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久美子たちの二年目はどうなる。二、三年生も気になるが、新登場の一年生も負けていない。それぞれの思いがぶつかり、交錯しながらも大会に向けて次第にまとまっていけそうな雰囲気。ただまだまだ前途多難なようで、後編が待ち遠しい。
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響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部。
3年生が去り、新体制となった吹奏楽部の姿が描かれた、そのさらに続編。あすかのキャラがあまりにも強かったため、正直に言ってさらに長編として続編が出るとはあまり期待していなかった。
今度はそれぞれが進級し、久美子たちが「先輩」となるところが描かれる。当然小説らしく、ドラマがなければ成り立たないので、新入生(新キャラ)達も、キャラは強いし、波乱を起こす。
そして、なにより前作までの間で一応の解決を見せつつも、歪な人間関係の在り様を見せていた「あの2人」についても、さらに踏み込んでいく。とりわけ、大会の演奏曲のモチーフ(童話)と、2人の人間関係を絡めて深く掘り下げた描写は、音楽をテーマに描いた作品という点がより活かされているように思われる。
もちろん、今度こそ全国大会で金賞を獲れるのかなど、他にも気になる処は多々あり、後編がすぐに発売されるということで、期待して待ちたい。
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2年生になった久美子達。3年生が抜けて、後輩が入って来て、またいろいろあります。なんか懐かしいなあ~
しかし、女子高生、ややこしいなあ・・・ めんどくさい、その人間関係・・・
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2018/8 10冊目(2018年通算123冊目)。シリーズの2年生編。映画は未視聴。主に新入生が入って全国大会までの間に色々な人間関係の衝突と解決を描いている。新入生の中では、奏のキャラが強烈。人間関係の問題点が何でも久美子が関わり解決してしまうという点が小説らしい出来過ぎな感があるけれど、読んでいて一体感が感じられる文章には相変わらず好感が持てる。コンクールまで、吹奏楽部がどうなっていくのか?。後編も引き続き読んでいきたい。
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次々問題は起こりつつも、ちょこちょこと解決していく。一年前よりも起きる問題が小さいかも? 久美子たちの影響力が大きくなったことを始め、一年前でいろいろな問題がすで解決してしまっているというのが大きいのかも。学年間の対立とか。今年は二、三年生は最初からまとまっているし、滝先生のことも分かっていて謎の存在じゃないし。みぞれと希美の関係がギクシャクしているような気がして、澱のように底にたまった一抹の不安定感。
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〉怒りによってぐちゃぐちゃに乱れたその顔を、
〉久美子は可愛らしいなと思った。
映画をやると聞いて慌てて読みました。出てたの知らんかった。
波乱の第二楽章、つまり2年目の開始。
先輩が卒業し、後輩が入ってくる。
それぞれの人間関係が今回のメインテーマかな。
音楽・吹奏楽的な話は少なめで滝先生もあんま出てこない前編でした。
やや盛り上がりにかけるなーと思いながら読んでいたけど、ラストにはやられた。こういうの好きです。一所懸命に頑張る話が好きな人に読んでほしい。
以下ネタバレ、未読の方は必ず引き返すように。
いやー、まさか、夏紀先輩は絶対ダメだと思ってたところから大逆転とは!それまで予定調和で淡々と進んでいただけに、びっくりしました。これを狙って前半意外性少なめでストーリーを進めていたんだとしたら、偉い。
努力が報われる展開は泣ける…。
「SHIROBAKO」で、ずかちゃんが声を当てたときの泣き崩れた宮森を思い出してダブルで泣いてしまう…。
で、エピローグは要するに後編は「リズと青い鳥」をやるよーってことだと思うんだけど、もうひとつ捻ってくれることを期待してます…!
