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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
この価格 ちょっとばかり高く感じてなかなか手を出せなかった。
内容が良いだけに価格がハードルになっていて残念。
「思い出のマーニー」は基本的にいい映画なんだが、主人公が自分に親切にしてくれた女の子に冷たかったのがいまだにモヤっとする。
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【七月に新作「メアリと魔女の花」が公開される米林宏昌監督作品】杏奈とマーニー。二人の少女の美しくもはかない友情を鮮烈に描いた二〇一四年作を、唯川恵さんをはじめとする豪華執筆陣が論じる。
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ジブリの教科書20『思い出のマーニー』
ナビゲーター・唯川 恵 地下茎でつながる女たち
Part1 映画『思い出のマーニー』誕生
スタジオジブリ物語 若手監督を中心にした新制作体制の編成
鈴木敏夫 プロデューサーからゼネラルマネージャーへ
Part2 『思い出のマーニー』の制作現場
杏奈とマーニーが生まれるまで~米林宏昌イメージ画集~
[プロデューサー] 西村義明 序盤の抑制の効いた展開は商業映画としては、一種の冒険でした
[美術監督] 種田陽平 これまでのジブリ作品とは異なる、新しい美術表現への挑戦
[作画監督・脚本] 安藤雅司 作画だけでなく脚本にも携わり、気持ちよくできた仕事でした
[音楽] 松村崇継 杏奈の心に寄り添う、抑えた音楽が難しかったです
CAST INTERVIEW [杏奈]高月彩良×[マーニー]有村架純
Part3 作品の背景を読み解く
・viewpoint・ 朝井リョウ 「普通」から漕ぎだす少女の表情
小島慶子 あなたは、私。
深澤真紀 恋愛や王子様には救えない、少女や女性の問題
石津文子 「ガール・ミーツ・ガール」の系譜新規インタビュー
[監督] 米林宏昌 「マーニー」から「メアリ」へ
出典一覧
米林宏昌プロフィール
映画クレジット
■唯川恵。小説は孤独感を饒舌に表現。自分の心の中に不思議な洋館があったような。女同士は地下茎でつながっている。二人で一人。
■鈴木敏夫。脚本の丹羽圭子は職人的だが、実は彼女自身が自我の問題で悩んだ第一世代で、自分なりに克服した。だからこそ。麻呂と安藤の話し合い。ファンタジーが成立しづらい。
■米林のイメージボードでは、結構明るい表情。マーニーは髪形も変容するが、すべてアンナが自分の中にとじこめているもの、という記述。
■種田陽平。洋館が水で隔絶するという設定。ゲートを設け、それを超えるという異界表現。50年前へのジャンプ……2014→1960を現代の観客がすること。ジブリスタイルでは奥行きがあまりない。そこへ実写畑のやり方を導入した。★
■安藤雅司。★
■小島慶子。「私たち、同じよね?」という脅迫。侵略される怖さと、他者へ同化したい思い。偽装した支配からの自立の物語。父母に言えなかった嘆きのよりましに、お互いをしている。★
■石津文子。ガール・ミーツ・ガールの「フライド・グリーン・トマト」。「あまちゃん」。
■米林インタビュー。省略された絵だからこそ生まれる身体感覚。安藤、種田、西村、稲村などとの仕事。おじさんこそ誰かと手を取り合いたいと思っているのかも。創った側はみんな魔法の輪の外側、西村だけは内側。