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投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
土偶に興味のある人におススメです。著者の他の土偶本と内容は似ている感じですが、愛はたっぷりというところ。
紙の本
想像をはるかに超えてくる縄文の土偶たち
2022/11/27 00:20
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投稿者:モリンガ - この投稿者のレビュー一覧を見る
思わず吹き出してしまいそうなほどユニークな縄文土偶の数々。中には、遮光器土偶のように、美しくて洗練されたデザインのものもある。それらは、今の技術を持ってしても、制作するのは難しいと言われる。見ているだけで、様々な思いが沸いてくる、楽しい本である。
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「はじめに」に書いているのですが、
ようこそ70体の土偶たちが織りなすゆるやかでユーモアあふれる世界へ。
という紹介文です。
土偶に魅せられた著者が、縄文人が作った土偶から発せられるメッセージを女性の感性で心温まる文章にまとめられたものであります。
一万年以上日本列島で続いた縄文時代、現在全国で2万点以上の土偶が発見されています。
今回紹介された70点の土偶を見ているだけでも縄文人の多様な人となりを感じることができます。
すごい時間の経過を感じさせない著者の温かい気持ちが爽やかでした。
平和で安全な日本列島で暮らした縄文人から発せられるメッセージを現代人が自分自身の感性で受け取ればいいのだなぁと素直に思いました(感謝)。
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土偶界へようこそ 誉田亜紀子 山川出版
著者によって擬人化された
70人の縄文土偶との出合いを綴った四面写真集である
時に裏表に左右上下を加えた五〜六面を費やす力の入れようだが
投影写真というのは図面と違って
立体物を説明するのに適していないのかもしれない
国宝に選ばれている技巧を駆使したデザイン性の高いものから
素朴で稚拙な直感的作りの人間味豊かな物まで様々である
お守りなのかマスコットなのか人形なのか
宗教的な意味合いがあるのか
自作なのか専門家がいたのか
選ばれただけあってどれも手に取りたい物ばかりであるが
得に本物に触れて見たいと思うのは
47番の消化器官を持つ土偶
24番の高い塔のような土偶
37番のストレッチ土偶
41番の仮面の女神
43番のシカ角のお守り
45番の口を開けた筒形土偶
70番の恩人
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どの土偶も、ユーモラスで面白い形をしているが、なぜこのような形になったのか謎だらけだ。明確な回答は得られないだけに、ロマンがある。
土偶の出土は東日本にかたよっているが何故だろう。
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気軽に読むことができるので、ちょっと気になってみたという人におすすめです!
写真満載で様々なタイプの土偶が紹介されています。縄文人の美的センスに脱帽!!
著者の短めのコメントが、それぞれの土偶の魅力を上手に紹介してくれます。
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譽田亜紀子さんにより、70体のとても貴重ないろいろな土偶をカラー写真みることができます。
縄文時代のその当時の技術は世界的に見ても大変高い技術で土偶が製作されてきたことがわかります。
この本の中で紹介されているいちばん大きな土偶で有名な山形県最上郡舟形町西ノ前遺跡から出土した高さ45㎝の縄文の女神です。
北海道函館市著保内野遺跡から出土した高さ41.5㎝の中空土偶は、均一の厚みで作られていて、後頭部には2本の線で楕円形のデザインが施され、両肩から背中にかけて意図的な計算された繊細な模様が描かれている。
遮光器土偶も細部まで丁寧に模様が施されて作られている。
わたしの太古のご先祖様たちは、どんな思いと意図で土偶を製作されてきたのかと思いました。
日本全土でたくさん発掘されている土偶ですが、縄文時代は今から見るととても長い期間ですから、縄文時代のご先祖様たちにとってみても、日常的に当たり前にあったものではなくて、何年間かに一つだけ土偶が製作されたというわけなのですから、やはり土偶はご先祖様たちにとってみても、特別な想いや願い、労力をかけたかなり特別な製作品だったことがわかります。
今までに大きな土偶は発掘されていません。
それは大きな土偶を製作することは大変だったからなのかもしれませんし、あまり大きな土偶は作る必要がなかったからなのかもしれません。
そしてもしかすると製作された土偶は縄文時代のご先祖様たちが接していた多くの宇宙人達の外見を表したのだと思われますので、本当に製作された土偶と同じくらいの大きさの外見の宇宙人達だったのかもしれません。