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発想がすごい。本当に二人が出会っていたかのような話でした。歴史ものが苦手なので私には少し読みづらく。。。☆3。
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ゴッド・オブ・ミステリー・島田荘司推薦!
「これは歴史の重厚に、名探偵のケレン味が挑む興奮作だ」―島田荘司。シャーロック・ホームズが現実の歴史に溶けこんだ。聖典のあらゆる矛盾が解消され論証される、20世紀以来最高のホームズ物語、ここに誕生。
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私は歴女でヴィクトリア朝イングランドが専門で、幕末・明治史が趣味だがシャーロキアンではない。
そんな私でも普通に歴史ミステリーとして充分楽しめた。
ホームズが大津事件の解決に一役買っていた、という解釈は面白い。
しかし、ホームズシリーズを熟読していれば、「おお!」となる表現もちらほら。
ホームズ好きの人はぜひ読んだ方がいいと思う。
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まさか、ホームズ氏がこんな形で大津事件の後始末に関わっていたとは(笑)。
日本でも人気のドラマSHERLOCKも楽しいが、本家本元のホームズが明治の日本にやって来て、伊藤博文と行動を共にするという、シャーロック好きは勿論、そうで無い方にも読んで損はないミステリ。
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本当に伊藤博文とシャーロック・ホームズが出会ったように感じながら、とても楽しく読めました。
シャーロック・ホームズのお話は子供の頃に読んだことがありますが、あくまでも海外の事件で距離感がありました。本作では日本の事件を伊藤博文とシャーロック・ホームズが解決へ導いていくので、親近感がわきます。クライマックスへ向かうにつれ、とてもハラハラドキドキしながら読みました。
大人しくしていられないシャーロック・ホームズはいつもやんちゃで好奇心旺盛。まるで子供のようで、また首を突っ込んでる! と毎回心配になる反面、彼が絡んでどのような事件展開になるのかと楽しみでもありました。
タイトルを見たときに、どうやって伊藤博文と絡むのかと本の発売を心待ちにした甲斐がありました。
伊藤博文については千円札の人というイメージしかなかったので、とても興味をかき立てられて人物史を読んでみたくなりました。
歴史的な重要な事件と個性の強い2人が対峙する様には大興奮でした。本当に2人が会っていたらいいなと思わずに入られません。
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シャーロックホームズと伊藤博文。
両方ともすごい人であることは間違いない。
でも、完ぺきではない。というよりかなり欠点がある人たちだったというのがこの本を読むとわかる。
お互いを尊敬しているのに、反発するのも、理解するのに苦労するのもそういった理由だろう。
それでもホームズと伊藤博文の「すごさ」を感じられ、本当にこの2人は会っているのでは?と思わされてしまう本だった。
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いやぁ、実に惜しい!
自分に歴史的知識がもう少しあったら楽しかったのに!!
歴史知らずからすると、中盤チョイだれちゃうかも
でも後半はしっかりいつものスッキリ味と家族愛の松岡節まで付いてくる。
ただ、そろそろ添乗員さんとか公務員さんに逢いたいなぁ…と
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この人、ホントにうまい。いろいろな仕掛けが。そういう仕掛けの見事さが星5の根拠かというと全然違う。結局、面白いんだよね、単に。
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自分の中で伊藤博文よりもシャーロック・ホームズの方が知ってる人だった(笑) 明治時代の日本に来たホームズの様子を読めるだけでも有り難いです。しかも歴史に絡んできたヨ〜 イッキ読みでした!
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時代背景・登場人物の嗜好に、かなりスケールの大きな推理が加わり、読後満足度は大きい。映像化して欲しい。
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人生について書くのなら
まず人生を送らねばならない。
生きることが人生だ。
生きた結果ではない。
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シャーロック・ホームズは中学生の頃に全作読んでいるはずなのに、さすがにホームズのことを思い出すことは少ない。しかし、成長期に読んだ本の印象だけは最近読んだ本よりも何故か残る。ホームズを描写するワトソンとホームズの探偵事務所の情景はいつも思い出すことができる。当時、表紙などろくに付いていなかった文庫本を手に取って、子ども小説から卒業して大人の時代に自分は突入するとの自覚をもって開いたのがホームズの短編集だった。
そのホームズのシリーズをまさか松岡圭祐の著書として読むことになろうとは! しかもエキセントリックなタイトル。歴史の中に実在の人物と架空のヒーローを織り交ぜて何位をしようというのか?
しかし読後の印象は、松岡ワールドに入り込むシャーロック・ホームズのあまりのフィット感に愕然とするばかり。
松岡圭祐とホームズがこんなにもフィットすることに今まで気づかなかった自分が、今さらながら愚かであった。『千里眼』シリーズを全部読んでいるくせに現代の臨床心理士を描いた作家の根幹に、実はホームズの観察力+推理力が潜在していたことを気づかずにいたのだから。
ここで描かれるホームズは、持ち前の推理力で大津事件とロシアの裏事情にある謀略を抉ることで何と日本を救う。『催眠』や『千里眼』のシリーズで広げられた大風呂敷のプロットが、何とホームズと伊藤博文のいた時代に広げられる。ああ、松岡ワールドだなあ、と思う。
このところ美人ヒロイン小説のシリーズに終始していた松岡圭祐が真向勝負の歴史小説『黄砂の籠城』に続き、歴史に推理と冒険を加えて原点回帰のスケール感のあるエンターテインメントを書いてくれたことが何より嬉しい。
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千里眼シリーズからはまって、水鏡シリーズまで松岡テイストをずっと味わってきたのが、ここ最近ずいぶん路線が変わってきた。
買ってはいるけどまだ読めていない状況で、まずは本作。
有名だけど実際にシャーロックホームズを読んだことなかったので、まずは本家を読んだりTVで特集観たり。
おかげでシャーロックの人柄、類い稀な推理力、モリアーティ教授や兄との関係がすんなり。
史実の大津事件を扱っているのも魅力で、教科書でしか知らない伊藤博文の人物像にも興味が湧く。
意外とすらすら読めたのは松岡さんの筆力のお陰だろうか。
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なぜこれを書いたのかが分からないし、どこまでがフィクションなのかも分からないが、とにかく面白かった。すごいね。
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松岡圭祐さんの本、新刊が出るたびに買っているのだけれど
最近、急に近代史モノになって、歴史が苦手なので、前作の『黄砂の籠城』上下は途中で保留状態(^-^;
これは、読みやすかったです。
伊藤博文は初代総理大臣であったことと千円札のヒゲの人、っていうくらいのことしか知らず、
むしろ、子どもの頃に読んだシャーロック・ホームズの方がよく知ってました(実在人物ではないでしょうけれど)。
でも、2人が本当に出会っていて史実を表現しているかのような、リアルさ。そしてとても面白かったです。