紙の本
知識と論理
2019/11/04 10:08
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投稿者:だい - この投稿者のレビュー一覧を見る
■独学の技法
日本のビジネスパーソンは圧倒的に学習量で世界に劣る
知識がない状態・・物事の評価や判断が出来ない状態
大学入試問題には、知っておくべき共通の知識ベースが集約されている
論理とは、知識と知識を組み合わせ新しい概念を提示するための接着剤
参考書以上に効率的なテキストはない
・知識を効率的かつ網羅的に学習できる
・問題を解くことで正しい答えを導くスキルが身につく
・質が高く、費用が安い
■使える知識
政治・経済を学ぶメリット
・政治と経済の流れを理解できる
・それっぽい話に騙されない
・社会を、自分ごと化できる
経済用語は最も重要な20%を覚える(問題集に出題問題)
倫理で学べること
・人類誕生依頼の叡智
・物事の分析の仕方
新しい職場や環境に合わせて自分の考え方を変えていくことは「アンラーニング(学習棄却)」と呼ばれる
心理学の知識を持っていると、日々の人間関係を冷静かつ客観的に見れる
宗教なしに現代社会を理解することは不可能
人間の思考の基盤は「類比・対比・因果」により成り立ち、日常の問題を解く思考のフレームワークになる
■論理力の強化
論理力を身につけることで、自分の主張に対してきちんと理由を述べられるようになる
自分の主張自体の良し悪しが大切ではなく、自分の主張を支える理由が明確かどうかである
いくつかある各論から結論を導き出す思考が「So What」
「So What」思考が不足している人は各論ばかりで「言いたいこと」を相手に伝えることが出来ず、自分で判断する主体的な仕事が出来ない
具体と抽象を自在に往復できる能力を身につければ、ビジネスにおいて大きなメリットになる
古典に見られる普遍的なメッセージを持った抽象度の高い文章は、読み手のレベルや状況に従って様々なヒントを与えてくれる
主張の背景にあるロジックを理解することなく主張の妥当性は判断出来ない
問題提起・主張・理由をワンパッケージに考える
・凝った表現を使わない
・程度を表す形容詞は使わない
・曖昧な接続詞・助詞は使わない
■英語力
普通の日本人が必死に学習しても、ネイティブ並みにはなれない
今後、グローバル化の流れが加速することはあっても逆戻りすることはない
・辞書で読み書き能力を伸ばす
(コロケーション辞典)
・冠詞を攻略する
aとtheの使い方「aとtheの底力」
I ate an apple.りんごを丸かじりした
・句動詞を理解する
動詞と副詞、動詞と前置詞の組み合わせ
go come + up to into
go off→作動する
・リエゾンを理解する
I love you. アイラビュー
get on ゲロン
■効果の最大化
2種類の知識
・宣言的知識
政治経済のように、知っているかどうか
・手続的知識
繰り返しの訓練によって身に染み込ませる
目を動かすもの→週末に一気にやる
手を動かすもの→毎日5分だけでもやる
時間を生み出す方法
・無駄な時間を使わない
・見る話すは倍速にする
・並列的に頭を使う(ながら族)
資格試験の問題集には、その分野の大事な事が詰まっている
賢そうに見せるテクニック
・空気を読まない
・そもそもを語れる
・一言でまとめられる
ダメと思われる人
・批判を恐れる
・会議で黙っている
・難しいと分からないを連発する
電子書籍
独学術、その合理性について
2018/03/30 15:33
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投稿者:TBKimura - この投稿者のレビュー一覧を見る
佐藤優氏の著作より購入。
独学術として、合理的なビジネスマンに必要な「独学内容」は、一般的網羅的な教養であると指摘。その「合理的な」説明は本書に譲る。
一般的・網羅的な知識(教養)は大学入試レベルの教養にあるとの指摘は確かに「合理的」であると本書より感じる。但し、理系の教養、特に理科系についての言及は少なく、平均的なビジネスマンを対象とした、言語・論理・政治経済分野の習得方法については、豊富な情報量であると考える。
本書はあくまでガイダンスとして捉え、実際に書籍内で紹介されている書籍を用いて学習(学習法についてはオーソドックスだが納得できる方法が記載されている)することが肝要。
人間は一生学問をする必要があると再確認する。
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真の無知とは、知識の欠如ではない。学習の拒絶である。カール・ポパー