映画はプロモーションビデオ見る限りでは後編だけで構成されるのかしらん。
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新年度を迎え二年生に進級した久美子達と、普段は無気力なのに全力で緑輝を尊敬する後輩少年や、先輩のマネージャー化等。一筋縄でいかない一年生達の中、特に、頑なで慇懃無礼で癖しかない奏の詰めの甘さと解けが可愛くていつの間にか愛おしい。終盤のコンクールの為の編成オーディションの結果発表はやっぱり緊張したあ。
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黄前相談室(笑)18年「リズの青い鳥」と19年にやる響けユーフォニアムの劇場アニメの原作。なんだかんだでダウナー系の久美子のキャラクターが好き。視覚的なものと心境の描写がうまく重なる瞬間がなんだか良い。なんとなくこう、巧さや筆力を感じてしまう。後半も楽しみだし、4月の新刊も楽しみに
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『2017年 9月 9日 第1刷 発行』版、読了。
久美子、二年生編の前編です。
このシリーズは短編集を除いて、本筋に当たる主人公の久美子一年生編を順当に読んできました。
本作の前に刊行されている短編集は未読です。
この前編は、主人公が二年生となり新入生が入学および吹奏楽部に入部して、サンフェスを経て、Aの選抜オーディションの結果までを描いております。
ひとくせもふたくせもある新一年生に、二年生に進級した主人公たちの群像劇を中心に物語が展開しております。
……の割には、プロローグとエピローグではみぞれ&希美がクローズアップされておりまして、この本作で、この二人が(再び)どのようなキーパーソンになるのか、興味をもって読み進んでいたのですが……どうやら後編に持ち越される流れでした。
ちなみに一年生編で在学していた三年生(本作では卒業生)の面々は登場せず。それぞれのキャラの中で、思い出したり、会話の中では登場したりする程度でした。
それにしても新一年生ズが、キャラが濃い面々で目立ったり。あるいは加部ちゃん先輩のエピソードや中川先輩と奏との衝突など、読みどころエピソード満載でした☆
そしていつの間にやら「黄前相談所」と呼ばれたりで久美子が大忙しとなっていました(^-^;;
そんな中でも緑の人柄が際立って、ポジティブに輝いていたりで……とりあげるとキリがありませんww
自分は本作を手にする前に、劇場版アニメを鑑賞しておりましたので、大方の展開は知っていたのですが、この原作小説の良いところを、ギュッと濃縮した劇場版アニメも大好きです♪
……とはいえ、上映時間の都合でカットされてたりアレンジされていたりしていたのを、本作を読了して、はじめて知りました☆
特に、本作終盤の選抜メンバー発表の場面では、ほろりと涙がww
引き続き、後編を読み進めていきます!
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部活にかける青春。楽しいねぇ。今回は久美子の話は少なめで1年生メインだね。まぁ、気持ちはわかるよね。確かに、長時間練習してる方が頑張ってるように見えるもん。これが日本の長時間労働もおんなじ構造だよね。低音チームが収まってよかったね。先輩も入れたし。次はみぞれの話かな。のぞみも辛いよね。
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久美子が2年生になったおはなし。あすか先輩も卒業し新3年生の執行部のもと全国金賞を目指す。新入生も癖のある面々で色々と波乱も。
劇場版の内容の前半分という感じで安心してみ読めました。
久美子を始めとする面々がそれぞれ成長している姿を見るのはやはり青春もんだなと。
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映画「リズと青い鳥」と、劇場版「誓いのフィナーレ」の内容が合わさったお話。両方とも映画は視聴済み。
ユーフォに入ってきた久石奏、なかなかの曲者なんだよなー。夏樹先輩の実力が自分より下だと思って馬鹿にしているのかと思いきや……。
頑張って練習していて、しかも3年生なのに、先輩を差し置いて自分がAメンバーに選ばれたら周りからの声に出ない反感(?)を恐る。
その気持ち、分かるけど、実力主義の滝先生の元で1年間学んできた2・3年生なら、そんな事思わないでしょ。それに、久美子が言っていたように、毎日パート練習で一緒にいる低音パートのメンバーは、奏の実力を認めているし。夏希先輩と本音でぶつかった結果、3人ともAメンバーに選ばれて良かった。
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アニメから後追い。意外にも三人称叙述なのでアニメの軽さは控えめで、青春小説の趣が強い。長尺を弛まぬマクロな構成力と、フェティシュなまでのミクロな描写力のコントラストがおもしろい。
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キャラクターそれぞれが求めるものに葛藤を設定することで、ぶつかりあう人間関係をどう解消させていくか
というドラマづくりはこれまでの作品同様。
ここでは主人公が中間の二年生になるので、これまでにはなかった真ん中の視点から
同じユーフォパートの「実力はまだそれほど高くないけれど、人間的にはよくできた先輩」夏紀と
「優秀で、実力があるのにこれまではそれで人間関係で割りを食ってきた後輩」奏の間の葛藤が
描かれている。こういう対立軸が作品の中にいくつかあって、それらが同時並行的に進むという作品。
もう一つは、前作から引き続いての「友達に依存する性格だけど、努力と才能を兼ね備えた」みぞれと、「より自立的な性格で、相手を今まではひっぱってあげている立ち位置ではあったけれど、みぞれほどの才能はなかった」希美の葛藤。
それぞれにとてもリアルに心情が描かれながら、その葛藤をとても良い所に落とし込んでいくので読んでいて熱い気持ちになれる。
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音楽の上手い下手って誰がどうやって決めるのでしょうか
音楽を楽譜ミスしないで奏でられるかは最初?
では、ミスしてはいけないのか?
人が奏でる以上、
ミスはするんですよね。
そのミスをする場が、練習の場所なのか本番のステージなのか、
それともオーディションの場所なのか?
わざとミスしようとしてするのではなく、
ミスなくやろうと頑張っても、うまくいかない時もあります。
自分ではうまくいかなかったと思っても、
オーディションを聞いてくれている人もいるんですよね。
たった二人かもしれないけど、
去年から積み重ねたものがある二人だから、
込み上げてくるものがあります。
先に劇場版であらすじは知っていますし、
音楽は読みながら頭の中を流れている様ですが
小説で読めるから
より詳細に世界が彩られて感じられるのが
面白いです。