紙の本
死について
2017/07/31 14:12
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:youta - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分は死について考えもいてこなかった。でも、
この本から、死とはどういうものなのか思い知らされた。なので、
死について困っている人はこの本を読んでほしい
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タタ - この投稿者のレビュー一覧を見る
死について考えることが多い人には共感する部分もあったとおもいますが、話が、全体的に重かったかなと感じました。
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社会的に死んだことのある佐藤さんと、
肉体的に死んだことのあるうさぎさんが語る、死。
不思議な組み合わせですが、不思議と気が合うお二人のようです。
読み手の方が、驚くほどまじめに「死」について、生について、性について、生き方について想いを馳せることができるでしょう。
死ぬのは怖いし、と、いって、永遠に死なないことも怖い。
死を語られたあと、生きる意味を考えることができる本です。
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[図書館]
読了:2018/4/16
話があっちに飛び、こっちに飛び…死について語ってたはずが憲法9条やら理研の小保方さんまで、居酒屋談義のようになっている。その分軽く読めたのだが、「中村:小保方さんは笹井さんの自殺に何の痛痒も感じていないだろうな」「佐藤:それこそ迷惑千万だと思っているかもしれませんよ。「私の正当性を証明してくれるはずなのに、これじゃ余計に疑惑が深まるじゃないの!!」ってね」みたいな外野から想像でモノを言う様はあまり好ましく思えなかった。小保方さんを擁護することはまったくできないが。
うさぎさんが心肺停止から戻って来た前後の話だけで良かったな、と思った。
心肺停止の2週間ぐらい前から別人になっていた、とか、生還後ネット上の友人に暴言を吐いてしまい縁を切られたのは、もともと潜在的にその人と付き合いたくないと思っていたところが、残された時間を明確に意識したことで、付き合うべきでない人を切り捨てる方向に舵を切ったのだ、と佐藤氏に分析されているところなどが興味深かった。
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死について真面目に語った対談である。 同時に、「どうやって生きたらよいか」を考える究極の実用書でもある。(佐藤優)
人生は残酷であり、生きるということは本当に苦しいことだ。
何度か言っているが、“あの時に死んでしまえばよかった"と 未だに思う私である。(中村うさぎ)。 原因不明の病で心肺停止に陥るという臨死体験を経て「家族」の意味を考えるようになった中村と「鈴木宗男事件」で社会的に葬り去られそうになった佐藤優。
日本、宗教、社会、男と女……。数奇な経験を持つ二人が、
様々な視点で「生と死」について、徹底的に語り尽くす!
『死を笑う』を改題し、加筆修正。 【目次より 】「天国の門」が現れない/モスクワで死を意識した日/ 死ぬのは怖くないですか?/人格が壊れていく恐怖/ 美の欠如は女の死/社会的な死が若者たちを追い詰める/ 獄中で描いた出所後のシナリオ/サイコパスに更生の余地はない/ 日本人の死生観とキリスト教的死生観/「絶対無」の状態で生きるとは? 男らしさ・女らしさという幻想/日本で自殺が認められなくなった理由 ほとんどの宗教は自殺を否定しない/天国は怖いところ?/ 賢く生きていく小ワザ/作家としての性
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中村氏の臨死体験からいろんな話に発展。
キリスト教徒の佐藤氏の各宗教による、死後の世界の取り扱いの
違い含めて、いたって真面目に面白おかしく語ってる一冊
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心のある天使はルシファーになるという話と会社で昇級もせず仕事も変わらず座り続けろと言われる地獄、という話があった。自我を亡くして座っていることが地獄であるなら天使のいる天国も地獄ではないかな?と思った。
死生観について、自分は自分自身は死んだら魂も何もかも消えるが他人に対しては魂だけ残り続けていてほしいなと思っていることに気付いた。子供を通して自分の生きた証を繋いでいくという日本人の死生観の話は、血の繋がっている家族だからというより自分に一番影響を与えた人間だから、という流れのほうが自分にとってはしっくりくる。親の魂の一部をコピーしているという感覚。
図書館で読んだことを忘れて購入してしまったけど改めて読み直して良かった。
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3回も死にかけた著者の中村うさぎとキリスト教に精通する佐藤優との対談が面白い。2人とも死に対する恐怖はないと語る。むしろ永遠の命の方が辛いと。死は神様の恩賞だとも。
自分に置き換えてみると、死は絶対なので、最後に行き着くところは、やりたいことがやれたか人生かどうかだと思う。寿命の長さは関係ないと思う。
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本書はエッセイである。
徒然なる話題に中村うさぎ氏と佐藤優氏が語る形式。(それがエッセイか)
山も落ちもないし、お互いの議論に発展も何も無いが心地よく進む。
しかし以前出した同じようなエッセイと重複する内容が多いため、評価は出来ない。(旧知の仲の二人が話せば同じ話も多いか)
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何時も真実を容赦なく追及するうさぎさんが、死について何を語るのか興味があって手に取った本。お二人がずっとドライに語るのが印象的でした。
面白いけど、読み終わったら手元には残さないかなと思っていましたが、後書きを読んで残すことに決めました。家族とは、というシンプルなその答えが何だかとても刺さってしまったので。