人間を賢く人間を偉大にするものは、過去の経験ではなく、未来に対する期待である。なぜならば、期待をもつ人間は、何歳になっても勉強するからである。ジョージ・バーナード・ショー
現実の出来事を説明できないらな、本物の知識は身についていない 佐藤優
スタディサプリ 月1000円 リクルート
政治経済 伊藤賀一
防衛機制
抑圧、合理化、同一視、投射、反動形成、逃避、退行、置き換え
フランシス・ベーコン 4つのイドラ バイアス
種族、洞窟、市場、劇場
トラブルシューティングの具体的な事例を数多く頭に入れておくよりも、トラブルへの抽象度の高い応用力を鍛えるほうが効果が高い
イーライ―リリーのヒューマリン
ノボのインシュリンペン
小論文 シカゴスタイル
GRE アメリカ大学院進学 1000語程度の難単語の暗記が必要
英語 コロケーションとシソーラス
Collocations Dicthionary Oxford university
Thesaurus.com
助動詞の過去形にはほとんどの場合、仮定法のニュアンスがはいっている
仮定法であることを見過ごしていれば、仮定されている内容を推測しようすることすらできない
読むための文法 横山雅彦の英文長文がロジカルに読める本 スタディサプリの関正生
英語リスニングのお医者さん でディクテーション
賢く見せる
空気を読まない、そもそもを語れる、一言でまとめられる
雑誌TOPPOINT
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本屋で偶然見かけて購入。
内容的には佐藤優氏の「読書術」と重なる部分が多いが、癖のない文章で読みやすいように感じた。
筆者の言う通り、新聞に出ている言葉の意味を正確に他人に説明できるかと言うと自信がない。大学受験参考書を利用することで、一歩進化できる。そのちょっとした努力で、考えが深まる。
上部のビジネス書を読み漁って、浅い知識を身につけるより、参考書で基礎を身につける方がビジネスパーソンとして深みが増すだろう、と筆者に同意。
まずは倫理の参考書から試してみたい。
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著者の経歴は、三菱商事⇨MBA⇨マッキンゼー⇨CLSA、とピカピカ。
政治・経済、現代社会、倫理を学ぼう。
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受験参考書を利用した大学受験のやり直し学習で、「知識」と「論理」の身につけ方を説いた本。大学受験用教材は問題と答えが記載されているので、コスパよく正しい知識を習得できると主張されている。
大学受験参考書のメリット
①知識を効率的かつ網羅的に学習できる
②問題を解くことによって、正しい答えを導くスキルを身につけられる
③質が高いのに、費用が安くすむ
「知識」と「論理」を身につける科目として「政治・経済」、「倫理」、「現代文」、「小論文」が挙げられ、それぞれのおすすめ学習法が説明されている。
後半には英語学習法や教養についても書かれているが、趣旨から多少離れているようにも感じる。
巻末には「ブックガイド」があり、おすすめの書籍が挙げられている。ただし、本文中に出てきた英語の推薦書はまとめられていない。また、数学についての書籍が推薦されているものの、本文中で数学については触れられていないことが残念である。
佐藤優氏の読者には目新しい内容ではないかもしれない。
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DIAMOND ONLINE 2017.8.25
倫理の参考書が「ビジネスの最強の教科書」である理由
http://diamond.jp/articles/-/138137
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もう一度大学入試の勉強をやってみようかと思ってしまう。
あとスタディアプリも受講してみたい。
・論理力を磨くには大学受験用の現代文を学習する。
出口、田村氏がいい。
・佐藤優「読書の技法」
・青谷 正妥 「英語学習論」
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この本で語られていることを、一言でいうと、
大学受験で必要とされた知識は、
社会に出ても非常に有益だということです。
その知識をどうしたら、身につけることができるのか?
