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カギ括弧「」の用途は、言葉の強調。
書籍などのタイトルには二重カギ括弧『』を使う。
この本を読むまで私は、言葉の強調に二重カギ括弧を使用していました。
今後はカギ括弧を使っていこうと思います。
曼荼羅←この言葉の意味・読み方ともに分かりませんでした。
勉強になりました。
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文章を書く上で大切なポイント
①読む人が知りたいことを書く②納得するように書く③興味を持つように書く④できる限りわかりやすく書く
情熱で書いて冷静に見直す。
主語と述語をねじらない。
主語と述語を近づける。
修飾語と被修飾語は近づけ、長いものから並べる。
言葉足らずは大きなリスク
同一情報はまとめて書く
品詞やチャンクはまとめて書く
「伝えたつもり」で満足することなく読み手に確実に「伝わる」ことが大事
専門用語や難しい言葉は使わず、わかりやすい言葉や表現に言い換える。
TPOに応じて、使う言葉・表現を変えられる人は「伝わる」文章を書く力がある。
カギ括弧をつけた箇所は読む人の視線(=意識)が自然と集まりやすくなる。
くどいくり返しを避けさわやかな文章にする。
例→その意見は悪い意見ではない→その意見は悪くない
文章には締りを持たせる。本筋と無関係な情報、同一表現の繰り返し、「~ということ・もの・ひと」という表現は避ける。
人の目線は横長が苦手。空白行を作ることで見栄えを良くする。→拾い読みができる。
事実と意見は分けて書く。二者の違いをしっかり意識すること。
明らかに納得のできない文章は書かない。論理(話の筋道)が崩れていないか?自分の意見・考えを一般化していないか?強引な「理由付け」「結論付け」をしていないか?よく吟味すること。
論理を整えること。読む人に「根拠が弱い「嘘でしょ」「関係ない話」「意味がわからない」「状況や条件によるのでは」「飛躍しすぎ」と言われないように。普段から話の筋を通すことに注力しよう。
「理由・根拠」は説得力を増す重要な材料。結論とセットで書くこと。
わかりやすい文章を書く人ほど“伝わらないリスク”に敏感。書き手と読み手の「当たり前」は必ずしも同じではないことを肝に命じる。
具体例を書ける人と書けない人。文章力に大きな差。
抽象的な表現と具体的な表現を行き来する書き方でより文章力を増す。
やや抽象(すばらしい、等)(具体的にどこがどういうふうに)⇐交互に繰り返すことで、他者の受け売りや一般論と一線を画すことができる。
テーマを絞ること。「何を見せて、何を見せないか」という情報編集能力が問われる。あれこれ見せては記憶に残らない文章になってしまう。
文章作成では演出力も重要なスキル。話し言葉を入れることで臨場感と迫力がアップして文章に動きが生まれる。
類語への言い換えセンスを磨く。読み手を飽きさせない。自分がよく書いているテーマに関連した専門誌を読む。大事なのは雑誌やサイトで見つけたフレーズを積極的に使うこと。
エピソード+気付きを使いこなせるようになると、SNSに対する共感も増える。
主張型では予想される反論への共感を入れる。
背景→主張→理由→具体例→予想される反響への共感→再び主張
提案・紹介型は仕事で使う提案書や企画書は��ちろん、商品やサービスを売るセールス文章にも応用できるテンプレート。
背景→提案・紹介→提案・紹介の理由(効果)→方法論→まとめ
人が興味・関心をひくのは起伏にとんだストーリー。赤裸々に語れば語るほど、強い共感が発生する。
挫折→転機→成長・成功→未来・展望
同じ助詞を連続して使うと読む人がストレスを感じるほか、要地な印象を与えてしまうこともある。「言い回しを変える」「読点や句点を打つ」「カッコを使う」「順番を入れ替える」などの方法でスマートな文章へ変更しましょう。
「こと」や「もの」には内容を抽象化する働きがあるため、あまり頼りすぎると文章がぼけやすくなる。冗長にもなる。
二重否定は目的を持って使う。「あいまい」「逃げ腰」「歯切れが悪い」と取られるケースもある。
漢語と和語。和語に言い換えるときは「どちらか一方の漢語を使った和語がないかな?」と考えてみる。こうした言い方は表現力アップにつながる。
漢字とひらがなのバランスを計算する。文章の目的や前後のバランスを考えて。比率はだいたい3:7。
文章を書くことが苦手な人は自問自答をしていない。1自分に質問する2その質問に答える3答えたことを書く。5W1Hを自分に質問する習慣をつけよう。
小中学生の親なら、子どもの文章力を伸ばしたいときに「書く前に話す習慣」が役に立つ。
「書けない」と思ったら「人に話す」や「人からの質問に答える」という形でアウトプットを心掛ける。
文章の切り口は一般論とは反対の切り口で書く。
積極的にメモをとることで文章力アップが見込める。「下書き→本番」の流れで書く方が文書力が磨かれる。
時間を空けて読み直すのは、自分の文章を客観的に見られるようになるから。「内容の不備」「流れの不自然さ」「言葉遣いの違和感」「誤字脱字」などに気付きやすくなる。
文章を書く時、人は例外なく自分自身と向き合う。「読む人」の気持ちについても考える。「内と外」の両方に意識を向けるプロセスはその人自身に大きな成長と成果をもたらす。
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2018.6.5
本を読み終えて…自分の書く文章が上手い下手という以前に、幼稚だと気付きました。
なぜかというと、"自分"の考えや思いを、"自分"が満足するように書いていたからです。
この本は、そんな自己満足にならない、"相手"に伝わる文章の基本を教えてくれています。
私のような書く事にまったく知識のない人にも、良い例、悪い例を使って、分かりやすく優しい言葉で書かれています。そして、より良い文章を考える、日々のちょっとした過ごし方も提案されています。
また、一つ一つの項目が3、4ページ程で短くまとめられており、飽きずにスイスイ読み進められました。文字のサイズもほどよく大きくて、年齢問わず読みやすいと思います。
書く事を学んだ人には当たり前の内容かもしれませんが、読んだ私はこれからの人生チョット変わるかもしれません。
読んで損なし!
