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大半がリアルタイムに見聞きしてきた事件だったから、当時の記憶と照らし合わせたりしながら、とても興味深く読み進めることが出来ました。参考文献が殆ど示されていないこともあって、ともすれば宝島MOOKと紙一重って感じもしますが、推論を極力排し、自身の取材で判明した事実関係が主に述べられているから、うそ臭さを感じないのも良いです。週刊誌とかとも違い、リアルタイム性を求められない分、咀嚼された内容になっているのも信頼性が高いと思いました。グリコ・森永は当時から印象が強くて、同社製品を食べるようになったのも、随分経ってからだった記憶があります。事件の詳細は知らなかったけど、なるほど、まさしく「レディ・ジョーカー」だったんですね。かの作品の優れた出来映えを改めて実感した次第。他のどの章も押しなべて面白かったです。
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そういやこんなことあったなみたいな。
特段新しい裏情報とかが付け加わってるわけではない。
なら、新書ではなくもうちょっと沢山の事件が欲しかったかな。一件一件はこれくらいで。
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戦後日本の暗黒事件を数編、連載物をまとめて一冊にした本。
全編に渡って概要をさらっと流すだけなので、新しい事実がある訳でもなく、とりあえず一冊にしましたって感じですね。
200頁弱の本でこれだけ詰め込めば当然かな。
買ってまで読む本ではないと思います。
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戦後の凶悪事件・重大事件の一覧的な内容。
ちょっと総花的で浅くて少し物足りない感じがします。
よど号事件と連合赤軍
ロッキード事件
グリコ森永事件
山一抗争
三井物産マニラ支店長誘拐事件
イトマン事件
住友銀行名古屋支店長暗殺事件
オウム真理教事件
神戸連続児童殺傷事件
和歌山毒物カレー事件
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1970年 「よど号」事件と連合赤軍
1976年 田中角栄とロッキード事件
1984年 グリコ・森永事件ーかい人21面相
1984年(8月5日) 史上最悪の暴力事件「山一抗争」
1986年(11月15日) 三井物産マニラ支店長誘拐事件
1990年 イトマン事件と住銀の天皇
1994年(9月14日) 住友銀行名古屋支店長暗殺事件
1995年 オウム真理教事件の麻原彰晃
1997年 神戸連続児童殺傷事件の少年A
1998年(7月25日) 和歌山毒物カレー事件と林眞須美
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1970年のよど号ハイジャックから98年の和歌山カレーまでの10の事件を題材にしている。
どれも当時の衝撃的な事件で懐かしい思いも併せて読めた。
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金権政治の象徴とされた戦後最大の宰相・田中角栄を逮捕に追いやったロッキード事件(1976)、「かい人21面相」を名乗る犯人が警察を手玉に取ったグリコ・森永事件(1984)、国家転覆を図ったテロのオウム真理教・地下鉄サリン事件(1995)など、1970年以降に発生しながら今もって真相が解明されていない10件の「暗黒事件」について、元・新潮社のジャーナリストが自らの取材秘話も明かしながらその闇に挑む。戦後の日本社会にとって大きな出来事に向けて、今一度、説けない謎に光を当てた一冊。