紙の本
病気と闘う
2023/02/13 15:43
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投稿者:ペンギン - この投稿者のレビュー一覧を見る
題名にもなっている「笑顔で生きる」というのは、病気と闘う決意を表現しているように感じた。笑顔でいることで、進行を遅らせる効果があるという話もあるが、重要なことはそこではない。病気によって引き起こされる負の感情と闘うという決意なのだ。病名が確定したときのショックとか、将来への不安とか、日常生活が思い通りにならない苛立ちとか、認知症の当事者や関係者が遭遇する負の感情はたくさんある。
病気になると「治す」ことに意識が向きがちだが、認知症にはそれとは別の方向性で付き合っていく必要があるようだ。
紙の本
丹野式ノートが素晴らしい
2022/01/28 00:14
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投稿者:ピコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
認知症を患っても、前向きに明るく生きていかれる姿に胸を打たれます。ご本人がお考えになられた丹野式ノートが工夫されていて素晴らしい。
紙の本
不安の中を生きる
2017/11/24 09:59
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投稿者:Freiheit - この投稿者のレビュー一覧を見る
39歳で認知症と診断され、不安な中、どのように生きようとしているのか、その姿から若年性認知症の苦しみや私たちの理解について問題提起されていると感じた。
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【認知症は人生の終わりではない!】39歳で若年性アルツハイマー病を宣告されたトップセールスマン。家族、同僚、仲間たち…笑顔を取り戻すまでの感動ドキュメント!
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トヨタ仙台でフォルクスワーゲンのトップセールスマンだった人が、39歳で若年性アルツハイマーになり物覚えが悪くなります。診断された直後は認知症に対する悪いイメージで打ちひしがれるのですが、当事者の会や会社の理解、自らの認知症の公開、講演をすること、好きなことをすること、明るく支えてもらうことで症状の進行が遅くなっています、ということです。
◎辛い時こそできないことは諦めて、できることに目を向けて笑顔でいること
◎認知症であることを普通の個性として工夫次第で社会に参加することが進行を遅らせること
などが自分にも生かせる勉強になりました。
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彼の人生にはとても敬意を払います
でも、本としては繰り返しばかりで……
すっきりしませんでした
プロが構成されているのですが
≪ 認知症 笑顔で生きる そのために ≫
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◆ 寝ていても頭が働いている/眠りが浅い/夢を見る
◆前向きになれたきっかけ
①仕事を続けられている、②地元で支えてくれる人がたくさんいる、③全国の当事者との出会い、④いつも笑顔でいる
◆できることまで取り上げるような介護ではなく、できない時にちょっとした助けをして欲しい
車の営業職の醍醐味が面白かった。
「できることまで取り上げない介護」、つい忘れがちなので大切にしなければ。
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若いのでなかなか受け入れられないだろうが 著者は病気を受け入れて生きている
こんな理解のある会社と社長ばかりだと いろんな病気で今まで通り勤務できない人にも優しい社会なのに
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当事者、その家族、サポーター、周囲の人、行政の人間などあらゆる人に読んで欲しい1冊。
これから、家族が、自分が、目の前の人が、認知症かもしれない世の中ではきっと読んでおいて損はないはず。
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認知症当事者が書いた貴重な内容!認知症に対する偏見がなくなっていく。
後半のスコットランドの自立支援の考え方も参考になった。認知症になって、「これから何がしたいですか?」と尋ねるという。認知症もその家族も前向きになれるね。
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39歳で若年性アルツハイマー病と診断された筆者の、診断から現在までの道のりを語る。
認知症本人としての経験からくる発言は、こちらの浅い想像力を超えるものばかり。
アルツハイマーの方々がどのように感じているか、その考えに触れられることがうれしい。
病を宣告された時の、丹野さんの絶望。
それは、知識がないことから、認知症=寝たきり、徘徊、廃人のような誤った考え方へ陥ってしまったこと。
同じ病の明るく生きる存在の大きさ、サポートをしてくれる人々、お医者さん。
みな、病と向き合い、足りない事を悔いるのではなく、今できることを見つめる。病とつきあう柔軟性を持つこと、それはあきらめることでもある。
とにかく自分に自信を持つこと、笑顔でいること。これが重要。
このことは、言葉で言うほど簡単なことではないだろうと思う。
ただ、やはりこのことは重要だし、自分をもち笑っている状態を作ること、それは周りの環境が、認知症を正しく理解することでもある。(あまり過保護にするのでもなく、無関心でもなく、きちんと理解し、普通に接することができることが理想なのだと思います。)
自分の病を公開することには、大きな勇気がいる。筆者の丹野さんですら、自分の地元のTVには出られないなど、公にすることはためらいがある。
公にすることで、周りとの関係が開けていく、そして、ここまで親切な人たちが世の中には多くいたのだと。
自分の病は、自分が悪い訳でない。
そこをきちんと自分自身に言い聞かせ、フラットに公開できるようになると、道が開けていくのであろう。
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39歳で若年性アルツハイマーと診断された著者の自伝。
割りと身近に感じていた認知症だが、当事者の本音というのは聞いたことがなかったので、興味深かった。近年、認知症に対する様々な行政的支援や民間サービスも耳にするが、どれもまだ不十分で、当事者からしたら、やっていることがずれているものも多いのだろうと思った。年代や病気の有無に関わらず、すべての人が生きやすい社会を考える上で、この中で取り上げられている「自立」の考え方はとても重要になると思う。
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勇気と使命感を持って、当事者の声を発信する丹野さん。
丹野さんの場合は、自分のために、そして同じく認知症と診断された人のために笑顔で生きることを自分に課している。
認知症については、私たちはまだまだ知らないことが多い。認知症といっても、原病による症状のちがいや、個人による感じかたの違いがあるとはいえ、当事者から得られる情報は、周りの人達やこれから認知症になる人達にとって、貴重な情報であることは間違いない。
認知症とともに、笑顔で生きられる世の中を、当事者とともに作っていこう。
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当事者だからこそ書ける現実的な悩みや思い。非当事者として接し方を考えさせられると共に、認知症のある方の視点を知ることができる貴重な一冊。
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若年性アルツハイマー型認知症になっても、ポジティブに明るく生きている方のお話。
私には真似はできないと思うけど、勇気づけられました。