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主に江戸以降の日本画・西洋画のちょっとエロいかなーと思えるような絵を集めたもの。ただ、そこに惹きつけられる何か、狂気のような何かがある。
写実性の高い作品が多く、リアリティだけでも惹きつけられる魔力がある。そして、そこにエロさとか狂気とかの要素が相まって……。
都条例だとかエロ本のアクセスのしやすさ云々あるけど、今始まったことじゃないよなー昔からだよなーと改めて。美女とおっぱいは結局普遍的なものであるのかも知れない(戯言)
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日本における「女」に対する、美しさ、儚さ、その裏側にある怨念や凄味を感じさせる美人画がたくさん収録されており、
持っているだけでなんだか呪われそうだな、なんて思ってしまう。
岩井志麻子の「ぼっけえきょうてえ」の表紙になっている絵も収録されていたので、購入。
怪しい
妖しい
また、
悲しい
恨めしい。
前半に多く出てくる舞妓や大夫、遊女の絵は圧巻。
実際にそういった姿で春や芸を売る人たちになかなかお目にかかれない現代人としては
本当に得体の知れない怖さがある。
見た目の涼やかさと裏腹な、燃えるような心。
もしくは、ストレートすぎる表現。
美人画は美人画だけれど、なんだかとても気持ちが悪い。
後半には現代の漫画家の「あやしい美人画」も載っていて好印象。
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「あやし」を漂わせるあやしい魅力の美人画を紹介し、解説。
第一部 東西のあやかし 第二部 広がるあやかし
特集 あやしのいぶき コラム あやしの造形
作品リスト、写真提供協力一覧有り。
何とも言えぬ、そこはかとした「あやし」が見出される、
日本人画家の美人画の数々を紹介し、その眼差し、動き、
形相、仕草が示すものは何かを解説する。
江戸以前~江戸時代の風潮、明治期以降の西洋美術の影響、
大正期の日本画壇の挑戦、女流画家の表現など、
「あやし」が漂う作品をピックアップしています。
題材やシチュエーション、その生き様を表現する作品には、
女性(児小姓も)の内面を幻想的に描いた姿がある一方、
リアルで生々しい、ある意味異様で歪んだ姿もあります。
妖気や情念、狂乱、恐怖を怪しい、妖しい感情が沸き上がる。
なんだか夢に出そうなほど、心を捉える執着まで感じてしまう。
著名な画家も多いし、実際に鑑賞した作品もありましたが、
初めて知る画家たちの個性を知ることが出来たのは、良かった。
甲斐庄楠音、北野恒富の迫力のある表現の凄まじさ。
後半の幽霊や怪異の絵が大人しく思えてしまうほどに、凄い。
但し、中にはこれって「あやし」?と思う絵もありました。
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なぜか惹きつけられる怪しい魅力がある絵。
『横櫛』『少女』『無題』『花がたみ』『地獄太夫がいこつの遊戯をゆめに見る図』『四代目市川小団次の於岩ぼうこん』
に惹きつけられた。
美しいものは好きだ!