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文章の書き方、文章内容の情報収集の方法などが書かれている。
なるほど、なるほど、と読み進められた。
本書に書かれている内容を頭に入れつつ、書く回数を重ねていけば、ただ書くよりも、早くうまく書けるようになれそうだと感じた。
個人的には文章のテンプレートがとても参考になった。
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「伝わらない文章」が「伝わる文章」になる がこの本の売りです
けっこうまとまっていて、わかりやすかったとおもいます。
伝わらない、読みにくい、言い回しがくどい、読者の顔が見えていない、書き出しがつまらない、内容が薄いなどなど、プロの世界は甘くない
文章力を伸ばすためには、書き方の基本とコツを身につけてしまうことが肝心です
■わかりやすい文
文章を書くときに、いちばん大切にしていること それを「読み手本位」です。
①読む人が知りたいことを書く
②読む人が納得するように書く
③読む人が興味を持つように書く
④できる限りわかりやすく書く
情熱で書いて、冷静で直す
一文一義、そして一文は長くても60文字程度
主語と述語を正しく対応させること ×目標は~ゴールします → 〇目標はゴールすることです
主語と述語はできるかぎり近づけること
読む人がすぐ理解できるように、修飾語と被修飾語の配置を適正化する ×無責任な新人の発言 → 〇新人の無責任な発言
必要な情報が文章に盛り込まれていないと、読み手に正しく理解してもらえない
適切な語尾を選ぶ
行かざるを得ない
行かなければならない
行くしかない
行く必要がある
行かない訳にはいかない
専門用語は使わない、誰もがわかる言葉で書く
かっこをうまく使う ①言葉の強調 ②意味の区切りを明確にする
同じ語を重ねない → 省くか、別の類語に変える
ムダを切って、分かりやすくする
①本筋と無関係な情報
②同一表現のくり返し
③副詞&形容詞
④くどい言葉
⑤意味のない言葉
ブログ向け
①1行の文字数を短め
②空白行を入れる
■説明に困らない
事実と意見を分けて書く
納得できない文章を書かない
①論理が崩れている
②自分の意見を一般化している
③強引な結論づけ、理由付けをしている
論理を整える
なれない用語の説明を入れる
数字や固有名詞をいれて具体的に
理由や根拠を明示する
具体と抽象をいったりきたりする
テーマを絞る
何を見せて、何を見せないかを決める
類語への言い換えを使う
たとえ、比喩を入れる
オノマトペ 擬音で雰囲気を表現する
■文章テンプレート
・結論優先型 結論⇒理由・根拠⇒具体例⇒まとめ ◎
・エピソード気づき型 エピソード⇒気づき⇒結論
・列挙型 全体像⇒列挙1⇒列挙2⇒列挙3⇒まとめ
・主張型 背景⇒主張⇒理由⇒具体例⇒予想される反論への共感⇒再び主張 ◎
・時系列型 プロローグ⇒ステップ1⇒ステップ2⇒ステップ3⇒エピローグ
・重要度型 重要度1⇒重要度2⇒重要度3⇒補足 ◎
・比較型 情報1⇒情報2⇒1・2の比較
・提案・紹介型 背景⇒提案・紹介⇒理由⇒方法論⇒まとめ
・ストーリー型 挫折⇒転機⇒成長⇒未来
・序論・本論・結論型 序論⇒本論⇒結論 ◎
■うまい文章のコツ
読点の打ち方
接続詞をうまく使う 並列、順接、逆接、添加、対比、選択、言い換え、説明、補足、例示、転換
が 逆接 たっぷりと寝たが、疲れはとれなかった 留保 忙しい1年だったが、とても充実していた。 ⇒が をつかわないで2文に分ける
助詞 の、は、が、に 等を連続して使わない 太郎の弟の次郎のお気に入りのカフェ
こと、もの を多用しない 不要ものは消す ×将来のことを計画することが好きだ ⇒ 将来の計画を立てることが好きだ
二重否定を使わない
です・ます と、だ・である を混在しない
漢語と和語 ひらがなと漢字の比率は、7:3ぐらいで
自問自答する 自分に質問する ⇒ その質問に答える ⇒ 答えたことを書く
書いたら声に出してみる
メモを活用する
①下書き
②健忘
③記憶力効果
④気づき
⑤アイデア創出
文をねかせる
印刷してチェックする
人に見てもらう
ネガティブな表現⇒ポジティブな表現へ
残念ながら、その文章では伝わりません だいわ文庫
著:山口 拓朗
目次
はじめに
序章 書く前の準備で大切なこと
第1章 もっと早くわかりやすい文章を書く
第2章 説明に困らない文章を書く
第3章 文章テンプレートを使って速く書く
第4章 「うまい」と言われる文章のコツ
第5章 編集者も唸る文章を書く
ISBN:9784479306597
出版社:大和書房
判型:文庫
ページ数:272ページ
定価:740円(本体)
発売日:2017年07月15日第1刷