紙の本
面白いです
2020/09/09 17:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:えぐちよ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ちょうど結婚してすぐくらいの頃、タイトルに惹かれて読みました。
私が読んでいる途中、夫もタイトルに惹かれたようで、私から奪って読んでいました。
夫の感想は、表題作の主人公が私に似ている(家事能力はこの主人公よりあると思うんだけど…掃除が苦手なところと、明るいところと、夫に対して安心しきってるところが似ている)とのこと。
私は二番目に収録されている、主人公の男の人がある朝女性の姿になる話が印象的でした。
女特有の生きづらさ(「女は人生イージーモード」とかふざけたこと言う人は読んだら良いです)と、
女特有の楽しさ両方、
だんだん女のメンタリティを獲得してく感じがちゃんと描かれてると思います。救いのある話だし。
投稿元:
レビューを見る
好きな作家さんの一人、山内マリコさんの短編集。今回の作品もとても面白かった。
山内さんは少しクセのある感じが好き。
1話の、家事が苦手なひかりさんが自分の様で笑ってしまった。
投稿元:
レビューを見る
結婚して専業主婦となったひかり。だが実は家事能力はゼロ。洗濯、掃除、ごはんを作る。毎日、毎日……。これが一生続くの? これがゴールだとしたら、わたしは誰とも恋なんかしない! 〝いまどき婚〟短編集。
投稿元:
レビューを見る
女性ならこうした方が良い。こうであってほしいと期待されること。
またそれに対しての女性の思い。
がよく書かれていると思いました。
途中、少し描写が長いと感じましたが、
ページ数も少なめで、サクッと読めます。
世間で言うところの「しっかりしている主婦」や、「男性」は
読むとイライラしてしまうかもしれませんが・・・
「しっかりしていないバツイチ」の私は楽しめました。
投稿元:
レビューを見る
どうしても出てくる女の子に共感できず。
友達にはなれないタイプ。
と思いながら読んでなかなかしんどかった。
投稿元:
レビューを見る
女性の愚痴を、男性への文句を、物語調にしました。という感じ。
私も同じ女性としてもちろん共感できる部分もあるのだが、なんとも物足りないというか、愚痴の域をでないというか…
ただ、三編を通してすらすら読みやすく、特に最後の「お嬢さんたち気をつけて」はかわいい文体でよかったと思う。
投稿元:
レビューを見る
悪くなかったし、現代的で、読みごたえがあった。
けれど、たったいま27歳の私にとってはリアルで、でもフィクションで、居心地の悪い感じ。
さらっと読み終わりました。
投稿元:
レビューを見る
主人公の旦那さんの前での壊れっぷりが、逆に現実的で で可愛く感じた。実際にこういう女の子は多いのかもしれない。また、Yahoo!知恵袋などにありそうな旦那さんの掲示板への投稿も、現代ならでは。両者のお互いへの愛もあったかかったし、ほのぼのした。
その反面、ずっと続いていく主婦というものへのありきたり感、つまらなさ、一種の怖さも、リアルすぎる話だった。
投稿元:
レビューを見る
タイトル通りでは全くなく、皮肉もいいとこだけど。読んできた作品が途中まで面白かったのに尻すぼみになってたのに比べると、今回のは一定に面白かったかな。最後の作品は今までの文体、雰囲気に近い。
投稿元:
レビューを見る
装丁とタイトルに惹かれて購入。
はじめて山内さんの作品を読みましたが、現代的で独特だなと思いました。この作品の現代女性が抱える憂鬱、気怠さは身近な友達の話のようで、あっというまに読み終えました。面白かったです。
平日仕事終わりの夜にお風呂で読みたい本です。
投稿元:
レビューを見る
いまどき女子の本音を、おしゃれにかつ鋭く描く3つの短編集。
面白かったのは表題作より「悪夢じゃなかった?」のほう。普段の女性の苦労と思ってることがリアルに伝わる分、男として反省すべき点が多数ある。昨今のおネエタレントが人気の理由もここにあるのでは。
投稿元:
レビューを見る
家事ができなくて奮闘する「かわいい結婚」にしろ、
朝起きたら当然女になっていた「悪夢じゃなかった?」にしろ、一見コミカルで笑えるけど女性として生きる私たちの人生に確実に潜んでいる絶望をひしひしと感じました…。笑
悪夢じゃなかった?なんかは女性であることの不憫さを気持ちがいいくらい投げつけてくるので、男性が読んだらふつうに恐怖を感じそう。もはやホラー。
絶望の中にギリギリの、でもしっかりと希望を見出しているところが山内マリコさんの大好きなところだなと改めて思いました。
投稿元:
レビューを見る
表題作よりも他の2作のほうが好き。
どの作品も、どうしたって分かり合えない男女のこととか、結婚に対する絶望とか、現代のリアルが詰め込まれていて苦しかった。
こういうヒリヒリした微妙なところをつくのが上手だよなあ、と山内マリコの作品を読む度に思う。だから好きだ。
ラストに収録されてる「お嬢さんたち気をつけて」で ユリがあや子に「ずる賢く生きなきゃ」と、自分に言い聞かせるように諭す場面が好きだった。ピンときていないあや子も愛おしい。
女子って生きづらいけど、めちゃめちゃ楽しいんだよな~~
投稿元:
レビューを見る
久しぶりに時間ができて読書
すっかり読書の習慣が無くなり、久しぶりすぎて作家のテイストを忘れてしましいましたが、山内マリコの本読了。
結婚の固定概念に関するアンチテーゼを端々に感じる作品でしたが、読んでいてふと笑えたり、頑張ろうと思える読後感。
日曜の昼下がりにサクッと読み終えられるボリュームも休日読書にぴったりでした。
投稿元:
レビューを見る
サクッと読めてクスリと笑える。
それだけでなく、言葉に出来ないモヤモヤを言語化してくれる所が読後のスッキリ感につながる。「特に悪夢じゃなかった?」が良かった!