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めちゃめちゃカッコイイ!自分がこれからキャリアを選択する若者だったらこれらのチームに入りたいと思うはず!リオのオリンピックのハンドオーバーのプログラムが世界を驚かせた以上のイケてる仕事を、2020を舞台に彼らは魅せてくれるんだろうな…という期待と嫉妬を感じました。テクノロジーを生産性のツールとしてではなく創造性のジャンプボードとする事例集でした。つまり、ビバ・ハンズオンということ。まあ、一番、彼らにメロメロになっているのが著者なのも、なんか可愛い。これから、本書の売りのQRコードの読み込み大会、やります。
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これもまた自分が注目しなくなった現代アートの一部を書いてあって参考になった。アート・テクノロジー・ビジネスに垣根がなくなって境界が融けているようで面白い。商業アートとか思わずに体験してみたい。
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日本独自の伝統的な価値観と最先端技術を融合させて作品を創る「最先端テクノロジー・アート創造企業」(18ページ)が世界中で注目されているという。たとえばチームラボ、タクラム、ライゾマティクス、ザ・ユージーンといった企業だ。では彼らはいったいどのような作品を作っているのだろう?そして、そのような創作を可能にしているのはどういった組織体制なのだろう?本書ではこれらが詳しく紹介されている。
本書のタイトルからも分かるように、本書で取り上げる「新世代の日本企業」が創作する作品は広い意味でのアートである。広い意味でと言ったのは、本書に登場するアート作品は普通の感覚からするとアートっぽくないからだ。たとえば絵画や彫刻がアート作品に含まれるのには異存がないとして、動画作品はどうだろう?特に15-30秒といった短い時間のCMはアートなのか?あるいはアトラクションなんてどうか?普通の感覚ではこれらはアートではないだろう。なぜなら、我々は知らず知らずのうちにアート=ファイン・アート(純粋芸術)と思い込んでしまっていて、コマーシャル・アート(商業広告)はアートとは別物だという意識があるからだ。
本書で紹介する企業は、こういった常識をものともせずにアート作品を創作しているという共通点を持つ。あるいはファイン・アートとコマーシャルアートの区別を曖昧にしてきたと言えるのかも知れない。そしてもう一つの重要な共通点は組織でアート作品を創作していることである。著者によれば「個人ではなく企業でアート作品を創作する」ことは、日本の美術史を振り返ってみると、実は「極めて自然な流れ」だったという(204ページ)。そして、この点こそが「最先端テクノロジー・アート創造企業」が成立するための鍵なのだという(191ページ)。
チームラボによる個展のコンセプトの中には「アートとテクノロジーの境界線が曖昧となっていく。」(68ページ)という文言があるが、この一文は本書全体に流れているコンセプトをも上手く言い表しているように思える。著者はIT企業に勤務するかたわらで現代アートを20年間にわかってコレクションしてきた。本書がとても読み応えあるものとなっているのは、著者が持つこのような背景によるところが大きいだろう。
ところで本書では、紹介された作品(映像など)へすぐにアクセスできるようにQRコードが印刷されている。アート関連の本を読んでいると、本文中で言及されている作品が気になって、その都度インターネットで検索することが多い。QRコードがあればその手間が(少し)省けるのでなかなか便利だ。
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The Eugene Studioが気になって購入。他のどの本にも見つけられなかった情報が得られました。良書です。
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たくさんの事例が紹介されたが、まとめがあらら、という感じ。
・非言語が生む新しい価値。言語化される時点で多くの情報が抜け落ち、コピー可能になる。
・すごい感動は、言葉では説明できないので、再現性がない。
・振り子の思考(問題ー解決、抽象ー具体、思考ー制作)
・知識やノウハウの伝えから。教育モデルと師弟モデル。
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アイスタイル芸術スポーツ振興財団の仕事をするようになり、これまで以上に「アート」に触れる機会が増えてきた気がします。こちらの活動は持続的に細く長く続けていくことなので少しずつできたらと思っていますが、自分の興味や知識を早めに深めておきたと思う今日この頃。
「メディアアート」と一言でくくってしまっていいのか分かりませんが、これまで「映像作品」はどうしても手を出すことが出来ずにいました。(理由はまたおいおい)でも、今年になってはじめて「映像作品」を購入しました。
なんとなく作品の「文脈(コンテキストってやつですね)」がわかると、「ほー。なるほど、なるほど」という気持ちが出てきました。(でも、作家に丁寧に説明してもらわないとそれを作品だけから読み解くのは至難の業)
本著のように体系立ててまとめてもらえると少しわかったような気になる。笑
オールカラーで作品が紹介されており、動画のあるものに関しては「QRコード」がついているので便利!
とはいえ、ひとつずつQRコードで読み込むのも大変なので「動画まとめ」も作っちゃいました!笑
【動画まとめ】 https://note.mu/avacha/n/nf88d0a7bb453
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日本の伝統的な価値観と最先端技術を融合させて様々な作品を発表し続けている「最先端テクノロジー・アート創造企業」4社を取り上げて、各社の作品・プロジェクトと、その方向性・哲学を紹介する一冊。各作品が上質な紙面にカラー刷りされているうえ、大半の作品にはQRコードが付いていて、動きのあるものでも堪能できる仕掛けがありがたい。
どの作品も、見る人の目を釘付けにする魅力に満ちていて、純粋に「すごい」とか「きれい」と思うのだけれど、本書を読むとそれだけではいけないという気がしてくる。少し大げさに言えば、これらの作品は観る人にも相応のリテラシーを求めるのだ。冒頭で「方向性・哲学」という言葉を使ったが、実際、どの作品にも強いメッセージが込められている。東北の震災の風化を憂いたり、いま注目されつつある「シェアリング・エコノミー」をチクリと批判したり、この地球の美しさを再認識させたり。ややもすると、作品自体の美しさや奇抜さに目を取られてしまいそうだが、込められた思い、しかも決して軽くない思いを読み取らないと、その作品の価値を理解したことにはならないのだろう。
「最先端テクノロジー・アート創造企業」が投げかける挑戦状を受け立たないと。
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最先端の「アート」を知っていますか?
チームラボ、タクラム、ライゾマティクス、ザ・ユージーンを紹介する本書。
日本は、もはや現代アートの先端をいっているのかもしれない。
その創成期ともいえる今を生きている私たちは幸運ではないだろうか。
「最先端テクノロジー・アート創造企業」が誇る現代アートを
一冊にまとめた貴重な本。
動画も紹介されており、最先端を読んだそのそばから体験することができる。
さて、あなたは最先端の、次世代のアートの世界をご覧になりたいだろうか。
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メディアアートの魅力を学べる新書。読みながら作品を見ていくと面白い。また、用語についても詳しく書かれてるので非常に読みやすい。
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モノゴトへの視点・問いの立て方といった根本的な思考力と、テクノロジーを駆使した表現力を融合した刺激的な人たちが紹介されています(チームラボ、タクラム、ライゾマティクス、ザ・ユージーン)。