯罪被害者遺族の立場から死刑廃止反対を訴えていたと知る。一方、町村の娘婿である仁科史也は、離婚して町村たちと縁を切るよう母親から迫られていた―。
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裁判の結果の量刑、法に照らしたうえとはいえ何のための刑なのか何を目標に据えた刑なのか。難しいそして重い。法という約束事が守られてこその社会だと思うけれど、目には目をと思ってしまう自分もいる。
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【前書き】
読んでみて思うのは、
先に「秘密」を読んで「手紙」を読んでから、
「虚ろな十字架」でいいんじゃないかと思うのです。
気になるのは、
出版社の枠を超えちゃってるんですよねぇ。。。
文春さんではガリレオに集中したいのかな?
光文社さんで、
刑罰とか死刑制度や犯罪における被害者の加害者のその周囲の立場なんかを、
考慮しながら書いてる作品を手掛けていくのでしょうか?
文春さんが「秘密」と「手紙」で、
光文社さんが「虚ろな十字架」です。
「秘密」は感想を書いてますが、
「手紙」はまだです!
「手紙」はおいおい書いていくと思います。
【内容】
「井口沙織」と「仁科文也」が序文な。
本編に入って、
「中原道正」さんの話が始まって、
元嫁「小夜子」こと「浜岡小夜子」さんがでてくる。
11年前かな。
「中原道正」と「中原小夜子」は娘の「愛美」を殺されている。
裁判で犯人の「蛭川」は死刑になる。
その後2人は別れて11年後ですか。
「浜岡小夜子」が殺される!
殺したのは「町村作造」という68歳のおじいさん。
「浜岡小夜子」は離婚後フリーライターになっていた。
万引きの常習犯になってる「井口沙織」を取材してて違和感があったんだな!
それを踏み込んで取材してたら知ってしまった新事実!
その新事実のせいで殺されることになる。
医者になっていた「仁科文也」の嫁の旧姓は「町村花恵」
つまり、
殺人犯「町村作造」の娘なんだな。
「仁科文也」からすると義理の父が殺人犯なわけです。
聞くと、
「文也」の息子は「文也」と似てない!
で、
それは誰の子ってのが親族間で問題になってて、
追い打ちをかけるように義理の父が殺人犯になったわけだから大変な!
しかし、
なんで「町村作造」は「浜岡小夜子」を殺したんだ?
それを、
解いていくのが「中原道正」ですな。
結果は、
「仁科文也」と「井口沙織」の秘密を、
「浜岡小夜子」が、
「仁科花恵」に話してる時に「町村作造」が聞いてしまって、
殺さなければ!
と、
思って殺しちゃったんですな。
ざっくり書くとこんな感じかな。
【感想】
タイトルにもあるけど、
かぐりん的には「小夜子」が嫌い!
タロット占い師なんでタロットを絡めて書くとさ、
「正義」ってカードがあります!
これは、
ルール絶対主義なんですよ!
例えば、
人を1人殺したら終身刑!
人を2人以上殺したら死刑みたいに、
揺るがない絶対ルールのカード!
で、
「法王」とか「隠者」ってカードがあるんですね。
こちらは、
情状酌量の余地がある正義なんです!
つまり、
反省してるから人を1人殺しちゃってるけど終身刑とは言わずに、
20年刑務所に入っててくれればそれでいいよ。
と、
言った感じのカード。
離婚して、
フリーライターになった彼女は「正義」になっちゃった!
目には目を歯には歯を的な、
殺したんだから殺されろ的なのはかぐりん的には違う。
そういう経験がないけど、
ないからこそ言えるのは、
愛する人が殺されても生き返ることはないんだから、
諦めるよ。
でも、
復讐はするね!
刑務所?
甘い!
本の帯に書いてあるけど、
「我が子を殺されたらあなたは犯人に何を望みますか」
って、
生き地獄を味わせてやるから刑務所から早く出てきて!
と、
思うのがかぐりんです!
死刑になれ!
と、
絶対に思わないと考える。
自分の手で生き地獄を与えるわ!
マジで!
いくらでもその方法はある!
でも、
実際にそうなったどうするかは・・・。
「愛美」を殺した「蛭川」の弁護をした「平井」さんを、
「小夜子」は取材してたのね。
で、
「中原道正」も会いに行って話を聞いてます。
最後に「平井」が言ったのは「死刑は無力」だって言葉。
なにしろ、
犯人だった「蛭川」はめんどくさかったんだって。
裁判もですが、
生きるのがめんどくさくなってるみたいね。
運命が死刑って決まったんでめんどくさくなって受け入れました。
と、
言うことで、
反省してるとか、生きたい死にたいではなく、めんどくさいから死刑でいいや。
って。。。
だったら、
生かして生き地獄を味わせるのがかぐりんには正しいことだと思うね。
死刑は無力というか、死刑に意味なし!
やっぱり、
生き地獄を味あわせたい!
ダメ?
防犯ってどうすればいいのかな?
「蛭川」が家にいた「愛美」を殺した経緯なんですが、
「小夜子」が完璧に鍵を閉めて家をでたから誰も居ないと思って泥棒に入ったんだって!
でも、
「愛美」がいて顔も見られたから殺すんですけどね。。。
これ、
鍵を閉めないで出ればロリコン性犯罪者なんかから見たらチャンス!
って、
なるでしょうね。
しっかり防犯したつもりでもそれで犯罪に巻き込まれるし、
ぬるく防犯してもそりゃつけ込まれるよね。
どうするのが1番いい?
母子一緒に常にいる?
お留守番なんて防犯から見たら安全じゃないから常にべったりするしかないんでしょうか?
もはや、
それこそ運命ですかねぇ。。。
「仁科文也」は罪を背負ってたと思うの。
ゆえに、
小児科の医者になって何人もの子供を救ってきたしさ、
嫁だって子供だって大事にしてきたよ。
ぶっちゃけ、
20年前の罪を刑務所に入ってないけど償ってきたんじゃないかな?
それを、
根掘り葉掘り探って「罰を受けよ!」って何様だよ「小夜子」さんって思ってしまうのがかぐりんです。
よくない?
スルーでいいじゃん!
と、
思うけど「小夜子」の気持ちもわからなくないけど、
かぐりんだったら「いいよ、気にしないでいいよ、20年も前のことじゃん」
って、
スルーするわ。
つか、
スルーするの���人の道じゃないか?
と、
思うのはおかしいかな?
やっぱり、
きっとかぐりんは「罪は天罰によって」
と、
思うタイプですね。
もしくは、
天に代わっておしおきをするよ!
どっか、
セーラームーンみたくね。
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死刑を求める遺族。しかし遺族は本当に死刑で救われるのか。死刑の意味するものとは。遺族にとっての死刑の位置づけとは。そして裁判とは。
中々考えさせられる話。この先人生、当事者にはなりたくないものだな。にしても東野圭吾は、こんな話をポンポン書いてて本当にすごいなぁ。
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中原道正・小夜子夫妻は一人娘を殺害した犯人に死刑判決が出た後、離婚した。数年後、今度は小夜子が刺殺されるが、すぐに犯人・町村が出頭する。中原は、死刑を望む小夜子の両親の相談に乗るうち、彼女が犯罪被害者遺族の立場から死刑廃止反対を訴えていたと知る。一方、町村の娘婿である仁科史也は、離婚して町村たちと縁を切るよう母親から迫られていた―。