紙の本
蝶の力学
2021/01/01 14:38
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投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
第7弾です。如月塔子と鷹野秀昭のコンビが急接近かな。今回は鷹野の入院で中途半端でありましたが、塔子に最後は花を持たせるなどいい感じで終わっています。現時点で続編が4作も出ています。今後の展開が気になりますね。謎解きは快調です。
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シリーズ第7弾。
住宅街で発生した強盗殺人事件。
被害者の妻も負傷した状態で拉致されたと見られ、妻の消息を追う塔子達第十一係のメンバーたち。
そんな中、新聞社に犯行声明のメールが届く。
「クラスター16」と名乗る犯人は、第2の殺人として拉致した妻の遺体を公園に遺棄する。
犯行声明に振り回されながらも、捜査を進める塔子たちだったが、この事件の少し前から鷹野の様子がいつもと違い、捜査中に二人が口論となり、別行動したことから鷹野が何者かに襲撃され、重い怪我を負う。
捜査から外れてしまった鷹野の代わりに、塔子は今作で初めて尾留川とコンビを組むことに。
鷹野の鋭い筋読みが無い分、やはり面白さも半減。
尾留川と組むことで、新しい一面も見れたと言えば、見れた気もするが、シリーズも回を重ねると犯人のパターンも読めて来てしまうので、それはしようがないのかなぁ。
「遊撃班」と言う名の捜査の一貫性の無さや、ミスリードしているのがばればれで、トリックに凝っていた割にはイマイチ。辛口でごめんなさい!
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塔子たち十一課が活躍する7作目。周りからは「無敵のイレブン」と呼ばれているらしい。
あらすじ
若い資産家が殺害後、喉に花を活けられた状態で発見される。妻は行方がわからないが、新聞社に「クラスター16」と名乗る犯人から予告状が届く。頼みの鷹野は、亡くなった相棒の姉と連絡を取っていて、事件に集中できず、塔子とはチームワークが合っていない…。
久しぶりに悩む塔子の印象。鷹野と二人でマイペースに事件を解いていたのとは違って、だんだん成長してくんだな。塔子と尾留川のコンビも若々しくて楽しかった。
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安定の面白さ。今回もよかった。気づけばぐいぐい引き込まれている。もう7作目なんだな。
劇場型犯罪にしてはちょっと地味な気もするけど。
続編も出てるみたいですが、塔子と鷹野が今後どうなるとか、そういう恋愛要素入れてほしくないな。。
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警察小説として、捜査の過程やシリーズものならではの人間関係など楽しみどころが沢山あったけれど、犯人の行動は知識も咄嗟の判断力も実行力も高すぎて、それはないだろうと思ってしまう。
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気づけば、もうシリーズ7作目になるんですね。すっかり馴染みとなった「無敗のイレブン」こと捜査一課第11係の面々たちの活躍は、自分にとってはもうサザエさんクラスのお馴染み感があります。
ただ、それは裏を返せば新鮮味が薄れてきたとも言えるわけで、驚きや予想外の展開を期待されることが多いと思われるミステリという分野では、あまり良い方に作用するとは思えません。
やはり本作も総じてそのような印象を受けてしまい、読後の感想としては「事件が解決してよかったね」程度の感想しか抱けていなかったりします(尾留川の活躍は“見栄え”する内容でしたが)。
唯一、今後の展開に希望が持てる点があったとすれば、過去に鷹野とコンビを組んでいた沢木の話が出てきた点。8作目以降で彼の死に関する真相が明かされていくのかなーと、妄想が捗ります。
とはいえ、それだけのために1冊の本を買うための出費と読了するまでの時間とを消費させられているわけで、そこに納得感があるかと問われるとちょっと微妙な気持ちなってしまうのは確か。
次回作で本作への先行投資が高いものではなかったと思わせてほしいものです。
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201707/面白かったし、シリーズものならではのお馴染み感もあって楽しめるんだけど、事件パートはちょっと物足りず。途中で出てくる業界用語のとこも(私が同業界ってこともあるが)わざとらしさが強く…。塔子と鷹野の進展にはいまいち興味ないので、会話もいちいち冗長に思える(でもファンにはきゅんとたまらないのかも)。とはいえ、今後も楽しみなシリーズではある。
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ドラマ→本書
いやはや、ドラマと全然違うやないかーい!笑
ドラマではこのシリーズで鷹野主任が居なくなってしまうので、その辺どうなるのだろうと思いながら読んでいました。
最初からいつも通りじゃない鷹野主任。
鷹野主任からお荷物扱いのようなことを言われる塔子。
ギクシャクする2人。
そんな折に鷹野主任は負傷し、今度は尾留川とコンビを組むことになった塔子。
今作で尾留川の刑事としての働き、中々関心しました。
舐めてた。ごめんね尾留川さん。
最後に鷹野主任と話す所超イイネ!!!
