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桃色酒場(悦文庫)

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紙の本

オーソドックスな骨組みにほろ苦く切ない肉づけ

2017/11/09 19:34

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

サブヒロイン達との関係から最後はメインヒロインと結ばれる骨組みはオーソドックスながら、昭和の息吹きを色濃く残す寂れた港町の人間模様という肉づけが絶妙にマッチした作品と言える。全員が何かしらを背負っている薄幸のヒロインが際立っており、居酒屋を営む50代の主人公もまた訳ありで流れてきた男につき、その洞察や理解は深い。しかしながら、ヒロイン達から向けられる想いには鈍感なことからすれ違いも生じることで切なさがさらに増す大人のラブストーリーでもある。

夫との仲に悩む妻。想いがバラバラな、その真相は後に判明する。男と女、夫と妻が互いに冷めるとこうもすれ違うのかとやるせなくなる。

母親からの愛情が得られない女子高生。母が「親」を放棄して「女」のままでいる不幸を請け負うのは子供である。

場末のスナックで人気のホステス。以前から居酒屋の常連客だったが、突然に現れてはいつの間にか主人公とイイ雰囲気になっている謎の女(メインヒロイン)の存在にチャキチャキした表の顔を見せ、本来は可憐な裏の顔を主人公に見せる。自室にある仏壇には秘密があるようだ。また、このホステスの存在は作品に明るさをもたらしており、ともすれば陰ばかりになりかねないところで絶妙な光を灯してくれる。

本作のヒロイン達が抱える何かしらのハンデ。これらがはっきりと表出することはない。隠しておきたいことがあって、主人公もそれを察して深入りを避ける。一定の距離を保とうとする接客業の矜持でありながら、それは同時に一定の距離を置く大人のやり取りであり、察することで成り立つ人間関係とも言える。

突然に現れたのか謎の女。気立ては良くて美人でスタイル抜群。店の手伝いをするからしばらく置いてほしいとの懇願から始まった同居生活は、主人公の亡妻と同郷という誼もあり、何より一目惚れしてしまった主人公にとって夢の生活の始まりだったのだが、これが人知れずサブヒロン達に波紋を広げていく。言わば静かに進行する主人公争奪戦でもあるのだが、ヒロイン達の実情が描かれていくほろ苦さに報われるのはメインヒロインのみという切なさが加わり、本作は紆余曲折の諸々が滲み出る、様々な人間模様と恋愛模様が入り混じった、儚くも素敵な物語に仕上がっているのである。

主人公の元を次々と離れていくサブヒロイン達がまた、かつての微笑みと共に店へ戻ってきてくれることを願う主人公は、彼女達の窮状を理解しながら手助けできなかった悔恨や、肉欲に溺れた自身の不甲斐なさからすれば虫の良い話かもしれないのだが、それは彼女達の幸せを願ってのことであり、それは読み手も同じく感じることである。そんな望みが叶うかもしれない予兆と言える幕の引き方が心地の良い余韻を残してくれる。

ただし、重箱の隅突きにはなるが、メインヒロインまでもが最後まで謎を残したままだったのは消化不良の余韻も残る。サブならまだしもメインとはきちんとケリをつけ、それをも乗り越える2人を見たかったところである。また、官能面にも淡泊さを感じたが、これは物語に惹き込まれた結果かもしれない。

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