これがこの本の一貫としたテーマです。
著者は、仕事上で必要とされる「賢さ」を、知識量×論理力と考えています。
そこで、それらを向上するためには、どうすればいいかと提起し、
一つの方法論として、大学受験用の教材で、
知識量と論理力を身に着けるという、
方法を勧めています
問題は、日本の大学受験では、現在、著者が言うような知識(政治、経済、数学、日本史、世界史)を
問われることがなく(つまり選択する必要がなく)、多くの大学に入学することが可能ということです。
また受験勉強を通して、身に着けた知識は、点数を獲得するため(偏差値を上げるため)の
一時的な知識なので、その有用性を省みることなく、
大概、しばらくすると、忘れてしまいます。
投資の観点からすると、相当な機会損失です。
よって多くの人は、一から勉強することになります。
日本の大学生は、先進諸国の大学生と比べて、学習時間が著しく低い。
大学経営政策研究センターの調査では、1日で学習する時間は、
日本では8割以上の学生が1時間未満(半分が、ほとんど学習しない)に対して、
アメリカの学生は、2,3時間を学習時間にあてます。
1年で1000時間程度の学習時間の差が生まれます。
大学4年間では、3000時間以上の差になります。
中国の学生であったら、4,5時間は当たり前です。
中国の学生だけでも、1000万に近く毎年卒業します。
そのほとんどが、日本の学生よりも、圧倒的に知識量で凌駕しています。
労働市場は、すでに国際的になっていますが、
質と量でも日本人の大学生は、かなり不利になっています。
よって、著者が感じた、日本のビジネスパーソンの「学習量」が圧倒的足りない理由は、
日本の大学生の学習時間の問題に言い換えることができます。
この問題は、あまりに深刻過ぎて、手の打ちようがありません。
「勉強しなさい」とか「勉強すると、良いことあるよ」
と言えば済む問題ではなく、日本社会の構造的な問題だからです。
経済的理由で、バイト等を行う必要性であったり、バイトや、
大学でのサークルを通して(ボランティア、NGO)の社会経験の意義は、
非常にあると思いますが、それでも、日本の学生は学習時間が異様に低く、
「学習する姿勢」が身につけられないまま、
あれよあれよと大学3年生になり、
皆一斉に、就職活動に突入し、そして、社会人生活が始まります。
日本の多くの大学は、修得を目的とした教育体制になっておらず、
履修して、ペーパーテストを行い、
基準点以上であれば、単位がでるようになっています。
また大学受験と同じで、単位を取るために、試験勉強を行い、
ほぼ専門知識が身につかないまま、大学生活を終えます。
そのため社会人��なって、様々な知識や技術を身に着ける必要性が出てきます。
しかし、自分の中である程度確立された学習習慣や態度がないため、少なくない人が苦労します。
少なくない人が、社会人生活をある程度過ぎると、大学の時、もっと勉強すればよかったと思います。
専門的知識を要さず、組織で生き残っていくためには、組織に溶け込む必然性が生まれ、
その会社内での、特殊スキルとノウハウを身につけるように意識がはたらきます。
今の時代は、上場企業が倒産することは、珍しくないので、
その全く使い物にならないスキルとノウハウしか持たず、
経験とスキルが数字化されている労働市場、
つまり需給関係で、自分の値段が決まる場所に放り出されるため、
多くのサラリーマンは、以前の待遇よりも、より低い待遇になります。
また日本人の労働生産性が、他国と比べて著しく低いのは周知の事実です。
その理由は、企業や組織の構造問題や仕事の価値観や意思決定、業務プロセスの他に、
圧倒的に、基礎的な知識が足りないからだと思います(著者もこの点を強調しています)。
そのため、日本の少なくない企業で働いている労働者は、仕事のための仕事を行い、
会社に貢献する上で、何ら価値がない業務を、一生懸命やるという不思議’な現象が、
発生します。
多くの人が感じていると思いますが、日本の経済は先進諸国と比べて、
相対的に低成長になっています。
その主原因は人口減少に伴う労働人口の継続的な減少です。
これから、人口減少、超高齢化、労働人口の低下に伴う問題が今以上に噴出します。
政府は成長戦略といって、発展するだろう分野に選択と集中を行っていますが、
他の国も似たようなことを考えているので、中国やアメリカなどの人口を多く抱える国と競争して、
成果を上げることは非常に難しいと思います。