『主任』と『さん』
別にどっちでもいいけど……とか言いつつ『さん』で呼んで欲しいんだろわかってるって!!
本当に毎回この2人にはニヤケさせてもらってますありがとう。
次回も楽しみ。
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シリーズ一作目から読んでいるので、読むともはや家に帰ってきたかのような安心感がすごい(笑)
シリーズもここまでくると、塔子さんも先輩方までにはいかずとも随分、成長してきている。
今回も悩み、立ち止まり、もがき、葛藤し、新しい相棒と組んだりと色々な事がありながらも事件解決に向かって進み続ける。
最後のくだり、ほっこりした終わり方で微笑ましかった。
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うーん。
星3.5かなぁ。
シリーズも進んできたし 書き手としては 鷹野主任が入院して 新しい一歩を踏み出す塔子が見どころなんだろうけど
わたしが読みたかったのとは ちょっと違ったかなぁ。
虚空の糸あたりから 塔子も頼もしくなってきて 鷹野主任とのコンビも 塔子のヒラメキと鷹野主任の緻密な捜査の 絶妙な組合せが 巻を増すごとにブラッシュアップされてきてる気がして良かったんだけどなぁ。今回もさらに輝きを増したであろう絶妙なコンビネーションが読みたかったので残念。あと 毎回最後の一捻りが なるほどねーって感じだったんだけど 今回はあまり冴えてなかったような…。
鷹野主任のキャラも今回ちょっとブレてて いつもと違う人間鷹野を描きたかったんだろうけど 鷹野主任はいつもの鷹野主任の方がいいなぁ。
モンクばっかりになっちゃいましたねー 笑。
シリーズを書き続けるって大変なことだし ノッテるときと イマイチなときが あるのは仕方ないのだろうとは思う。
わたし的には このシリーズ 虚空の糸から聖者の凶数あたりが1番面白かったような。今後またグッと上り調子になってくれることを祈ってまーす。
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青い供花は、喉で咲く。劇場型犯罪を推理で追え!
惨殺された若き資産家の喉には可憐な花が活けられ、その妻は行方をくらました。新聞社には「警察とのゲーム」を仄めかす挑発的なメールが届き、殺人分析班は怨恨の線で動き出すが、犯人の魔の手は警察にも及ぶ。
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惨殺された若き資産家の喉には可憐な花が活けられ、その妻は行方をくらました。新聞社には「警察とのゲーム」を仄めかす挑発的なメールが届き、殺人分析班の如月塔子ら警察は怨恨の線で動き出す。しかし犯人の魔の手は警察にも及び、ついにー。
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シリーズ第7弾。今回は鷹野主任が負傷して離脱したので、如月さんはじめ11係の皆さんが今まで鷹野主任に頼りすぎていたかも…やるぞ!と気合の入り方がいつもと違いました。そこが面白かった。
離脱直前の鷹野主任は動揺してたにしても言い過ぎな気がするので、殉職した後輩の沢木さんのことは随分と心残りなんだろうな。
しかし!そのシーンでの如月さんの「鷹野さん」呼びを搬送中からずっと考えていたり、毎度おなじみの河上さんに気をもむところはやっぱりこう。。
今回の事件は猟奇性ありの劇場型犯罪とはいえ、その全ては捜査を撹乱するためというのがう〜ん…でした。やりたいからやって欲しかった、というのを犯罪者に求めるのはフィクションとはいえどうかしていますが。看護師の元同僚と美術商の方はかなりびびったと思います…美術商はともかく、看護師さんの方はただの良い人だった。
沢木さんの事件も追っていくのか、続きも楽しみです。
この巻はドラマ化されているけど改変がかなりあったんだなぁ。沢木さんにあたる人のお姉さんが菊地凛子さんだった時点でただでは済まないと思っていたけれど。。
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警視庁殺人分析班シリーズの「女神の骨格」を読んだ。面白かったので、次にこの作品を読んだ。タイトルの「蝶の力学」はあまり意味はなかった。警視庁捜査第一課殺人班捜査第十一係の如月塔子と先輩刑事鷹野秀明が活躍するシリーズだが、今回は最初の方で、その鷹野が、犯人に刺されて、入院し、別の先輩刑事と組んだ如月が、周りの助けを得ながら、活躍する。
今回の殺人事件のネタ、保険金の「同時死亡の推定」は結構多くの刑事物に採用されている。別に新しくはないが、途中で、このネタが、直ぐわかってしまったのが惜しい。最後は少し捻ってくれてはいるが、もう少し捻って欲しかった。でも面白かった。
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面白かったけど、犯人わかって真相が分かったときこの人こんなに頭良い設定だったっけ?って思った。
こんなに上手くいくもんかねぇと。