紙の本
絶対に入ってはいけない森
2020/07/31 09:59
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
昔ながらの掟と練り上げたトリックが、上手く組み合わさっています。探偵の槙野に刑事・東條のバディに、女探偵が絡んできそうです。
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7年前に消息を絶った祖父の痕跡を探すため、「入らずの山」と呼ばれる地に足を踏み入れた大学生・春日優斗と友人たち。
下山後、ほどなくして彼らは次々と死を遂げる。さらには祖父と繋がりのあった探偵も6年前に31歳の若さで亡くなっていた。
禁断の地に関わる者たちに訪れる非業の死。
これは祟りかそれとも……。
広島と東京で起きる死の連鎖に、元刑事の探偵・槙野康平と「鉄仮面」と呼ばれる警視庁捜査一課の刑事・東條有紀が迫る。
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禁断の地に関わった者たちに訪れる非業の死。
これは祟りか? それとも…。
いや~、「禁断の地」に「連続死」に「化身」ですよ?
吉田恭教さんですよ?
読まないわけがないじゃあありませんか?w
ちょ~っと人が次々と死に過ぎる感はありますが、面白かった~~!!!夏にピッタリ!?w
ジャコウアゲハに、アイゾメヒカゲタケ♡
ジャコウアゲハの蛹は、怪談『皿屋敷』の「お菊」に由来し「お菊虫」と呼ばれてるし~、アイゾメヒカゲタケは、幻覚作用を起こすマジックマッシュルームだし~、小道具の好みとしてもバッチリ♪
・・・実はもっとオソロシイ小道具があるんだけど、それはナイショw
7年前に消息を絶った祖父の痕跡を探すため、春日優斗は登山部の友人たちに声を掛け、「入らずの山」と呼ばれる地に足を踏み入れるが、下山後、彼らは次々と様々な形で死を遂げる。
さらには祖父と繋がりのあった探偵も6年前に31歳の若さで亡くなっていた。
広島と東京で起きる死の連鎖に、元刑事の探偵・槇野と「鉄仮面」と呼ばれる警視庁捜査一課の刑事・東條有紀が迫る。
怪奇世界と謎解きの妙。奇想の本格ミステリー♪
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私立探偵・槙野康平と性同一性障害の女刑事・東條有紀が活躍するシリーズの四作目。シリーズの特徴であるホラー要素が薄味なのは残念ですが、山の祟りに見せかけた強引なトリックと意外な動機は結構好み。愛着のあるキャラとお馴染みの展開は相変わらずの面白さで楽しめました。女探偵・早瀬のことや東條の恋の行方が今後楽しみです。
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祖父の遺骨を探すために山に入った学生たちを襲う不審死事件。槙野と東條それぞれの関わる事件が結びついてきて、やがて同一の事件に繋がっていくのはまあ予想したことだけれど。次々起こる事件と、「山の祟り」にまつわる禍々しい雰囲気にぐいぐい惹きつけられます。事件そのものについてはきちんと論理的な解決がなされるのだけれど、本当に祟りもあるかもしれない、というホラー的要素が残るところも好みです。
最後の最後までまったく気を抜けない展開でした。真犯人、なかなかに恐ろしいです。まさか動機がそんなことだったとは。そして今回登場した探偵助手の正体も気になるところ。続編で明かされるのでしょうか。
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元刑事の探偵と、訳あり美人の女刑事が活躍するシリーズ。互いに別の事件を追いながら、それが関連してきて協力し合うといういつものパターンで、今作から読んでも支障は無いが、シリーズの順番通りに読むと関係性が良く分かるだろう。
暗い話だが小説としては面白く、トリックも謎解きもまずまずだと思う。これで決め手となる手掛かりがあれば言う事無しだった。このシリーズ、更に続きそうで愉しみ。
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槙野・東條シリーズ第4弾。
昆虫学者だった祖父が7年前に広島にある山に入ったまま、行方不明になった大学生の春日は、その祖父の意思を継ぎ、祖父が消息を絶った山に、大学の登山部の仲間と入ることに。表向きは遺骨を探すためだったが、何故か、その後一緒に山に入った仲間が次々と殺される。
一方、その春日の母から依頼を受けた槙野も「入らずの山」の謎に迫っていく。
訳ありの山、元は人里離れた村だった集落に隠された秘密。
このあたりは、このシリーズの得意とするところ。
大学生の不審死の事件を追っていた東條も加わり、今までのシリーズの中で一番展開としては面白かったと思う。
動機はかなり「う~~~~ん」と言う感じだけど、トリックを明かしていく場面は以前より説明感がなくなったかな、と言う気がする。
今作から登場する、槙野の相棒・早瀬の謎も明かされないまま、手持ちはあと2冊。
この方の作品は、なかなか手に入らないので、読んでしまうのが勿体ないけど、先が気になるので、続けて読んでしまいそう…
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10月-4。3.5点。
探偵槙野耕平シリーズ。
大学生が母親を刺し、自分も自殺。捜査する東條。一方槇野は死亡した大学教授が、探偵に何の調査を依頼していたかという依頼を受ける。
探偵は熱中症で死亡していた。また、大学生の友人も熱中症で死亡。
安定した面白さ。今回は殺害方法が凝っているのではなく、背景が凝っていた。
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槇野康平・東條有紀シリーズ、4作目。
前作では槇野がほとんど出て来ない展開となっていたが、今作を読んで、やっぱりこの二人が共にメインで展開していく方がこのシリーズは落ち着くカナという印象。(というより、警察捜査の描き方にちょっと違和感があるのかも、、、。無能に描き過ぎ。)
最後までオカルトテイストを少し残しておくのも、このシリーズの醍醐味だと思うし、今作を読んで槇野こそがオカルト要素を呼び込んでいる張本人だと納得しました(笑)新相棒も意味深だし、次作も期待したいと思います。
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シリーズ4作目。殺人事件を追う刑事・東條と、別の依頼で動く探偵・槙野、それぞれの捜査が今回はある広島の地で重なります。7年前に消息を絶った祖父を探すために「入らずの山」に踏み入れた大学生たちが、下山後次々と亡くなるという怪異。掟を破った祟りなのか、それとも誰かが意図的に行っている殺人なのか。オカルト+ミステリですが、相変わらず読み手を飽きさせない展開で堪能しました。動機には本当に驚き、呆れます。今回は探偵社に入った新人女性が行動を共にしますが、彼女にも何か過去があるようでシリーズの続きが楽しみです。
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トリックそのものには「なるほど」となったけど、その中の仕掛けの一つが「そんなに上手くいく??」って感じだったのが残念。ちょっと読み違えててトリックの説明で????となったので読み返したところも。ホラーの余韻を残しつつ現実で犯人逮捕。