競争できる人口が多ければ、多いほど、当たり前ですが有利です。
ITの分野でも、日本は深刻な人材不足に陥り、
世界での存在感は、もはや、ありません。
情報産業では、もはや中国やインドに、
とっくの昔に抜かれています。
AIの分野でも、アメリカ等には、もちろん太刀打ちできませんが、
中国との技術の差も明確に出ています。
仮にAIの分野で、雇用を確保することを前提にすすめても、
そういった高度情報産業は、高度な労働者が従事しているため、
集約産業のように、多くの労働者を抱えることはできません。
人口が減れば、消費自体も減ります。これから増々、企業経営が困難になります。
つまり市場自体が確実に縮小する中で、今以上に競争が激化する状況になります。
よって、労働者は、必然的に、自らの生産性を上げる必要性が、今以上に出てきます。
しかし、その生産性を上げる方法は、個々人が置かれた環境によって異なります。
多くの人が、学習する態度から身に着ける必要性に迫られるでしょう。
そうしなければ、所得を上げることは、非常に困難になります。
上げる必要性がないと判断すれば、もちろん学習する必要はありません。
学習する���度は、一朝一夕で身につけられるものではありません。
数年単位で、身に着けるものです。
この本は、学習する習慣、そして態度を、どう身に着ければいいかという点で読んでも、
非常に参考になると思います。
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【論点】
知識と論理の組み合わせこそが、活きる知恵。単なる知識だけ、ロジカルな思考術だけでは、せっかくのインプットがアウトプットに変換できない。
【必要な知識の習得】
必要な知識というのは、パレートの法則の通り20%。その部分は、大学の参考書で知識を補完することができる。著書では、おもに経済、倫理、宗教などの教養部分が主題となっている。
【参考】
・「類比、対比、根拠」
・答えを書き(選択問題は赤でラインをひく)、読み返す。
・経済を学習するときには、参考としたい。
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マッキンゼーのコンサルタントが語る知識と論理力をどう身につけたのかを教えてくれる独学のための本だ。我々はそもそも成長するためには一生学ばなくてはならず、正しくやるためにはどうやっていくのかわかりやすく教えてくれる。特に大学受験用の参考書を使うのは佐藤優氏と同じだ。日本のビジネスパーソンは学習量不足、必要な知識を短期間でインプット、空欄問題に赤ペンで書き込み、後で赤シート学習、事実を押さえる、古典をよく読め、問題提起、主張の明確化、理由付けで説明せよ、コンサルタントは1空気を読まない2そもそもを語れる3一言でまとめられる、等参考になること満載だ。実践していきたい。
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大学受験程度の知識がビジネスで役立つため、参考書で勉強する。そして貯めた知識は定期的にひけらかすことで定着させる。
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・参考書でキャッチアップする
└問題付なので、知識が頭に残りやすい
とりあえず必須知識
└政治経済
└心理学
└宗教知識
└論理学
★思考の対比でビジネス分析のセンスを養う
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勉強というのは、楽しいものだ。そんなことを感じさせてくれる本だった。俺は、あれこれ本を読むのが好きな方だ。大人になるほどに、本を読むことは内にこもることよりも、外に目を向けるために必要な行為に思える。目の前で起きていることを理解するために、どういった知識が必要か、ということでね。ビジネス書というのは、そのあたり読んでいて楽しく、エンタメだとすら思う。本書でも、より多くの本を読んでみたくなったあたり、なかなか楽しいエンターテイメントだったな。受験参考書をあれこれ、手に取りたくなった。
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著者が提案する独学の方法は目からウロコでとても腑に落ちました。
参考図書も興味深いものが多かった。
とても面白かったです。