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精霊たちの家 下 みんなのレビュー

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みんなのレビュー13件

みんなの評価4.6

評価内訳

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紙の本

チリの女性作家イサベル・アジェンデのデビュー作にして、秀作です!

2020/05/29 11:48

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、チリの女性小説家であるイサベル・アジェンデ氏のとっても面白い作品です。内容は、主人公であるデル・バージェ家の末娘クラーラは念力や予知能力といった超能力を持っていました。彼女は家族の死を予言し、その結果、姉のローサが毒を飲んで死んでしまいます。自責の念にかられたクラーラは9年間の沈黙の後、ローサの婚約者だったエステーバン・トゥルエバと結婚します。エステーバンは荒廃した農場を再興して金持ちになっていました。やがてクラーラは3人の子供を産みます。さて、この続きは、一体どうなるのでしょうか。河出文庫からは上下2巻で刊行されており、同巻はその下巻です。とっても興味深いストーリーですので、ぜひ、多くの方にお読みいただきたい作品です!

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紙の本

矛盾と混乱に満ちたラテンアメリカの近現代史の全てを詰め込んだ物語

2018/05/27 22:35

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:KTYM - この投稿者のレビュー一覧を見る

チリ出身の女性作家イサベル・アジェンデの1982年作品。精霊たちの棲む「角の邸宅」と大農場ラス・トレス・マリーアスを舞台に矛盾と混乱と暴力と純愛に満ちたラテンアメリカ近現代史の全てを詰め込んだ物語。
精霊と交信し、三本脚の椅子を踊らせ、蓋を閉じたままのピアノでショパンを奏でるクラーラと、近代合理主義と資本主義的経営を体現し、血の滲むような努力の末に荒れ果てた農場を地域で最も豊か農場に育て上げたエステバン・トルゥエバが結婚する。クラーラとその娘ブランカ、孫娘アルバの三世代の女性たちの必ずしも幸福に満ち溢れたとは言い難い人生を主軸としながら物語は展開する。
図式的には(透視者クラーラに象徴される)精霊たちが棲む土着的世界と、(エステバン・トルゥエバに象徴される)西欧近代的価値観/行動原理の相克を軸にラテンアメリカの近現代史を描いたということなのだろうが、あまり堅苦しいことは考えずに、多彩な登場人物(反権力のカリスマ国民歌手、変態フランス貴族等)、奔流のように語られる出来事(マルクス主義運動、農地改革、降霊術、革命、クーデター、恐怖政治、更には大地震や蟻の大量発生まで)を楽しめば良いのだと思う。この矛盾、混乱、過剰さこそがラテンアメリカの現実なのだ(と想像する)。豊かな物語性でこの矛盾、混乱、過剰さを描き切るのがラテンアメリカ文学の魅力だと思う。
壮年期には傲慢で精力横溢し、男性至上主義の権化のような偉丈夫であったエステバン・トルゥエバは、軍政下でそれまで築き上げてきた財産を失い、老いさらばえ、身体も(文字通り)縮んでしまうが、精霊となったクラーラに見守られながら、最愛の孫娘アルバの腕の中で安らかな最期を迎える。悲惨な死に方でなくて、本当に良かった。

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紙の本

ラテンアメリカ文学の傑作

2017/09/15 05:22

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

超自然的な存在と日常が違和感なく共存しているところが良かったです。9・11でなくなった、サルバドール・アジェンデへのレクイエムも込められていました。

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2017/07/24 23:31

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2017/08/25 09:45

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2017/07/21 12:32

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2017/07/25 18:28

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2017/11/09 08:53

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2017/10/01 00:28

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2022/10/23 01:03

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2020/12/12 23:36

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2021/07/21 10:43

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2023/10/24 20:32

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